最終更新日 2026年7月18日
男と女の友情は成立するのか。
この問題はいろいろなところで議論されてきましたが、どちらが正解かはいまだにハッキリしていない問題です。
デートのご飯代は男が奢るのか問題と同じく、男女の関係においてはどちらが正解か一概には言えない問題がたくさんあるものです。
実際、ご飯代は男が奢るものなのか、男と女の友情は成立するのかといった問題は「その人による」と言ってしまえばそれまでです。
男側から言わせてもらうと、デートのご飯代に関しては「可愛い子なら奢る」「ワンチャン行けそうなら奢る」、「タイプじゃない子には奢らない」「やれそうにないなら奢らない」という人が大多数だと思います。
「お前の答えはどうなんだ」と言われると、遊びでの細かいお金のあれこれは苦手なので、ご飯代に関してはデートならとりあえず出す、が一番めんどくさくないのでそうしています。
なので、お金を使いたくないときはデートなんてしないで家で本を読むのが一番満足度も高いです。
そんな話はさておき、男と女の友情は成立するのか問題です。
これに関しては、私の中でしっくり来る考えがひとつだけあります。
それは、「小学生からの幼なじみならあるけれど、大人になってからの出会いにはない」というものです。
男は女を求め、女も男を求める
男と女の友情は成立するのかを考えるとき、性の問題を避けて通ることはできません。
生物学上、地球には男と女の二種類しかいないため、否が応でも男は女を求めるものですし、逆もまたしかりです。
人間に性欲がある限り、男は交尾の相手として女を求め、女は受精の相手として男を求めます。これが人間の真理です。
でも、人間は単なる性欲に突き動かされる存在ではなく、社会的な動物でもあります。
犬や猫とは違い、人は他人と会話してコミュニケーションを取り、信頼の名のもとに人間関係を築き、互いに協力したり、助け合ったり、支え合ったりする生き物です。
同性であれば友情を築き、異性なら愛情を持ち、自分だけでなく他人のことを思いやる心、利他心を持ちながら生きているのが私たち人間なのです。
だからこそ、男と女の関係には性欲以上のもの、恋愛や愛情、さらに友情といった感情を持ちながら付き合うことができます。
と、ここまでが生物学上の人間、男と女に関する通念です。
でも、男と女の友情は成立するのかについての私の考えははじめに言ったとおり、「小学生からの幼なじみならあるけれど、大人になってからの出会いにはない」です。
人は情動には逆らえない生き物
なぜ私が「小学生からの幼なじみならあるけれど、大人になってからの出会いにはない」という考えにこだわるのかと言うと、人間は情動に突き動かされる生き物でもあるからです。
人は頭ではダメだとわかっていることでも、いざそういう場面に出くわすと情動に動かされてイケない行為をしてしまう生き物です。
浮気や不倫といったゴシップがなくならないのは、男は浮気するものだからという単純な理由ではなく、人は情動には逆らえない生き物だからなのです。
だから、男と女の友情は成立するのかという問題を考えるときは、性欲だけでなく情動の観点からも考えなければなりません。
もちろん、人によっては情動に負けず、自分の意思を貫き、自制心で自分を律せられる人もいるでしょう。
でも、多くの人はそんなに意思は強くなく、体に悪いとわかっていながらタバコやお酒を飲みますし、ダイエットは3日で失敗しますし、期待値が低いとわかっていながらも競馬や宝くじを買ったりします。
つまり、私たち人間は情動に逆らおうとしても失敗に終わるのがオチなのです。
男と女の友情についても、シラフで冷静かつ理性的に行動できるときは、男と女の友情は存在するかもしれません。
でも、深夜までお酒を飲んで自制心が弱くなり、暗い部屋に二人きりでロマンチックな空気が流れている場面に出くわせば、ほとんどの男女は友情よりも性欲に動かされてしまいます。
これが「大人になってからの出会いには、男と女の友情は成立しない」という言葉の意味です。
だけど、ひとつだけ例外があります。それが「小学生からの幼馴染なら、男と女の友情は成立する」というものです。
友情から始まるか、性欲から始まるかの違い
人は時間や場所、タイミングによって簡単に情動に負けてしまう生き物ですが、性欲を抜きにして男と女の友情が成立するのが「幼馴染」という関係性です。
幼馴染という関係性は、大人になってから男女が出会う関係性とは質が違い、大人になってからの出会いには「恋愛」「性欲」の2つが入っています。
でも、幼馴染という関係性の場合、出会ったのはまだ物心がついてそんなに経っていなく、恋愛や性欲といった感情が入っていません。
親や兄弟姉妹に対して恋愛感情や性欲が湧かないのと同じく、昔からの幼馴染に対してはそうした目で見れない防御機能のようなものが人間にはあるのです。
こうした関係性だと、深夜までお酒を飲んで自制心が弱くなり、暗い部屋に二人きりでロマンチックな空気が流れている場面になったとしても、ふざけた態度で空気を簡単に変えることができます。
たまに幼馴染と付き合ったり、結婚したりする人もいますが、その多くは性欲といった観点ではなく、友情の進化系として相手に愛情を抱くようになり、そのままゴールインしている人たちが多いです。
つまり、幼馴染からの男女の関係性は友情から始まるが、大人になってからの男女の関係性は恋愛と性欲から始まるのです。
なので、私は「小学生からの幼なじみならあるけれど、大人になってからの出会いにはない」と思うのです。
男と女の友情を成立させるために必要なこと
この記事の意見に対して、文句がある方もおられるかもしれません。
「いや、大人になってからの出会いにも男と女の友情は成立するだろ」「幼馴染からの関係でも友情より性欲に動かされることもある」
こうした意見がある方もいると思います。
もちろん、そうである場合もありますし、そうじゃない場合もあります。
男と女の友情は0か100かで語れるものではなく、そのときの状況や文脈にも大きく左右されます。
でも、人間は情動に突き動かされる生き物である、という考えを持ってからというもの、その考えは日に日に強くなっています。
個人的な経験から言っても、頭ではわかっているのに行動はてんで逆のことをしてしまったり、つい情動に突き動かされて腹を立てたりすることが多いです。
理想を言えば、常に冷静で感情に振り回されない人間でいたいと思うのですが、情緒が大きく刺激される場にいると、そうはいられないのが人間です。
男と女の友情は成立するのかについても、成立する場合もありますし、成立しない場合もあるとしか言えないのが現実です。
それでも、「小学生からの幼なじみならあるけれど、大人になってからの出会いにはない」というのはそこまで的外れな考えではありませんし、納得してくれる人も多いと思います。
結論としては、「男と女の友情を成立させたいのなら、友情が性欲に負ける環境に身を置かない」が正解です。
オデュッセウスがセイレーンの歌声には勝てないと悟ったように、私たちの情動は自分で思っているよりもコントロールできないものですし、感情には抗えません。
それなら、はじめから友情が壊れる可能性のある場面を避けるのが賢いやり方です。
自分の欲の強さを過小評価しないことが、男と女の友情を成立させるために必要なことなのです。












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