最終更新日 2024年12月9日
こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。
近年は昔と比べて、本を読む人が少なくなっていると言われています。
多くの人は本を読むよりも、スマホやパソコンでゲームをするほうが楽しいと感じているようです。
ですが、本を読む人と読まない人では、知識だけでなく人生の質にも大きな違いが生まれます。
ゲームは気分転換やストレス解消には役立ちますが、もし今よりも人生を豊かにしたいと思っているのであれば、するべきことはゲームではなく本を読むことです。
本は知識の宝庫であり、知識は人生を生きていく上で役立ちます。
もっと言えば、本を読むことで人生で抱える悩みの大半は解決でき、自分の頭で問題を考える力も養うことできるのです。
一方、本を読まない人は「問題の解決方法」がわからないため、いつまでも同じ問題で悩み続けるしかありません。
今回記事では、本を読む人と読まない人の違いについて解説していきます。
本を読むとたくさんの知識や能力が身につき、それらの知識と能力が本を読まない人との差を大きく広げることになります。
本を読む人と読まない人の違いはどういうものなのか、本を読むとどう人生に影響があるのかを知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
本を読む人と読まない人の違い
はじめにも言ったように、現代人は昔の人と比べて読書する時間が少なくなっています。
日本の大学生は1年間に平均で2.5冊程度しか本を読まず、読書率も年々下降しているのが現状です。
しかし、本を読んで得られることと、ゲームで時間を使うことには天と地ほどの差があります。
ここからはまず、本を読む人と読まない人の違いについて見ていきましょう。
本を読む人は本当の意味で賢い人になる
まず大前提として、本は他人に知識をひけらかしてマウントするために読むものではありません。
本は自己投資として読むものであり、本を読む人が読まない人をバカにするのは本末転倒でもあります。
というのも、本を読む人と読まない人とのもっとも大きな違いとは、本当の意味で賢い人になれるという点にあるからです。
本を読んでいると、たくさんのさまざまな知識が頭に入ってきます。
知識を自分の頭の中に落とし込み、時間をかけて理解することで知識となり、学びへと変わっていく。
こうした知識の過程を辿っている人は「勉強ができる・できない」の賢さではなく、人として賢い存在になっていきます。
人として賢い存在というのは、「きちんと自分の頭で考え、理性的かつ謙虚な人」のことです。
特に「自分の頭で考える」という行為は、人としての人格の成長にも欠かせません。
後で説明するように、本を読まない人は「自分の頭で考える能力」が低い人が多く、勉強はできても人生に本当に役立つ知識が足りていなかったりします。
本当の賢さは、本を読んでたくさんの知識を学んだ先でしか手に入らないのです。
本を読まない人は自分の頭で考える能力が低い
これはあくまでも個人的な意見ですが、本を読まない人は自分の頭で考える能力が低いです。
さきほども言ったように、「自分の頭で考える能力」は人格の成長にも欠かせず、自立して社会の中で生きていくために必要になります。
ですが、本を読まない人の多くは自分の頭で考えることが苦手で、できない人も意外と多いです。
- めんどくさいことがあっても、「なぜめんどくさいのか?」とは考えられない。
- 自分の感情の動きに無防備で、感情のコントロールができない。
- 多数派の意見を「正しい」と思い込み、自分の価値観ではなく他人の価値観に合わせてしまう。
- 悩みとの向き合い方がわからず、悩みを抱くたびに落ち込んだり病んだりする。
もちろん、本を読まない人すべてがこうだとは限りません。
本を読まない人であっても自分の頭で考えられる人もいますし、本を読んでいる人よりも賢い人はたくさんいます。
ですが、自分の頭で考える能力が低い人は悩みを抱きやすく、解決策もわからないまま悩んでいることが多いのも事実です。
自分の頭で考える能力が高いと、悩みとの向き合い方がわかり「何をどうすればいいか」がわかるようになります。
- 悩みとの向き合い方、解決方法がわかる。
- 問題を先送りにせず、一つひとつ冷静に対処できる。
- 感情ではなく、論理的に物事を考えられる。
- 他人の意見ではなく、自分の価値観に従って生きられる。
何度も言いますが、複雑さが増す現代社会の中で生きるには、自分の頭で考える能力は必須です。
本を読む人と読まない人では、知識だけでなく「考える力」にも大きな差がつきます。
このことについては以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
本は内面を磨くための自己投資
本を読むこと自体は偉いわけではありませんし、本を読まないからダメなわけでもありません。
大事なのは身の周りのことを「自分の頭で考えること」です。
そしてその一つの手段として読書があります。
本を読む人と読まない人の違いは、職業や年収、外見や社交性といったものよりも大きいです。
いい会社に勤めて年収が高い人が賢いとは限りません。
本を読む時間がないほど忙しい時間を過ごしていると、人生について考える時間も、内省して内面を磨く時間もなくなってしまいます。
本を読むのは人格の成長に貢献し、自分の頭で考える手段となる。
本を読む人は知識だけでなく、内面もしっかり磨かれています。
もちろん、読む本によっては内面的な成長がない場合もあるので注意が必要です。
ですが、どんな本であっても何かしらの学びがあり、その学びが本を読む人と読まない人の差をどんどん広げていきます。
よく「読書は最高の自己投資」と言われるように、内面を磨くのにもっとも効果的なのは本を読むことなのです。
本を読むと人生が大きく変わる
ここからは私の実体験を元に、本を読むことで人生が大きく変わることについて解説していきます。
