最終更新日 2024年2月5日
こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。
思考力は人生を生きる上でとても大事な力です。
思考力があれば一つひとつの物事を深く考えたり、表面的なことではなく本質的な気づきを得ることができます。
一方、思考力がないと悩みや問題の解決方法がわからず、おかしなことや理不尽なことに対してもただ従うしかなくなります。
物事と深く向き合うためには思考力が必要であり、思考力はすべての人が身につけておいて損はない力です。
ですが、思考力というのは生まれつき備わっているものではなく、身につけたいと思うのであれば日頃から鍛えていかなければなりません。
ライオンの武器は牙で、クマの武器は爪となっていますが、人間の武器は頭にあります。つまり、思考力ということです。
思考力とは「考える力」のことであり、思考力はトレーニングすることで誰でも鍛えることができる。
今より少しでも頭が良くなりたかったり、考える力を身につけて色々な悩みを問題を解決したいのなら、思考力を鍛えるのは必須です。
思考力はお金と同じで、ないと困ることがあっても、ありすぎて困ることはありません。
今回の記事では、思考力とはどういう力なのかを何かについて解説し、後半では思考力を鍛える方法を紹介していきます。
思考力を鍛えると、文字どおり見える世界が変わります。
考える力が身につくことで物事への解釈が変わり、今までとは違った視点から考えられるようになるからです。
目次
思考力とはなにか
はじめにも言ったように、思考力とは「考える力」のことです。
ですが、考える力と言われても「何をどのように?」と思うでしょう。
そこでまず考える力について深堀りしていき、思考力と想像力の違いについて、思考力はトレーニングできることについて解説していきます。
思考力=考える力
思考力とはその名のとおり、思考(考える)ための力であり、人間以外の動物にはない能力の一つです。
人類は思考する力を持っているからこそ、社会と文明を発展させることができ、現代のような豊かな生活を実現させてきました。
ですが、思考力は人によって大きく異なっていて、生まれながらに思考力が高い人と低い人がいます。
よく勘違いしがちですが、思考力の高さと勉強ができるかどうかは関係がありません。
一般的に頭の良さは「勉強ができるかできないか」を基準にしていますが、「勉強ができるから思考力も高い」とはならないのです。
思考力とは勉強の知識ではなく「考える力」のことを指します。
つまり、自分の頭を使って悩みや問題の解決策を考えたり、自分なりのアイディアを考えられる人こそ思考能力が高い人です。
- 勉強ができるから思考力も高いわけではない。
- 思考力は考える力であり、勉強の知識は記憶力がモノを言う。
そのため思考力をつけるために勉強したとしても、それは目的と手段が違っています。
思考力を身につけるには、勉強とは違う方法で考える力を鍛えなければなりません。
思考力と想像力は別物
「思考力」と「想像力」も、よく混合されがちな言葉です。
さきほども言ったように、思考力は考える力のことを指しますが、想像力は「考える」のではなく「創造」する力を意味します。
- 思考力⇒考える力。
- 想像力⇒イチから創造する力。
思考力は悩みや問題を解決するのに役立つ力ですが、想像力は悩みと問題を生み出す力です。
もちろんそれはネガティブな悩みや問題だけに限らず、ボジティブで前向きな悩みや問題も創造することができます。
「創造」と「思考」は別物であり、思考から創造が生まれるわけではないのです。
そのため、思考力が高くても想像力が高いとはなりません。
思考力があっても想像力は高くならない。
想像力を高くしたいのであれば、創造力を鍛えるしかありません。そして創造力は、頭の中にあるピースを組み合わせることで完成します。
一方、思考力の場合は日常的なトレーニングによって誰でも鍛えることが可能です。
思考力が高い人と低い人の差は、「日常的な出来事にどれだけ疑問をもつことができるか?」にあると言えます。
思考力はトレーニングすることができる
さきほど言ったように、思考力は誰でもトレーニングが可能であり、普段の生活の中でいつでも鍛えることができます。
たとえば、会社で誰かに腹が立ったときには、以下のように考えてみる。
- 「どうして怒りの感情が湧いてくるのか?」
- 「自分目線で物事を決めつけてはいないか?」
- 「怒りをコントロールするにはどうすればいいのか?」
逆に他人に怒りをぶつけられたときは、以下のように考えてみる。
- 「あの人は本当は何に怒ってるんだろうか?」
- 「自分は一時の感情に流されずに、冷静に話すようにしよう」
- 「怒りの感情をぶつけられると、自分にも怒りの感情が湧いてくるのはなぜか?」
毎日の生活の中で起こる出来事にただ身を任せるのではなく、どんなことでも1つひとつ注意深く考えることで思考力はトレーニングできます。
思考力は筋肉と同じで、頭を考えることに使えば使うほど鍛えられていくものなのです。
また、こうした視点から物事を考えることができれば、毎日を「思考力を鍛える場」として活用することができます。
つまらないと感じていていたことでも、「思考力のトレーニング」という観点から見ると案外楽しくなったりするものです。
思考力を鍛える3つの方法
ここまでは、思考力とはどんな力なのかを解説してきました。
思考力とは考える力のことであり、想像力とはまったくの別物です。
そして、思考力は誰でもトレーニングが可能であり、思考力を鍛えておいて損することはまずないでしょう。
では、具体的にはどういう方法で思考力を鍛えればいいのか。
ここからは、思考力を鍛える3つの方法を紹介していきます。
- 常に疑問を持って考える。
- すべての出来事に学びを見つける。
- 毎日少しでもいいから頭を使う。
詳しく見ていきましょう。
常に疑問を持って考える
思考力を鍛える方法の1つ目は、常に疑問を持って考えることです。
想像力は創造するためのピースを集めることで高められますが、思考力の場合は自ら鍛えなければなりません。
実際、思考力が高い人は常に疑問を持つ習慣があり、物事を斜めに見るのを好みます。
たとえば、身近な例でいうと以下のようなものです。
- 空はなぜ青いのか?
