最終更新日 2025年6月20日
現代では若い人を中心に、友達の少なさに悩みを抱えている人が多いです。
ですが、その一方で、以下のような疑問を持っている人も増えています。
- 友達は必要なのか?
- 友達がいなくてもいいんじゃないか?
- 一人でいたほうがストレスもなくて気が楽。
実際、多くの人は人間関係による悩みを抱えています。

一般的には、「友達は多ければ多いほど人生は楽しくなる」と言われていますが、それは本当なのか。
今回の記事では、友達は必要かどうか、そして友達が必要な人と友達が必要ない人の特徴を紹介していきます。
友達は必要かどうか知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
友達は必要なのか
はじめにも言ったように、現代では「友達は本当に必要なのか?」と疑問を持つ人が増えています。
今の時代は娯楽やコンテンツが溢れかえり、友達がいなくても一人で十分楽しく生きられる時代です。

結論から言うと、「友達は必要なのか?」に対する答えは「自分の性格と気質次第」です。
現代人の友達への意識の変化
「友達は必要か?」という疑問には、多くの人が以下のように答えると思います。
- 「友達は人生の宝」
- 「友達と遊ぶのは楽しい」
- 「友達が人生を豊かにしてくれる」
こうした主張はよく本のタイトルになっていたり、幸せや人間関係の本の中に書かれているのを目にします。
しかし、現代では「無理してまで友達を持つ必要はない」と考える人が増えています。
なぜかというと、現代では1人でも楽しめる娯楽が増え、音楽も漫画もアニメも映画も、すべてほぼ無料で楽しめるようになったからです。

現代では「友達」は「コンテンツ」に置き換わりつつあり、テクノロジーは「友達との楽しい時間」を「1人でも楽しい時間」に変えてしまいました。
その結果、「実は無理して人間関係を維持していた自分」に気づいた人がたくさんいます。
「友達は必要か?」と考える人は、人間関係で疲弊していた人が多く、一人でも楽しめる時代になったからこそ「友達は必要ないのではないか?」と考えるのです。
自分は友達が必要な人間なのか
もし仮に、「楽しく生きること」だけを目的にしているのであれば、友達は必ずしも必要ではありません。
さきほど言ったように、現代には1人でも楽しめる娯楽やサービスはたくさんあり、お金もそれほどかからずに好きなことができます。
旅行にしても一人旅をする人が増え、ソロキャンプを楽しむ人や、一日中部屋に引きこもってゲームをして楽しく生きている人も少なくありません。

ですが、現実的な問題として、「友達なんて一人もいらない!」と割り切って生きられる人はほとんどいません。
人間は社会的な動物なため、一人で楽しく生きていても、ふとしたときに他人との関係を求めてしまうもの。
つまり、考えるべきは「人生に友達は必要かどうか」ではなく、「自分は友達が必要な人間なのかどうか」です。
友達が必要かどうかは自分次第
友達に限らず、人と一緒に行動すると、ある程度自由は制限されます。
1人だと自分が楽しければそれでよくても、友達と一緒にいると「良好な関係」のまま楽しまなければなりません。
その良好な関係を維持するために気を遣うと、友達と遊ぶことにストレスを感じたり、一緒にいても楽しさよりも精神的な疲労のほうが大きくなります。
友達と一緒にいるから楽しい人生になるわけではなく、友達が多いから人生が充実しているとも限りません。
友達や恋人と一緒にいることに幸せを感じる人もいれば、一人でゲームやアニメ、漫画や映画など趣味の時間を過ごしているときが幸せな人もいます。

一般的には、人間関係や友達は大事だと言いますが、それはあくまで多数派な意見なだけであって、「自分はどうなのか」とは関係がありません。
「自分はどういうときに楽しい気持ちになるのか」「どういう人生を生きたいのか」を考え、そこから友達が必要かどうかを考えればいいのです。
友達が必要な人
友達が必要かどうかは、人によって異なるため、自分がどちらのタイプなのか知ることが大事です。
ここからはまず、友達が必要な人はどんな人なのかを見ていきます。
以下に該当する人は、友達がいたほうが楽しく人生を生きられる可能性が高いです。
- 趣味が少ない人
- 共感が欲しい人
- 承認欲求が強い人
趣味が少ない人
人生を楽しむためには、趣味がないよりあったほうが良いのは言うまでもありません。
そして、趣味の過多によって、あなたに友達がいたほうが良いのかどうかがわかります。
趣味は人間関係の架け橋になるものですが、人間関係の希薄さを埋めてくれるのも、また趣味です。

