最終更新日 2025年6月19日
現代のような情報社会の中で生きていると、自分の人生に集中できないという悩みを抱えている人も多いと思います。
スマホを開けばすぐ他人の生活や意見が目に入り、テレビやネットにも気を散らすものがたくさんある。
世間や周りの同調圧力に振り回されてしまう人や、つい他人のことが気になってしまう人も少なくありません。
ですが、人生は一度きりだからこそ、しっかり自分の人生に集中し、やりたいことをやって生きることが大切です。
そのためには、自分の人生に集中する術を身につけなければなりません。
この記事では、自分の人生に集中できない原因、後半では自分の人生に集中する方法を紹介していきます。
自分の人生に集中したい人、他人や世間に振り回されやすい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
なぜ自分の人生に集中できないのか
現代では自分の人生に集中できていない人がたくさんいます。
常にスマホや他人のことが気になったり、自分のことよりも他人の言動ばかり気にする人も多いです。
では、なぜそれほどまでに自分の人生に集中できないのか。
それは、4つの原因があると考えています。
- 他人のことを気にする風潮が強い。
- 他人が自分の人生の主人公になっている。
- 自分の人生に明るい未来が期待できていない。
- 娯楽やコンテンツが溢れかえっている。
詳しく解説していきます。
他人のことを気にする風潮が強い
現代社会の中では、常識や普通といった枠組みからはみ出している人は批判されやすいです。
また、、周りと協調性がなく、人付き合いがうまくできない人もあまり歓迎されません。
たとえば、学校では同じ年代の人たちを小さな教室にたくさん集め、その中で友達づくりや協調性を育むことを目的としています。
友達と馴染めない人は社交性がないと判断され、他人にうまく合わせられない人は協調性がないと言われる。
これは何も学校だけに限らず、職場やSNSの中にも見られる現象です。
面接官は個性がある人ではなく、会社に従順に従いそうな人を採用する。
こうした社会の中で生きていると、常に「他人」や「世間」を気にしながら生きるようになります。
これはある意味「洗脳」のようなものであり、特に日本人は他人の目を気にしながら生きるように子どもの頃から教育されているのです。
その結果、自分の人生よりも他人のことを気にし、いつの間にか「他人」が自分の人生の主人公になってしまいます。
自分の人生に集中できないのは、常に他人のことを気にする風潮が世の中に蔓延しているからです。
他人が自分の人生の主人公になっている
日本人はよく「他人の目を気にしすぎる」と言われますが、これも自分の人生に集中できない原因です。
近年は少しずつ「多様性」という考えが浸透してきていますが、まだまだ「普通」という枠組みからはみ出した人は嫌われやすくなっています。

つまり、
「他人に嫌われたくない⇒他人の目を気にする⇒自分の人生に集中できない」
こういうことです。
自分の人生に集中できないと悩んでいる人の多くは、「他人」の存在が自分の人生に深く入り込んでいます。
ついSNSを開いてしまう、暇があるとYouTubeなどの動画を見てしまうというのも、「他人」が自分の人生の主人公になっている状態です。
他人の存在が自分の中で大きくなりすぎると、自分の人生を生きるのが難しくなり、他人の言動ばかりに集中してしまいます。
自分の人生に集中するには、人生の主人公が自分でなければなりません。
自分の人生に明るい未来が期待できていない
自分の人生に集中できない原因には、「他人」の存在が大きく関係しています。
ではなぜ、自分よりも他人の存在のほうが自分の人生で大きくなってしまうのか。
その根本的な原因は、自分の人生に明るい未来が期待できていないからです。