- 人はなぜ働くのか?
- お金とは何なのか?
- 人間の体はどうなっているのか?
- パソコンの中身はどうなっているのか?
これは今適当に考えたことですが、大事なのは「常に疑問を持つ」という点です。
実際、多くの人にとって「なぜ空は青いのか?」なんてどうでもいい疑問であり、「人はなぜ働くのか?」といった疑問も「それが社会人だから」としか考えません。
ですが、そこからさらに一歩進み、「社会人はなぜ働くのか?」「お金をもらうために働くのかなぜなのか?」といったことまで考えられる人が、思考力が高い人です。
思考力が高い人は、ほかの人が考えないことまで考えられる。
疑問を持つことで「自分の頭で考える」という癖が身につき、それが思考力を鍛えるトレーニングになります。
哲学書などを読んでいる人は思考力が高い人が多いですが、それは哲学の本質は「疑問を持つこと」だからです。
生きるとは何か、人生とは何か、幸せとは、豊かさとは、友情とは、愛情とは、家族とは何か。
こうした疑問を考えるのが哲学であり、「答えのない疑問」は最高の思考力トレーニングになります。
すべての出来事に学びを見つける
思考力を鍛える方法の2つ目は、すべての出来事に学びを見つけることです。
実際、どんな物事にも何かしらの学びがであり、出来事から「何を学ぶか」かは自分で決めることができます。
たとえば、仕事で失敗してしまったときは落ち込む人が多いですが、落ち込んで終わるのか、そこから何かを学ぶのかは自分次第です。
- 誰かと喧嘩したとき。
- 好きな人に振られたとき。
- なんかやる気が出ないとき。
- 挫折して失敗してしまったとき。
そうした出来事は何かを学ぶのに最適な瞬間であり、「学びを見つけよう」とすることで思考力が鍛えられます。
出来事から学びを見つけようとすることで、思考力が鍛えられる。
1日1日を学びであると考え、自分の身に降りかかる出来事を栄養として自分の心に消化させていく。
思考力はこの繰り返しによって鍛えられるのです。
どんなに退屈な一日だと感じていても、そこから何かしらの学びを得ようと頭を働かせること。
思考力も筋肉と同じく、使わなければどんどん低下していくだけです。
つまり、思考力が低い人というのは、日常的に頭を使っていない人だと言えるでしょう。
これについては次で詳しく解説していきますが、「学びを見つける」という姿勢を持つことで思考力を鍛えられることを覚えておきましょう。
毎日少しでもいいから頭を使う
思考力を鍛える方法の3つ目は、毎日少しでもいいから頭を使うことです。
さきほど言ったように、思考力は筋肉と同じように使えば使うだけ鍛えられ、使わなければどんどん退化していきます。
筋肉の成長には負荷というストレスが必要なように、思考力を鍛えるためにも一定のストレスが必要不可欠です。
思考力を鍛えるためのストレスは、頭を使うことにほかなりません。
つまり、ここまで説明したきたとおり「常に疑問を持ち、すべての出来事に何かしらの学びを見つけること」です。
こうして毎日頭を使うことで、思考力は日に日に鍛えられていくでしょう。
頭を使う方法はいくつかありますが、その中でも読書は比較的効果が高く、本を読んでいる人は思考力が高い傾向にあります。
- 思考力は毎日頭を使うことで鍛えられる。
- 読書は頭を使うのに最適な方法。
ですが、頭を使わずに作業的に本を読んでも思考力は鍛えられません。
大事なのは「自分の頭で考えているか」であり、本の読み方次第で鍛えられる部分が変わります。
思考力を鍛えたい人は、自分の頭で考えさせられるような、ちょっと難易度の高い本を読んでみましょう。
読書については以下の記事で詳しく解説していますので、興味がある人は読んでみてください。
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まとめ:思考力は自分の頭で考えてこそ鍛えられる
今回の記事では思考力とは何かについて解説し、思考力を鍛える方法を紹介してきました。
まとめは以下のとおり。
- 思考力とは物事を深く考える力のこと。
- 思考力と想像力はまったくの別物。
- 常に疑問を持つことで思考力は鍛えられる。
- 学ぶことで深く考える力が身につく。
- 読書は思考力を鍛えるのに役立つ。
思考力とは考える力のことであり、物事を深く探求できる能力のことを言います。
思考力は勉強ができるできないの知識とは別物であり、学力がある人が必ずしも思考力が高いとは限りません。
一方、勉強ができなくても思考力がずば抜けて高い人もいます。
思考力は後天的にトレーニングすることが可能であり、普段から意識するだけで誰でも鍛えられるものです。
体を動かさないと筋肉が退化していくように、毎日テレビやYoutubeをぼーっと見ているだけでは思考力は低下していく一方。
結局のところ思考力を鍛えるには「頭を使う」しかありません。
そして、頭を使う方法としておすすめなのは本を読むことであり、毎日30分でもいいから読書をして頭を使えば、思考力は自然と鍛えられるでしょう。
もちろん、本を読むときも「自分の頭で考える」ことが大事であり、速読の斜め読みでパパッと読んでいるだけではあまり意味がありません。
思考力は「頭を使って」こそ鍛えられます。
思考力を鍛えたい人は、普段から自分の頭で考える癖を身につけてみましょう。
そうすれば自然と思考力が高まり、今まで解決できなかった悩みや疑問を解決できるようになるはずです。
また、思考力を高めるのにおすすめの本を以下で紹介しているので、参考にしてみてください。
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