人間にとってもっとも苦痛なのは「退屈」であり、退屈を感じている時間が多いほど、人生もつまらないものになる。
ここで大事なのは、映画を見たり、Youtubeを見たりするのは、人間関係を埋める趣味にはならないということ。
もちろん、毎日映画を何本を見るのが生きがい、Youtubeさえあればほかには何もいらない、というほど好きなのであればいいですが、多くの人は映画やYoutubeを「暇つぶし」としてしか見ていません。
暇つぶしにすることは趣味ではなく、作業と変わりがない。
そして、作業では心の隙間は決して埋まりません。
趣味が少ない人や、楽しいからやりたいと思えるようなことがない人は、友達との関係に時間を使ったほうが、人生が楽しくなります。
共感が欲しい人
友達がいることの最大のメリットは、うれしいことや楽しいことを共感できることです。
共感は人間関係の中でも重要なキーワードであり、人は共感しあうことで関係を深め、お互いを信頼することができます。
ご飯を一緒に食べておいしいと言い合ったり、いい景色を見てすごいと共感しあったり、楽しいことを一緒にやって笑い合う。
共感する人がいるほうがご飯がおいしく感じ、楽しい気持ちが2倍になり、悲しみが半分になると感じる人は、友達が必要な人です。
一方、友達がいなくてもご飯の味は別に変らない、一人でも楽しいことは楽しい、悲しいときは悲しいという人には、そこまで友達は必要ありません。

これはどっちが良いかという問題ではなく、たんなる本人の気質の問題です。
共感が欲しい人は、友達がいないと心が寂しくなり、人生の楽しみが格段に減ってしまいます。
女性はとくに友達とのおしゃべりが精神的な柱になっている人が多く、会話において共感を大事にしている人も多いため、男性よりも女性のほうが友達が必要な人は多いです。
承認欲求が強い人
承認欲求が強い人は、友達がいたほうが心が安定します。
なぜなら、友達は友達のことを簡単に認めてくれるからです。
近年はSNSなどの影響もあり、承認欲求がまるで悪者のように扱われていますが、承認欲求そのものは悪いものではありません。


人間である限り、誰しも少なからず承認欲求を持っているものですが、見るべきはその強さのほうです。
承認欲求は他人からでしか満たすことができないため、承認欲求が強い人ほど、友達や人間関係は多いほうが心が満たされる機会が多くなります。
他人から認められることで自分の価値を感じ、他人から必要とされることに喜びを感じるタイプの人は、友達が必要な人。
承認欲求が弱い人の場合は、他人から認められなくても、自分で自分の価値を感じることができるため、友達は必要ない人が多いです。
友達が必要ない人
次に、友達が必要ない人はどんな人なのか見ていきます。
必ずしも当てはまるとは限りませんが、以下に該当する人は友達が必要ないことが多いです。
- 一人で楽しめる創造的な趣味がある人
- 人といるのが苦痛な人
- 精神的に自立している人
一人で楽しめる創造的な趣味がある人
趣味は人間関係の希薄さを埋めてくれますが、一人で楽しめる創造的な趣味がある人は、友達は必要ないことが多いです。
さきほどは、映画やYoutubeを見るなど、暇つぶしにするものは趣味ではなく作業に過ぎず、心を満たしてくれるものではないと述べました。
ですが、自分から能動的に取り組む趣味を持っている人は、一人の時間が充実するため、友達がいなくても人生を楽しむことができます。
能動的に取り組む趣味とは、具体的には以下のようなもの。
✅絵を描く
✅写真を撮る
✅モノを作る
✅作曲する
✅小説を書く
✅動画を作る…etc
能動的な趣味のキーワードは「創造性」です。
創造性を必要とする趣味には「孤独」が必要であり、一人の時間がなければ趣味に没頭することができません。
映画やYoutubeを見るというのは、「自分がしている」という部分では能動的に見えますが、実際には「映画」や「Youtube」というコンテンツを消費しているだけなので、受動的な趣味です。

