最終更新日 2026年7月9日
もともと私は会社員として働いていましたが、人間関係のストレスが強く、「このまま同じ毎日を続ける人生でいいのだろうか」と悩んでいました。
当時の私は、自分が何をしたいのかもわからず、どんな仕事が向いているのかもわかりませんでした。
ただ毎日会社へ行き、与えられた仕事をこなすだけの日々。
もちろん生活のために働くことは大切ですが、「この仕事を10年後も続けたいか」と考えたとき、心のどこかで違和感を抱えていました。

その後、哲学や心理学を学びながら自分自身と向き合い、最終的にはフリーランスライターとして独立しました。
この記事では、やりたい仕事がわからなかった私自身の経験をもとに、本当にやりたい仕事を見つけるための考え方について解説していきます。
目次
やりたい仕事とは何か?会社員時代の私が気づいた本質
まず第一に、やりたい仕事がわからないという人は「自分がやりたい仕事はどんな仕事なのか?」をわかっていない人がほとんどです。
私もそうでしたが、ただ漠然と「やりたい仕事を見つけたい」と言っても、「やりたい仕事」の定義がハッキリしていないと見つけようがありません。
そこでまずは、やりたい仕事とはどんな仕事のことなのかについて解説していきます。
やりたい仕事=苦痛を感じない仕事
仕事は必ずしも「好きなことをしなければならない」というわけではありません。
しかし、自分の価値観や考え、向いていないことや不得意な仕事をしていれば、仕事がつらくて苦痛になりやすいです。

そこでここでは、「やりたい仕事」の定義を「苦痛を感じない仕事」としておきます。
やりたい仕事をするのではなく、お金のためだけに働いていると次第に嫌気が差してきます。
仕事に対して嫌気が差すのは、自分が本当にやりたい仕事をしていないからです。
身体を動かすのが好きなのにデスクワークの仕事をしていたり、運動が苦手なのに肉体労働の仕事をしていれば、仕事が苦痛になりやすい。
事務作業が好きなのに重い荷物を持たされたり、プログラミングがしたいのにデータ入力をやらされたりすれば、仕事が苦痛になりやすい。
つまり、やりたい仕事と現実の仕事との間に生じるズレこそが、仕事の苦痛の原因なのです。
やりたい仕事を見つけたい人は、少しでも楽しく働きたいと思っているはずです。
そのためにはまず、自分が苦痛を感じない仕事を考えなければなりません。
やりたい仕事をしている状態
やりたい仕事の定義を「苦痛を感じない仕事」にした場合、「やりたい仕事をしている状態」とはどのような状態なのか。
それは「自分から能動的に仕事をしている状態」です。
機械操作が好きな人が機械操作業の仕事をやらせてもらえれば、目の前の仕事に没頭しやすい。
システム開発の場合も、WEBサービスやアプリを開発したくてプロジェクトに携わることができれば、積極的に仕事がしたいと思う。
上司の指示を受けてやるのではなく、自分から能動的に考え、動き、やりたいと思う仕事、これが「やりたい仕事をしている状態」です。
一方、ただ周りからの指示に従いながら作業的に仕事をしている状態は、仕事に対する能動性が欠けているので、やりたくないと感じやすくなります。
自分にとっての「やりたい仕事をしている状態」を理解すれば、仕事選びで失敗することも格段に減るはずです。
好きなことを仕事にするべきか
やりたい仕事がわからない人の中には、好きなことを仕事にしようとする人もいます。
実際、やりたい仕事を見つけようと思ったときに、多くの人が考えるのが、好きなことを仕事にすることです。
最近は「好きを仕事に」をキーワードに、色々なメディアやコラムなどでも「好きなことを仕事にしよう」と発信されているのを見聞きします。

