生きる意味がないと悩んでいた私が、自分なりの答えを見つけるまで

生きる意味がない
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最終更新日 2026年6月26日

実は私自身、20代の頃は何度も「生きる意味がない」と悩んでいました。

毎日仕事をして、休日を過ごして、また月曜日が来る。

そんな生活を繰り返しながら、「自分は何のために生きているんだろう」と考えていたのです。

竜崎
当時は生きる意味を見つけなければ幸せになれないと思っていました。

ですが今振り返ると、その考え方自体が自分を苦しめていました。

なぜなら、生きる意味はどこかに落ちている答えではなく、自分で作っていくものだったからです。

この記事では、私自身の経験とヴィクトール・フランクルのそれでも人生にイエスと言う」の考え方をもとに、「生きる意味がない」と感じる人に伝えたいことを書いていきます。

 

私が「生きる意味がない」と悩んでいた頃の話

私自身もそうでしたが、「生きる意味がない」と悩む人にはいくつか特徴があります。

その特徴とは以下の3つです。

  • 人生に期待しすぎている。
  • 将来のことを考えすぎている。
  • 自己肯定感が低い。

 

人生に答えを求めすぎていた

生きる意味がないと悩むのは、人生に期待しすぎていることが多いです。

たとえば、「人生にはもっと楽しいことがあるはずだ」「もっと感動したり嬉しいことがあるはずだ」と思ったり。

こうした考えは生きる意味が見つかるどころか、人生に絶望する原因になります。

実際、人生にはそこまで楽しいことや嬉しいことはありません。

竜崎
もちろん、毎日楽しく生きている人もいるのは事実ですが、そうした人は楽しいことが多いのではなく、何でも楽しむ姿勢を持っています。

多くの人は「なにか楽しいことないかなぁ~」と言いますが、それは人生に期待している状態です。

ですが、人生には楽しいことよりもうまくいかないことのほうが多かったりします。

その理想と現実のギャップこそ、「生きる意味がない」と悩む原因になるのです。

人生に期待することが悪いわけではありませんが、「人生には生きる意味があるはずだ」という考えが自分を苦しめることにもなります。

 

行動せずに将来ばかり考えていた

生きる意味について考えるときは、大体が将来のことを考えています。

それも現時点での人生がそのまま将来も続くと思って、自分の未来を想像しているのです。

ですが、将来のことを考えすぎるのも「生きる意味がない」と感じる原因になります。

竜崎
不安ばかり考えていれば人生がつまらなくなるのは当たり前ですよね。

たとえば、年代別の将来への不安には以下のようなものがあります。

  • 10代~20代前半⇒進路や就職、結婚への不安。
  • 20代後半~30代⇒「自分の人生はこのままでいいのか」という不安。
  • 40代~50代⇒老後への不安、肉体的な衰えからのミッドライフ・クライシス。

人は不安なことやネガティブなことを考えると、その状態が将来も続くと思ってしまいます。

今が楽しくなければ、将来の人生も楽しいことはないと思い込み、「生きる意味がない」と感じるのです。

ですが、今の人生がそのまま将来も続くかどうかは自分次第。

行動しなければ人生は変わりませんし、行動すれば少しずつ人生は良い方向へと変わっていきます。

将来への不安を消すためには行動するしかありません。

それが結果として生きる意味にもつながっていきます。

 

自分には価値がないと思い込んでいた

自己肯定感が低いことも、「自分には生きる意味がない」と考えがちになります。

自己肯定感とは、自分の価値や存在意義を含め、自分の人生すべてを肯定する感情のことです。

自己肯定感が低いと
  • 自分に自信がないから、優柔不断になる。
  • 過剰に承認欲求を求めてしまう。
  • 他人に依存しがちになる。
  • 自分には「生きる意味がない」と考えがちになる。

一方、自己肯定感が高いと、人生を楽しむことができ、生きる意味で悩むことも少ないです。

自己肯定感が高いと
  • 自分に自信を持っている。
  • 積極的に行動して、人生を良いものに変えていける。
  • 他人との人間関係を大事にしている。
  • 生きる意味で悩むことが少ない。

自己肯定感は人生を楽しむために必要な感情です。

自分の人生を肯定できなければ「生きる意味がない」と悩んだり、「自分には存在価値がない」と考える原因になります。

人生は他人と比べるものではありません。

自分の人生を自分で肯定できてこそ、自分だけの生きる意味を見つけられるのです。

 

生きる意味を探し続けて苦しくなった私の体験談

今でこそ私は「生きる意味がない」と悩むことはほとんどありません。

ですが昔は、自分が何のために生きているのかわからず苦しんでいました。

  • 仕事をしていても満たされない。
  • 休日になっても楽しくない。
  • 将来のことを考えると不安になる。

そんな状態が何年も続いていました。

 

「生きる意味がある人」になろうとしていた

当時の私は、生きる意味を持っている人が羨ましく見えました。

夢に向かって頑張っている人。

仕事に情熱を持っている人。

やりたいことが明確な人。

そういう人たちを見て、「自分には何もない」と感じていたのです。

ですが今振り返ると、それは他人と比べていただけでした。

 

生きる意味は探すものではなく作るものだった

フランクルの本を読んで気づいたのは、生きる意味は最初から用意されているものではないということです。

誰かから与えられるものでもありません。

日々の行動や経験、人との関わりの中で少しずつ作られていくものです。

竜崎
この考え方を知ってから、私は「生きる意味が見つからない」と悩むのをやめました。

代わりに、「今日できることをやろう」と考えるようになったのです。

 