はじめにも言ったように、本を読む人と読まない人の違いは知識だけでなく、人生の質にも違いがあります。
本を読めば必ずしも人生が良い方向に変わるとは限りませんが、本を読まない人生よりも豊かな人生になることは間違いありません。
では、本を読むとどう人生が変わるのかを詳しく見ていきましょう。
本には人生を変える力がある
私は本を読みはじめてからたくさんの影響を受けてきました。
それどころか、本を読んで人生が大きく変わったといっても過言ではありません。
ですが、昔は本なんか一切読まず、いつも外で友達と遊んでいました。
家にいるときもゲームをするか漫画を読むかのどちらかで、小説すら読んだことなかったです。
そんな私が本を読みはじめたのは20代前半になってからであり、それが今では毎日2時間読むのが習慣になっています。
これほど本にのめり込むきっかけとなったのは、本によって今までの価値観や世界観、考え方や生き方が変わったからです。
- 本を読めば昨日知らなかったことを知ることができる。
- 自分が経験・体験できないこと、考えもしなかったようなことを教えてくれる。
- 「知らないことを知る」という感覚が何よりも楽しい。
- 本を読めば読むほど自分の中で何かが変わり、昨日の自分よりもほんの少し成長できる。
「チリも積もれば山となる」のことわざどおり、気がついたときには自分の価値観や考え方が180℃変わっていました。
本を読んでいなければ、考えることの楽しさを知らず、人生に嫌気が差していたかもしれません。
今の自分があるのは、本のおかげだと本気で思っています。
本は人生を変えるきっかけになり、本から得た知識は武器にも防具にもなるのです。
知識は武器にも防具にもなる
本を読むことで得られるものには、実にさまざまなものがあります。
たとえば、語彙力や想像力が身についたり、文章力やコミュニケーション能力がつく人もいるでしょう。ほかにも、以下のようなものが得られます。
- 語彙力
- 想像力
- 文章力
- 思考力
- 記憶力
- 新しい価値観
- コミュニケーション能力…etc
ザっと挙げるだけでも、これだけのことが本を読むことで得られます。
こうした力は自分自身を成長させ、人生を豊かにしてくれるものです。
フランシス・ベーコンは「知は力なり」と述べましたが、本を読むことで得られる力はすべて「知識」と言い換えることができます。
- 知識がなければ、自分の頭で考えることができない。
- 自分の頭で考えることができなければ、他人や世間の価値観に合わせて生きるだけになる。
本を読むことは人生を幅広い視点から見るためにも役立ち、生き方の選択肢を増やしてくれます。
人生の舵を自分で握るためには自分の頭で考える必要があり、そのためには知識を身につけるしかありません。
つまり、知識は武器にも防具にもなるのです。
本を読むことがすべてではありませんが、本を読むことに費やした時間は必ず自分にとってかけがえのないものになるでしょう。
読むべきおすすめの本は「古典」
本は人生を大きく変えるものですが、その中でも特におすすめなのは「古典」です。
というのも、古典には人生に役立つ知識が集約されています。
多くの人たちは「発売されたばかりの本」や「話題になっている本」を手に取りますが、本の価値は何冊売れたかではなく、何が書かれているかです。
発売されてから数百年経過している古典は、本当に役立つことが書かれているからこそ現代まで生き残っています。
一方、一次的に話題になる本は数年後に棚の隅に置かれているのがほとんどです。
本を買うときに大事なのは、書かれている内容が流行に乗っているだけの本なのか、それとも本質的な物事について書かれている本なのかを見分けること。
特にビジネス本や自己啓発本の多くは、同じようなことを同じような文脈で、ちょっと言い回しを変えているだけの本が多いので注意しておきましょう。
社会は文化は変化していくものです。一時的な情報だけを詰め込んだ本を読んでも、数年後にはまったく使い物にならない知識となるでしょう。
これは「学校の授業で得られる知識」と「社会人として役立つ知識」が異なっているのに似ています。
古典は流行りに乗った知識や情報ではなく、「人生」そのものに関する実践的な知識の宝庫。
どういう本を読めばいいかわからない人は、まずは古典を読んでおけば間違いありません。
まとめ:本を読む人と読まない人の違いは、複利的に大きくなる
今回記事では、本を読む人と読まない人の違いについて解説していきます。
まとめは以下のとおり。
- 本を読むことで、本当の意味で賢い人間になれる。
- 本を読む人と読まない人の違いは、「自分の頭で考える力」があるかどうか。
- 本は内面を磨くための最高の自己投資になる。
- 本を読んで得られた知識が、人生が大きく変えてくれる。
- 知識は人生を生きる上で武器にも防具にもなる。
- 何の本を読むか迷った場合におすすめなのは古典。
昔から言われるように、本を読むことはとても大切なことです。
本を読むことで得られる知識はたくさんありますが、その一つが「自分の頭で考える力」というものです。
現代のように社会も生き方もどんどん複雑化する時代では、自分の頭で考える力が必須になります。
自分の頭で考えられる人は、人生を主体的に生きている人たちです。一方、自分の頭で考えられない人は、他人や世間の流れに身を任せて生きることしかできません。
本を読む目的は人それぞれ違いますが、本を読んで得られることは大体みんな共通しています。
本から得られた知識や情報、能力といったものが人生を変えるきっかけになり、本を読む人と読まない人の差になるのです。
そしてその差は複利的に積み重なっていきます。
はじめは大変かもしれませんが、本を読んで得られたものは必ず自分の人生に役立つものになります。
まずは毎日数ページでも、本を読むことを習慣にしてみてください。
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