「やりたい仕事をする」と「好きなことを仕事にする」は別物であり、好きな仕事だからやりたいとは限りませんし、やりたいから好きだとも限りません。
言葉遊びのように感じるかもしれませんが、やりたい仕事は苦痛を感じない仕事ですが、好きなことを仕事にするには苦痛を受け入れる必要があります。
好きなことを仕事にするには相応の覚悟が必要であり、たとえつらく苦しくても「好き」という気持ちで乗り越えるだけの精神的な強さが必要です。
「そこまで好きという気持ちはない」という人は、やっていて苦痛を感じない仕事をするのがおすすめです。
私が「やりたい仕事がわからない」と悩んでいた会社員時代
当時の私は、やりたい仕事を探そうとしても答えが見つからず、自分に向いている仕事もわからない状態でした。
しかし今振り返ると、仕事そのものではなく、自分に合わない働き方や環境に苦しんでいただけだったのです。
毎日仕事へ行くのが苦痛だった
会社員時代の私は、朝起きるたびに仕事へ行くことが憂鬱でした。
仕事内容そのものが嫌だったわけではありません。

当時は「仕事とはそういうものだ」と思い込んでいましたが、今思えば自分らしさを失っていたのだと思います。
仕事が嫌だったのではなく、自分に合わない環境で無理を続けていたことが苦痛の原因でした。
やりたい仕事ではなく「自由な働き方」を求めていた
当時の私は「やりたい仕事がわからない」と悩んでいました。
しかし後から気づいたのは、仕事そのものではなく働き方に不満があったということです。

決められた時間に出社し、組織のルールに従って働くことよりも、自分のペースで仕事をしたいと思っていたのです。
つまり私が求めていたのは、職種ではなく自由な働き方でした。
この気づきが、その後フリーランスになる大きなきっかけになりました。
現代社会ではやりたい仕事を見つけるのが難しい理由
現代社会の中で、自分が本当にやりたい仕事を見つけるのはとても難しいです。
今の社会は情報社会で、隣の芝生は青く見えるように、たくさん稼げてキラキラした目立つ仕事が自分のやりたい仕事だと錯覚することもあります。

ですが、本当に自分がやりたい仕事を見つけたいのであれば、そうした世間のトレンドや情報に振り回されず、自分自身の心と向き合わなければなりません。
世間的な評価を無視し、他人の目から自由になり、自分の価値観と向き合うことで、好きだと思っていたことが実は嫌いだったり、やりたくないと思っていたことが実はやりたいことだと気づくこともあります。
人は自分の正直な気持ちにずっと噓をつき続けることはできません。
やりたい仕事の代わりにやりたくない仕事をやっていると、精神的に疲弊してしまう。
お金のためだけに働いていたり、惰性で仕事をしていれば嫌気が差してくる。
これは人間に備わった精神的な防衛機能です。
良くも悪くも、仕事は人生の中でも睡眠の次に費やす時間が大きいもの。

自分のやりたい仕事を見つけるのは難しいですが、仕事が人生に及ぼす影響を考えると、やりたい仕事を見つけるのに時間と手間をかける価値は十分あるでしょう。
【実体験】やりたい仕事がわからなかった私が見つけた3つの方法
やりたい仕事の定義と、やりたい仕事をしている状態がどんな状態なのかを理解すれば、やりたい仕事を見つけるのはさほど難しくはありません。
ここからは、やりたい仕事を見つける3つのポイントを、私の実体験とともに紹介していきます。

やりたい仕事を見つけたい人は、参考にしてみてください。
自分の感情の動きを知る
やりたい仕事を見つけるときは、まず自分の感情の動きを知る必要があります。
自分の感情の動きを知るというのは、感情が動く瞬間や没頭している瞬間を理解するということ。
自分は何が好きで、何がやりたいのか。
自分は何に楽しさを感じ、どんなときに幸せを感じるのか。
時間を忘れて没頭できるのはどんな時かを、自分の感情を通じて理解する。
やりたい仕事を見つけるきっかけは、自分の感情が教えてくれるものです。
やりたい仕事をしている人は、目の前の仕事に没頭しています。
「早く終わらないかな」と何度も時計を見るのではなく、「気がついたらこんな時間だった」というように目の前の仕事に没頭している状態。
没頭状態は「やらされている」わけではなく、「やらなければいけない」というわけでもなく、「やりたいからやっている」「楽しいからやっている」という感覚です。
そして、時間を忘れて没頭するほど、やりたい仕事をするためには、自分の感情の動きを知ることが不可欠。