アイドルなどを応援する「推し活」という活動がありますが、これも心理としては同じです。
自分の人生が満たされていないほど、他人の幸福や成功を願い、自分の人生を満たそうとする。
自分の将来が不安で向き合うのが怖いから、他人の人生を応援して不安を消そうとする。
こうした心理状態になると、自分の人生に集中できなくなり、主導権は他人になります。
しかし、自分が満たされていないのに、他人の人生に首を突っ込んでいては、これから先も自分の人生に集中することはできません。
自分の将来に明るいイメージを持っている人は、他人よりも自分のことに集中して、毎日やるべきことをやっています。
ユダヤ教の教えに、以下のような言葉があります。
「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか」
自分の人生に集中することを後回しにしていれば、自分の人生を生きる人がいなくなり、人生はどんどん悪い方向に向かっていきます。
人生の大原則は「まずは自分。それから他人の幸せ」であることを忘れずに頭に入れておきましょう。
娯楽やコンテンツが溢れかえっている
現代で自分の人生に集中することができない最大の原因は、娯楽やコンテンツが溢れかえっていることです。
たとえば、XやInstagram、TikTokなどのSNSや、YouTubeやNetflixなどの動画コンテンツ、芸能人のゴシップからアイドルのライブ配信まで。
こうした娯楽やコンテンツが周りにあればあるほど、自分の人生に集中することが難しくなります。

実際、他人の人生がどうなっているのかというのは、自分にはまったく関係ないことです。
他人がつくったコンテンツや、企業が提供する娯楽やサービスを楽しむのも大事ですが、一番大事なのは自分の人生に集中して、自分のやりたいことをやること。
娯楽がたくさんあるのは悪いことではありませんが、そればかりに気を取られて自分の人生に集中することができないのは問題です。
何か夢や目標を持っている人は、他人が提供する娯楽やコンテンツにハマるほど、自分の人生に集中することができなくなり、夢や目標達成も困難になります。
大事なのはバランスであり、娯楽を一切やめたりする必要はありません。
娯楽を享受しつつも、人生の軸はしっかり自分でコントロールし、自分の人生に集中することが大事です。
自分の人生に集中する4つの方法
自分の人生に集中できないと、他人のことばかり気になり、自分らしい人生が生きられません。
では、どうすれば自分の人生に集中できるのか。
自分の人生に集中するために必要なことは、以下の3つ。
- 情報を取捨選択する
- 何かしらの目標を持つ
- 価値観と優先順位を決める
- まず自分を幸せにする
情報を取捨選択する
自分の人生に集中したいと思うのであれば、周りの声を無視する必要があります。
これは友達をシカトするという意味ではなく、自分にとって必要のない情報を遮断するということです。
現代は紛れもなく情報社会で、毎日たくさんのニュースやネット記事、SNSの投稿やYouTubeの動画が流れています。
そうした中で、興味のあるものを片っ端からチェックしていれば、自分の人生に集中している時間がないのは言うまでもありません。

ですが、それはスマホネイティブである現代では難しいので、自分に必要な情報と必要のない情報を見極め、必要のない情報は遮断するのが現実的です。
覚えておきたいのは、自分の人生に集中することができないのは、自分の行動で集中できなくしているという点。
自分の人生に集中したいなら、まずはダラダラとSNSやYouTubeを見る時間を減らしてみましょう。
他人のために使う時間を減らすことで、相対的に自分に使うための時間が増え、自分の人生に集中できるようになります。
何かしらの目標を持つ
自分の人生に集中できないのは、他人の人生に首を突っ込みすぎているから。
では、自分の人生に集中するためには何が必要なのか。
それは、人生での目標です。