フランクルが語る「生きる意味」の見つけ方

生きる意味を考える上で大事なのは、自分の価値をしっかりと認識することです。

冒頭で紹介した本の著者であるフランクルは、人間の生きる意味に3つの価値を提唱しています。

それが「創造価値」「体験価値」「態度価値」です。

 

創造価値|何かを生み出すことで人生に意味が生まれる

「創造価値」は「何かを作る」「行動する」「生み出す」ことで人生に意味を見出すというものです。

たとえば、職人や芸術家といった仕事は、他人や社会のために何かを作っているという思いから、人生に意味を感じることができます。

自分は誰かの役に立っている、社会のために仕事をしていると感じられれば、そこに生きる意味が生まれるのです。

竜崎
創造価値は何も仕事だけに限った話ではありません。

趣味で音楽をやっていたり、写真を撮ったり、文章を書いたり、モノを作ったりなどの作業もすべて創造価値の中に分類されます。

最近ならYoutubeのゲーム実況なども「他人を楽しませている」という価値があるため、創造価値を生み出しているといえるでしょう。

創造価値の例
  • 文章を書く。
  • 写真を撮る。
  • 楽器を演奏する。
  • 何かモノを作る。
  • ゲーム実況などの動画など。

ニーチェは「人間は同じ人生を何度も繰り返している」と述べ、「永劫回帰」という概念を提唱しました。

そのニーチェが永劫回帰の世界の中で、「人が絶望せずに生きていくためには、芸術に没頭することが必要だ」と述べています。

竜崎
これは言い換えると、「創造価値を感じながら生きろ」という意味です。

人は何かを作っているときや、芸術に没頭しているとき、「生きる意味がある」と感じられるのです。

 

体験価値|人生を味わうことにも意味がある

創造価値は、芸術に没頭したり、何かを作ったりすることで得られるものです。

ですが、人によってはさまざまな事情から何かを作ることができない人もいるでしょう。

そうした人が生きる意味を感じる方法に「体験価値」があります。

竜崎
体験価値とは、何かを体験しているときに感じる価値のことです。

たとえば、音楽を聴いているときや本を読んでいるとき、友達や恋人と過ごしているときなど、何かを体験しているときに生きる意味を感じる。それが体験価値です。

体験価値の例
  • 音楽を聴く。
  • 映画を見る。
  • 本を読む。
  • 友達と話す。
  • 綺麗な景色を見る。

「生きる意味がない」と悩む人にも、何か1つぐらいは楽しいと感じることがあるはずです。

仕事で嫌なことがあっても、気の合う友達や好きな恋人と過ごすことで明日からまた頑張ろうと思える。

これは体験価値が生きる意味につながっている状態です。

体験価値は感受性がある限り、誰でも感じられます。

竜崎
逆に言えば、感受性が低下している人は体験価値を感じづらいです。

どんなに楽しいことでも、はじめからつまらないと思いながらやればつまらないものになってしまいます。

体験価値を感じるには、1つ1つの出来事を積極的に楽しもうとする意思が必要です。

 

態度価値|苦しみの中でも価値は生まれる

フランクルは創造価値や体験価値で生きる意味を見出せなくなった場合でも、「人間には生きる価値がある」と述べています。

たとえ病気や貧困で創造価値を生み出せずとも、不自由な環境で体験価値が奪われても、人は自分の運命を受け入れる姿勢を持つことで、周りの人たちに影響を与えることができる。

それが「態度価値」です。

竜崎
多くの人は何か思い通りにならないことがあったり、嫌なことがあったりすると自分の運命を恨んだりします。

ですが、どんなに悲惨な運命でもそれを受け入れる態度を示すことで、他人に対して自分の価値を発揮することができます。

それが自分の生きる意味にもつながるのです。

態度価値の例
  • つらい状況でも、他人に対して明るく振舞う。
  • 病気になっても自分の運命を恨まず、周りの人に感謝する。
  • 誰もが諦めるような状況でも、歯をくいしばって頑張る。

態度価値はどんな状況にある人でも、目の前の状況に対する自分の態度次第で誰でも実感できる価値です。

自分には何もないと思っている人でも、頑張る姿や努力する姿を他人に見せるだけで周りの人たちを勇気づけることができる。

フランクルは、病気で寝たきりの人が必死に生きようとする姿を見て感銘を受けたと述べています。

どんな人であっても、人は一生懸命生きているだけで価値のある存在なのです。

 

【まとめ】生きる意味は見つけるものではなく作るもの

私も、昔は「生きる意味を見つけなければ幸せになれない」と思っていました。

ですが今振り返ると、生きる意味は見つけるものではなく、日々の行動の中で作っていくものだったと感じています。

  • 文章を書くこと。
  • 本を読むこと。
  • 誰かの悩みを解決すること。
  • 家族や友人と時間を過ごすこと。

そんな小さな積み重ねが、結果として人生の意味につながっていました。

もし今、「生きる意味がない」と悩んでいるなら、無理に人生の答えを探す必要はありません。

まずは今日できることを一つやってみてください。

生きる意味は考えるものではなく、生きる中で少しずつ見えてくるものだと私は思っています。

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