自分の感情の動きを知ることで、やりたい仕事がぼんやりと見えてきます。
やりたい仕事というのは、実は自分の感情の中に答えがあったりするものなのです。
「楽しい」と感じる作業を見つける
「やりたい仕事を見つける」というのは、実は間違いです。
というのも、「やりたい仕事を見つけられる」というのは、自分と向き合っていれば、自然とやりたい仕事が見つかると思いがちですが、実際には矢印の方向が違います。
つまり、「やりたい仕事⇒楽しいこと」ではなく「楽しいこと⇒やりたい仕事」ということ。

やりたい仕事とはどういう仕事なのかを分解して考えてみると、そこには必然的に「楽しい」という感情が混じっています。
やりたい仕事を見つけるときには、まず大前提として「やっていて楽しいこと」を見つけなければなりません。
そして、楽しいことは自分がやっていて楽しいと感じる事柄の中にあります。
誰でもやっていて楽しいと感じることが何か1つはあるはずです。
ゲームをしているのが楽しいと感じる人もいれば、体を動かしているのが楽しいと感じる人もいる。
人と接することに楽しさを感じる人もいれば、一人モクモクと単純作業をこなすことに楽しさを感じる人もいる。
一人ひとり楽しいと感じる瞬間が異なれば、一人ひとりどんな仕事に楽しさを感じるのかも違います。
やりたい仕事を見つけるには、他人が「楽しい」「おもしろい」と言っている仕事ではなく、自分がやっていて「楽しい」と感じたことから仕事を考えなければなりません。

他人が楽しそうに仕事をしていても、自分がその仕事を楽しいと思うかどうかは別の話。
自分がやりたい仕事は他人の話の中にあるのではなく、自分の心の中にしかありません。
やりたい仕事を見つけたいなら、自分が楽しいと感じることから仕事を考えてみましょう。
仕事内容ではなく理想の働き方から考える
やりたい仕事が見つからないという人は、「職種」ではなく「働き方」から考えてみるのもおすすめです。
多くの人はやりたい仕事を考えるときに、「仕事内容」ばかりに目が向きます。

それでは「やりたい仕事」ではなく、「自分ができそうな仕事の中でのやりたい仕事」しか見つかりません。
そうではなく、働き方から考えることで、仕事内容にとらわれることなく、自分に合った働き方のやりたい仕事が見えてきます。
自分がやりたい仕事は、仕事内容に束縛されない選択の中にある。
仕事内容から仕事を考える場合は、「会社に勤めて働く仕事」を考えますが、仕事内容に束縛されない選択の中では「働き方も含めた仕事」を考えることができます。
現代はインターネットがあればどこでも仕事ができ、リモートワークを導入している企業が増えていたり、業務委託で仕事をする人も多いです。
「働き方」から仕事にアプローチすることで、自分のやりたい仕事が「自由に時間をコントロールできる働き方」だと気づく人も多いです。

仕事内容に捉われることなく、自分に合った働き方を考えることで、やりたい仕事が見えてくることもあるのです。
やりたい仕事が見つからない人がやりがちな失敗
私自身もそうでしたが、やりたい仕事が見つからない人ほど外側ばかりを見ています。
給料や知名度、世間体や親の期待などを基準に仕事を選ぶと、本当にやりたい仕事からどんどん遠ざかってしまいます。
大切なのは他人の価値観ではなく、自分自身の感情や価値観に目を向けることです。
世間的に評価される仕事を選んでしまう
やりたい仕事が見つからない人ほど、無意識のうちに「世間的に評価される仕事」を基準に考えてしまいがちです。
たとえば、大企業に勤めることや有名企業へ転職すること、高収入の職業に就くことなどは、多くの人から評価されやすい選択です。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
しかし、自分が本当にやりたいことではなく、「周りからすごいと思われたい」「失敗したくない」という理由で仕事を選んでしまうと、後から苦しくなることがあります。

周囲から見れば問題のない仕事でも、自分に合っていなければ苦痛を感じてしまいます。
やりたい仕事を見つけたいのであれば、世間の評価ではなく、自分がどう感じるかを基準に考えることが大切です。
お金だけで仕事を選んでしまう
仕事を選ぶ上でお金は非常に重要です。
生活するためには収入が必要ですし、将来の不安を減らすためにも一定のお金は欠かせません。
しかし、お金だけを基準に仕事を選んでしまうと、長続きしないことがあります。
なぜなら、人は興味のないことや苦痛を感じることを何年も続けるのが難しいからです。
実際、給料が高くても毎日仕事へ行くのが苦痛であれば、心身ともに疲れてしまいます。