一人で没頭できる創造的な趣味を持っているタイプの人は、友達がいなくてもモノづくりによって人生を楽しむことができる人間です。
人といるのが苦痛な人
「友達が必要ない人」と聞いて思い浮かぶのは、人といるのが苦痛な人です。
ただし、注意点としては「人といるのが苦痛」であって「一人の時間が好き」ではない点。

疲れているときは、誰しも一人の時間が欲しいと思うものです。
しかし、「一人の時間が欲しい」と「友達は必要ない」を同じに考えてしまうと、元気なときに一人ぼっちだと寂しくてたまらなくなります。
一方、人といるのが苦痛な人の場合は、元気なときも疲れているときも、いつでも一人でいたほうがストレスもなく楽しく毎日を過ごせる。
人といるのが苦痛というのは、人嫌いという意味ではなく、気を遣ったり一緒にしなければならないことに対して、苦痛を感じているケースが多いです。
友達や恋人といった、人に関わらず「人といるのが苦痛」と感じる人、友達と過ごす楽しい時間よりも、人と一緒にいることの苦痛のほうが大きい人は、友達が必要ない人。

精神的に自立している人
現代において、友達を必要としている人は「寂しいから」「暇だから」という理由の人が多いように感じます。
もちろん、友達と一緒にご飯を食べたり、旅行に行ったり、楽しいことをするのが幸せという人もいますが、自分の心の隙間を友達に満たしてもらっている人も少なくありません。

精神的に自立している人にとって、友達は人生のスパイスのようなものであり、いてもいなくても自分の人生にそこまで影響はありません。
自分一人でも楽しく生きられるけれど、友達がいても楽しめる人が、精神的に自立している人です。
精神的に自立している人 | 精神的に自立していない人 |
一人でも十分楽しい | 一人は寂しい |
自分で自分の価値を認めれる | 友達がいないと楽しくない |
友達はいてもいてなくても変わらない | 一人だと暇でやることがない |
精神的に自立していれば、自分で自分を認められるため、他人がいなくても自分を認めることでき、自分の価値観もハッキリしているので悩むことも少ないです。
自分の問題を自分一人の力で解決でき、自分で自分を楽しませることができるので、友達が必要ありません。
自分が精神的に自立しているかどうかは、自分で自分のご機嫌を取れるかどうか、自分で自分を認め、自分の価値を実感できるかどうかでわかります。
✅自分で自分の機嫌を取れるか
✅自分の価値を実感できているか
✅自分の価値観がハッキリしているか
✅自分の問題を自分で解決できるか
✅自分で自分を認められるか
✅他人に依存や執着をしていないか
精神的に自立した人にとって、友達は不可欠な存在ではなく、いなくても困らないけど、いれば楽しい存在なのです。
また、精神的な自立については、以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
【結論】自分には友達が必要かを考えるのが大事
友達が必要かを考えるとき、つい他人の意見や一般的な意見に耳を傾けがちです。
「人間関係は何よりも大切」「友達は人生の宝」
そういった言葉はよく耳にしますが、そうした主張が一般的になると、「友達がいない自分はダメ」と感じる原因にもなります。
しかし、友達や人間関係で大事なのは、一般的な意見がどうかではなく、「自分はどういう人間関係を築きたいのか」です。
友達と遊ぶことにストレスを感じているのであれば、あなたは友達が必要ないタイプなのかもしれません。

友達が必要かは、自分の性格や気質、何を大事にして生きていくかという価値観に大きく左右されます。
友達がいないのがダメなわけではなく、友達がたくさんいるから幸せとも限らない。
自分に合った人間関係、友達との距離感を考えた上で、自分には友達が必要なのかを判断してみましょう。
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まとめ:友達は必ずしも必要とは限らない
友達が必要かどうかは度々議論される話題ですが、友達が必要か必要ないかは、人によって異なるというのが答えです。
一般的には「友達は必要」と言われていますが、人間関係が苦手な人は無理して友達を持つ必要はありません。
友達がいなくても楽しく生きられるのであれば、必ずしも友達は必要とはなりません。
「一人で楽しめる創造的な趣味」があるかどうかが、あなたに友達が必要かどうかの一つの判断基準になるでしょう。