自分の価値を高める方法|ソクラテスから学ぶ「本当に価値のある人」の条件

自分の価値を高める方法
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最終更新日 2026年7月22日

「自分の価値ってなんだろう?」と思ったことがある人も多いのではないかと思います。

私自身、自分には価値なんてないと何度も思い悩み、生きている意味すらわからなくなる日々を過ごしたこともありました。

よく、「人は生きているだけで尊い存在であり、生きているだけで価値がある」といった言い回しを目にしますが、頭ではそれを理解していたとしても、心がついていかなければ意味がありません。

実際、現代社会における人としての価値は、大雑把に「お金をたくさん稼いでいるか」「異性からモテているか」の2つに集約されているように思います。

みんな表立っては言いませんが、ロクにお金も稼げず、異性からもモテない人は人としての価値が低いと見下すような空気感が今の時代にはあります。

しかし、お金が稼げるかどうかで自分の価値が決まるわけではありませんし、異性からモテるためのテクニックを持っているかどうかで人としての価値が決まるわけでもありません。

私も昔はそうでしたが、自分には価値がないと感じる原因は、こうした世間的な空気感によって周りと比べて劣等感を感じてしまう点にあります。

よくよく考えれば人としての価値とはまったく無関係なところで自分の価値を判断し、世間が尊敬する人や会社が求めているような人材になれない自分は価値がないと思ってしまうのです。

そんなことを数年考え続け、今の私は自分にそこそこの自信と、そこそこの価値を感じることができています。

何がきっかけになったのかというと、それはお金でもなく、恋愛でもなく、哲学でした。

 

自分の価値とは?

これもよく言われることですが、「哲学は役に立たない」と思っている人は少なくありません。

哲学なんて頭の固い人たちがやるもので、難しい言葉ばかりで何を言っているのかわからないと思っている人も多いでしょう。

しかし、私が自分の価値を感じるきっかけとなったのは、哲学をまったく知らない人でも一度は聞いたことがある人物、「ソクラテス」に由来する考え方でした。

ソクラテスは古代ギリシャ哲学の大御所であり、すべての哲学のはじまりと言っても過言ではない人物です。

そのソクラテスが、より良い人生を生きるコツのようなものを述べているのですが、それは現代において自分の価値を高める方法にも通じるところがあります。

ソクラテスは、人としての価値はお金や地位のような外的なもので決まるわけではなく、自分自身の内面に備わっているもの、すなわち人間性にあると考えていました。

人としての価値は「知恵・勇気・自制・公正」の四元徳と呼ばれるものにあり、どんなときにも活用できる知恵と、倫理的・道徳的に沿った生き方をする勇気、欲望に溺れないよう常に自制心を保ちつつ、誰にでも対等・平等に接する公正さを持つことにあると、ソクラテスは述べています。

これは古代ギリシャ時代にだけ通用する考えではなく、私のように現代社会で自分の価値を感じられない人にも有益な考え方です。

 

自分の価値を高める=人間性を高める

時代が豊かになり、それなりに仕事をして最低限のお金を稼ぎ、行きたい場所や食べたいもの、やりたいことなどもある程度なんでもできる時代に生きていながら、毎日何をすればいいのかわからない人や、孤独や疎外感を感じている人、生きづらさや不幸を感じている人が大勢います。

お金をたくさん稼げば幸せになれると思っていたのに、実際にお金を手にしても何も変わらなかったという人もいるでしょう。

それはおそらく、失うものや奪われるものばかりを集めているからであり、人としての本質的な価値が積み上がっていないからこそ陥る状態。

自分の価値を高めたいのであれば、知恵と知識を身につけ、自分の意思に従う勇気を持ちつつ、自制心を持ちながら他人に対して広い心で接することが大切です。

もちろん、人の考えは人の数だけあるのですから、お金を稼げば稼ぐほど自分の価値を感じられる人もいるでしょう。

多くの異性と肉体関係を持つことで自分の価値を感じる人もいるでしょうし、友達の数やブランド品をたくさん持っていることで自分の価値を感じる人もいるでしょう。

そうしたことで自分に価値を感じることを否定するつもりはありませんが、私のようにそうしたことでは心が満たされない人も少なからずいるものです。

私が求めていたのはそうしたものではなく、毎日胸を張ってまっすぐ生きるための軸、自分にとっての核となるようなものでした。

 

自分自身に納得して生きると自分の価値を感じられる

実際、「人間性こそ自分の価値を感じるために必要なものだ」と言うと、「それはお金を稼げない自分を正当化しているだけだ」と感じる人もいるでしょう。

それはそうかもしれませんし、そうではないかもしれません。

しかし重要なのはそこではなく、自分の価値を感じるためにもっとも大切なのは、自分自身に納得して生きられているかどうかです。

お金がなくても、異性からモテなくても、自分自身に対して納得して生きられているのであれば、自分自身に価値を感じながら生きられます。

逆に、お金がたくさんあり、たくさんの異性に囲まれながらも、どこか寂しさや空虚さを感じているのであれば、それは自分に価値を感じられていないということです。

私は人間性と人としての価値は直結していると信じ、「知恵・勇気・自制・公正」を日々意識しながら生きることで、自分自身に価値を感じることができました。

それはモノをたくさん買ったときの満足感や、異性と遊んで得られる快楽、お金を稼いで感じる達成感とは質の違う、心の底から湧き上がる充足感でした。

自分の価値を高めるために、AIを使いこなしたり、プログラミングを勉強したり、モテるための小手先のテクニックを身につけたりする必要はありません。

ただ、毎日自分自身に誠実に生き、知恵を磨きながら勇気を持ち、自制しつつ公正な態度を意識するだけで、自分の価値を感じることができます。

ソクラテスやプラトン、アリストテレスといった古代ギリシャの哲学者たちが重んじていた「知恵・勇気・自制・公正」こそ、決して誰にも奪われることも失うこともない、自分の価値をもっとも高めてくれるものなのです。

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