その後、収入が不安定になるリスクを承知でフリーランスになりましたが、自分で働き方を選べるようになったことで精神的な満足度は大きく上がりました。
もちろんお金は大切です。ですが、やりたい仕事を見つけるなら、お金だけではなく「自分が苦痛を感じないか」という視点も忘れてはいけません。
自分の感情を無視してしまう
やりたい仕事が見つからない最大の原因は、自分の感情を無視してしまうことです。
多くの人は仕事を選ぶときに、「向いているか」「稼げるか」「将来性があるか」といった条件ばかりを考えます。
もちろんそれらも大切ですが、本当にやりたい仕事を見つけるためには、自分が何を感じているのかに目を向けなければなりません。
たとえば、時間を忘れて夢中になれることや、やっていて楽しいと感じること、人から頼まれなくても自然とやってしまうことなどです。

ブログを書いたり、自分の考えを言葉にしたりしていると、気づけば何時間も経っていることがよくありました。
当時はただの趣味だと思っていましたが、今振り返ると、それが自分の感情が示していたサインだったのです。
やりたい仕事は頭で考えて見つけるものではありません。
自分の感情を観察し、「何をしているときに心が動くのか」を知ることで、少しずつ見えてくるものです。
やりたい仕事を見つけて私の人生はどう変わったのか
やりたい仕事を見つけることは、単に仕事が変わるだけではありません。

もちろん独立後も苦労や不安はありましたが、それでも会社員時代には戻りたいと思ったことは一度もありません。
ここでは、やりたい仕事を見つけたことで私自身に起きた変化についてお話しします。
仕事に対するストレスが大幅に減った
会社員時代の私は、人間関係のストレスに悩んでいました。
上司や同僚との関係に気を遣い、自分の本音を押し殺しながら働くことも少なくありませんでした。
しかしフリーランスになってからは、自分で仕事相手を選べるようになり、人間関係のストレスは大幅に減りました。

それでも、自分で選んだ仕事や環境で悩むのと、他人に決められた環境で悩むのとでは大きな違いがあります。
仕事に対するストレスが減ったことで、以前よりも心に余裕を持って生きられるようになりました。
時間を自分でコントロールできるようになった
私が会社員時代に強く感じていた不満の一つが、時間の自由がないことでした。
毎日決まった時間に出社し、決められた時間まで働く生活に窮屈さを感じていたのです。
フリーランスになった今は、自分で仕事のスケジュールを組み立てられるようになりました。

自分で時間を管理する責任はありますが、その分だけ人生の自由度は大きく上がりました。
私はやりたい仕事を探していたというより、自分らしく生きられる働き方を探していたのだと今では感じています。
自分の人生を生きている実感が持てるようになった
最も大きな変化は、自分の人生を生きている実感を持てるようになったことです。
会社員時代は、どこか他人の期待や世間の常識に合わせて生きていました。
しかし独立してからは、自分で考え、自分で決断し、自分で責任を取る人生になりました。

やりたい仕事を見つけるということは、単に職業を見つけることではありません。
自分らしい人生を見つけることでもあるのだと思います。
【まとめ】やりたい仕事は自分の感情の中にある
会社員時代の私は、自分のやりたい仕事が何なのかわかりませんでした。
人間関係に悩み、このまま同じ人生を続けることに不安を感じながらも、何をすればいいのかわからなかったのです。
しかし哲学や心理学を学び、自分自身と向き合う中で、「やりたい仕事」とは特別な才能や運命によって見つかるものではなく、自分の感情の中に答えがあることに気づきました。
- 自分が何に楽しさを感じるのか。
- どんな時間を過ごしているときに没頭するのか。
- どんな働き方を望んでいるのか。
それらを一つずつ理解していくことで、私はフリーランスライターという仕事にたどり着きました。
もし今あなたが「やりたい仕事がわからない」と悩んでいるなら、無理に答えを探そうとしなくても大丈夫です。
まずは自分の感情や価値観を知ることから始めてみてください。
やりたい仕事は遠くにあるのではなく、案外自分の心の中に眠っているものです。













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