自分の人生に集中できない人は、達成したい目標がなく、やるべきことがわかっていない人が多いです。
つまり、自分の人生の目標を持つことで、やるべきことがハッキリし、そのために必要なことをやるようになります。
それが自分の人生に集中している状態です。
達成したい目標がある⇒目標達成のためにやるべきことをやる⇒周りが気にならなくなる⇒自分の人生に集中している状態
今の時代、やりたいことがないという人が多いですが、掲げる目標は何でも構いません。
たとえば、
- 日記を毎日書く
- 1作小説を書いてみる
- 1曲音楽を作ってみる
- 写真をうまく撮れるようになる
- 毎日ランニングする
- 本気で10kg落とす
- 副業で月5万円稼ぐ
- ゲームの大会に出場する
- YouTuberになって動画投稿する
こうした小さな目標でも、それをやっているときは自分の人生に集中しているときです。
集中力がないから自分の人生に集中できないと考える人もいますが、必要なのは集中力ではなく目標。
目標があれば自然と自分の人生に集中するようになり、他人の人生にかまっている暇もなくなります。
価値観と優先順位を決める
自分の人生の価値観と優先順位を決めるのも、自分の人生に集中するのにおすすめの方法です。
価値観とは「好きなものは何か」「大切なものは何か」「自分は何を大事にして生きるのか」といった生き方の指針となるべきもののこと。
そして優先順位とは、自分の価値観に沿って時間を使う順番を明確にすることです。
✅価値観:好きなもの、大切なもの、何を大事にして生きるのかという人生の指針。
✅優先順位:時間を使う順番を明確にすること。
自分の価値観がハッキリしていなければ、他人の言動に右往左往したり、自分より他人のことばかり気にするようになります。
さらに、人生の優先順位がないことで時間の使い方が雑になり、他人や意味のないことに時間を使い、結果的に自分の人生に使う時間がなくなる。
つまり、価値観と優先順位を持たなければ、自分の人生に集中することはかなり難しいです。

普段自分がやっていることが、自分の価値観を反映しているものだと思うかもしれませんが、無意識のうちに行動をコントロールされているケースも多いです。
とくに誘惑が多い現代社会の中では、大して欲しくもないものを欲しいと思わされ、必要のないものを買わされ、見たくないものを見せられていることも少なくありません。
自分が人生で大事にするものを決め、優先順位を決めることで、自分の人生の純度は100%まで高くなります。
価値観と優先順位は、自分の人生に集中するための道しるべとなるものです。
まず自分を幸せにする
自分の人生は自分だけのものであり、他人のものではありません。
そして、自分を幸せにできるのも自分だけで、他人に幸せにしてもらうことはできません。
自分の人生に集中したいときは、まずは自分を幸せにすることを考えてみるのも効果的です。
他人のことを気にかける前に、まずは自分のことをしっかりやる。
自分を幸せにしてこそ、他人を幸せにできる。
他人のことばかり考えていると、自分の時間はなくなり、他人のために自分の人生を生きることになります。
そうではなく、まずは自分を幸せにするために自分のために時間を使うようにし、その後で他人のことを考えるようにする。
そうすれば、しっかり自分の人生に集中しながらも、他人と時間を共有して楽しむことができます。

自分の人生を変えられるのは自分だけ、良い人生にするためには自分の人生に集中することが欠かせません。
もう一度、ユダヤ教の教えを引用しておきます。
「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか」
自分の人生に集中することでしか、自分の人生を生きることはできません。
自分もの人生に集中したいなら、「自分→他人」の矢印を間違えないようにしましょう。
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自分のやりたいことや自分軸の見つけ方がわかります。
「DISCOVERYメソッド」で学ぶことで、自分のやりたいことや自分軸の正しい見つけ方がわかり、もう他人に振り回されることがなくなり、自分がすべきことを自分で決断できるようになるでしょう。
【まとめ】自分の人生に集中して、悔いのない人生を
現代は何でもできる便利な時代になったものの、その一方で、自分の人生に集中できないと悩む人も少なくありません。
他人やSNSばかり気にしていると、自分の人生に集中する時間はなくなる、ダラダラとなんとなく生きていくことになります。
自分の人生に集中できない人は、情報を遮断し、目標を持ち、価値観と優先順位を決め、自分の幸せを考えることからはじめてみましょう。
自分の人生に集中することで、悔いのない人生を送れるようになるはずです。