最終更新日 2026年6月22日
私は20代の頃、「何のために働いているんだろう」と何度も考えていました。
会社員として働いていた頃もそうですし、独立した後も同じです。
仕事が嫌だったわけではありません。

本を読んでも、成功者の話を聞いても、納得できる答えは見つかりませんでした。
だから私は、自分なりに10年以上考え続けました。
そして今は、「人は生きるために働く」という、とてもシンプルな答えに落ち着いています。
目次
人は何のために働くのか?
まず前提として、働く意味についてはすべての人が納得できる正しい答えがあるわけではありません。
お金のために働く人もいれば、仕事内容にやりがいを持って働いている人もいます。
ただの暇つぶしで働いている人もいれば、夢や目標を持って働いている人もいます。
働く意味は最終的には自分自身で見つけなければならず、他人の答えが自分の答えになるわけではないのです。
私がたどり着いた答えは「生きるため」
結論から述べると、「働く意味」について何年も悩んだ私がたどり着いた答えは、人が働くのは「お金のためであり、生きるためであり、食べるため」という根も葉もない答えです。
世の中の成功者やお金持ち、ビジネス本や自己啓発本の中には「お金のために仕事をしているわけじゃない」という言葉がよく書かれています。
ですが、この甘い言葉に騙されてはいけません。
人間が働くのはお金を稼ぐためであり、生きるためであり、食べるため。
これが仕事の真理であり、人生の道理。
働く意味について悩む人の多くは、何かしらの意味を求めがちですが、現実にそんなものは存在しません。
あるのは、「お金のために働く」「生きるために働く」「食べるために働く」という、厳然たる事実です。
もちろん、人によっては違う答えを持って働いている人もいますし、素晴らしい仕事観を持って働いている人もいます。
ですが、そうした人たちも「何のために働いてお金を稼いでいるか?」と問われれば、「衣食住のために働いてお金を稼いでいる」と認めざるを得ません。
結局、お金なしでは生きられない
現代では、「お金のためではなく、やりたいことをやっているだけです」と語るインフルエンサーやビジネスマンはたくさんいます。
ですが、現代社会の中では何をやるにしても、やりたいことをやるには必ず「お金」が必要です。
そして、やりたいことをやるにはまず生きなくてはならず、生きるためには食べなくてはなりません。
つまり、やりたいことが何なのかはともかく、やりたいことをやるには「生きるため」「食べるため」にお金が必要になり、そしてお金を稼ぐためには働かなくてはならないのが現代社会です。
- お金がないと衣食住が確保できない。
- やりたいことがあっても、お金がないとできないことも多い。
このことを前提にして考えると、「働く意味=お金のため」なのが明確になります。
映画にもなった「闇金ウシジマくん」というマンガの中には、主人公のウシジマくんが「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ」と言っているシーンがあります。
私はこのセリフが好きなのですが、これはまさに働く意味の真理を捉えている言葉です。
私たちはどれだけ理想や夢を語っても、現代社会ではお金なしに生きることはできません。
日本で何かモノを買ったり、住宅に住んだり、税金を払ったりするためには「円」というお金が必要になり、これは日本国に住んでいる限りは誰もが従わなければならないルールです。
何かをするためには必ずお金が必要であり、全てに必要なお金を稼ぐために、人は働いている。
しかし、だからといって「お金を稼ぐために何かを犠牲にしよう」というわけではありません。
「お金こそがすべて」「お金さえあれば何でもできる」という思考回路になると、「お金がなければ何もできない」「お金がないと幸せになれない」という間違った考えを持ってしまいます。
大事なのは、自分に必要なお金の量を知っているかどうかです。
お金は大切だが、お金だけを追うと苦しくなる
よく言われるように、幸せを感じるハードルは上げるよりも下げるほうが圧倒的に難しいです。
ですが、自分なりの幸福のハードルを持ち、ハードルを周りよりも低く保っていればお金はそこまで必要ありません。
それが結果として、働き方の選択肢の多様化をもたらします。
幸福のハードルが低いと自分にとって必要なお金を稼ぐだけですむので、精神的に追い込まれるブラック企業で無理に働く必要はありません。
- 何気ないことに幸せを感じられるので、お金で幸せを買う必要がない。
- 必要以上のお金を稼ぐ必要がないので、働く時間を短くできる。
- 働く時間を短くできるということは、仕事の選択肢の幅が広がる。
働く意味について悩む人の多くは、仕事への不満と身体的なストレスが大きな原因となっている人が多いです。
そこでまず、「自分にとって害のある時間を減らすにはどうすればいいか?」を考え、自分の価値観や幸福感について考えてみましょう。
お金に捉われて働くことは、自分を見失うことにもなりかねません。
何のために働いているのかわからない人は、お金は自分の価値観の中でどの位置にあるのか?自分が求める幸せには「お金」は本当に必要なのか?と一度自問してみるのがおすすめです。
私が考える「やりがい」の正体
働く意味は「食べる」「生きる」「お金」の3つが軸となっています。
ですが、ここで根本的な問題について考えてみましょう。
なぜ人は働く意味に悩むのか?
結論から言うと、それは仕事にやりがいを感じていないからです。
「やりがいのある仕事」を探しても見つからない理由
働く意味について悩む人は、「今よりやりがいのある仕事がしたい」「人の役に立っている仕事がしたい」と思っている人が多いです。
毎日同じ仕事の繰り返し、意味があるのかわからない作業、ただ1日早く時間が過ぎるのを待つ。
そんな毎日に嫌気が差している人も少なくありません。

ですが、そもそも「やりがい」というのは仕事そのものにあるわけではなく、自分で作り出していくものです。
やりがいは探すからこそ見つからず、「探す」のではなく「生み出すもの」としてやりがいを考えれば、今の仕事にもやりがいを感じることはできます。
やりがいは仕事の中で育てるもの
たとえば、接客業や販売業・介護職という職種は、一般的には「やりがいのある仕事」「人の役に立っていると実感できる仕事」と思われています。
お客さんやおじいちゃん、おばあちゃんからの「ありがとう」という言葉で「自分は役に立っている」と感じ、その仕事に対してやりがいを感じる。

ですが、そうした職種も仕事そのものにやりがいがあるわけではなく、みんな自分の心でやりがいを作っているのです。
たとえば、
- 「めんどくさい」
- 「だるい」
- 「やりたくない」
- 「早く帰りたい」
- 「休みたい」
- 「眠い」
と思っていれば、お客さんに「ありがとう」と言われてもやりがいは感じられず、どんな職種の仕事をしても変わりません。
やりがいとは決して「この仕事をすればやりがいを感じられる」「介護職ならやりがいがある」というものではなく、自分が仕事に対して思う気持ちによって感じるものなのです。
「あの人の仕事はやりがいがありそうだな」と思うのはすべて幻想でしかありません。
実際には、その人が自分でやりがいを作り出している姿を、それを見ている自分が「あの人はやりがいのある仕事をしている」ように見ているだけなのです。
主体的に取り組むと仕事は変わる
では、どうすればやりがいを生み出せられるのか。
それは、仕事に対して「主体的に取り組む」ようにすることです。
働く意味がわからなかったり、仕事にやりがいを感じられない原因の多くは、仕事を「やらされている状態」。
それを主体的に取り組む「自分からやっている状態」に変えれば、やりがいを感じて働くことができます。
✅主体的に取り組んでいる状態
自分の頭で考え、工夫しながら仕事に取り組んでいる状態。
✅受動的に取り組んでいる状態
上司や他人に言われながら、言われたことだけやる状態。
与えられた仕事を惰性でこなすのではなく、「仕事をうまくやるにはどうすればいいか」を常に自分の頭で考え、工夫し、実行すること。
「あいつは仕事が遅い」「やりたくない」「帰りたい」という余計なことは一切考えず、ただ目の前の仕事にだけ集中して取り組む。
仕事はやらされている状態ではただの「作業」に過ぎず、主体的に取り組んではじめて「仕事」になるのです。
好きな作業を知ることが大切
やりがいや働く意味は、自分の一番好きな作業を仕事にすることでも感じることができます。
たとえば、普段自分が「楽しい」「好きだ」と感じることを思い出してみましょう。
- ゲームをしているとき
- スマホをいじっているとき
- 友達と遊んでいるとき
- 音楽を聞いているとき
- 映画を見ているとき…etc
このように自分がやっていて楽しいと思うことを思い出し、その楽しいと思うことを作業に置き換えます。
ゲームをしているときが楽しいと感じるのであれば、「ゲームをしているときの何に対して楽しさを感じているのか」を考える。
頭を使ってクリアしているときが楽しいと思うなら、自分が好きな作業は「考えること」。
コツコツレベルを上げているときが楽しいのなら、「コツコツ作業」や「ルーティンワーク」が向いていると考えられます。
✅ゲームのレベル上げが楽しい
コツコツ作業、ルーティンワークが向いている。
✅頭を使って考えるのが楽しい
プログラマーや企画を考えるなど、論理的に考える仕事が向いている。
✅人と接するのが楽しい
接客業や営業職が向いている。
自分が一番好きな作業は、普段自分が楽しいと感じることを作業に置き換え、「どこに楽しさを感じているのか」を考えればわかるのです。
そして、その好きな作業に似た仕事をする。
そうすれば、やっている仕事は一番好きな作業なので、興味のない仕事をしているときよりもやりがいを感じやすくなります。
今の私が思う働く意味
20代の頃の私は、「やりたいことを見つけなければならない」「やりがいのある仕事をしなければならない」と思い込んでいました。
だからこそ、働く意味について何度も悩みましたし、自分に合う仕事を探して転職や働き方について考え続けていました。
ですが、30代になった今は少し考え方が変わりました。

生きるために働く。食べるために働く。
それだけでも十分です。
その上で、仕事を通して誰かの役に立てたり、自分なりの成長を感じられたり、好きな作業を見つけられたりすれば、それがやりがいになります。
私自身、今でも仕事が100%楽しいわけではありません。
めんどうなこともありますし、嫌になることもあります。

もし今、働く意味がわからず苦しんでいるなら、無理に立派な答えを探す必要はありません。
まずは今日を生きるために働く。
その先で、自分なりの意味を少しずつ見つけていけばいいのだと思います。
まとめ|働く意味は自分で作っていくもの
「人はなんのために働くのか?」という働く意味に対する私の答えは、「人は生きるために働いている」というもの。
働く意味の本質が「お金と生きるためと食べるため」だったとしても、やりがいを感じながら仕事をするのは大事なことです。

「仕事にやりがいがない」「何のために働いているのか」と悩む人は、まずはやりがいのある仕事をしてみましょう。
自分に合った仕事をしていれば、働く意味に悩むことなく、やりがいを感じながら楽しく働くことができるはずです。













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