最終更新日 2024年2月5日
こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。
みなさんは「結果と過程はどっちが大事なんだろう」と思ったことはありませんか?
実際、多くの人は「結果」ばかりを重視し、そこに至るまでの「過程」はあまり重視していません。
たとえばスポーツの試合にしても、どんなにいい試合をしても「勝たなければ意味がない」と言われます。
仕事にしても、どんなに頑張って努力しても「結果が出なければ意味がない」と言われます。
ですが、結論から言うと「結果よりも過程のほうが圧倒的に大事」です。
もちろん結果を出すことも大事なのは事実ですが、それは「どんなことでも結果がすべて」というわけではありません。
結果だけでは決して語れないものがあるのも事実であり、人生においては結果よりも過程のほうが間違いなく大事です。
そこで今回の記事では、結果よりも過程のほうが大事な理由について解説していきます。
後半では過程を大事にするために必要なことも紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
結果よりも過程のほうが大事な理由
はじめにも言ったように、多くの人は結果ばかりを重視し、そこに至る過程をあまり気にしません。
結果が伴わなければどれだけ努力しても意味がないと言われ、特に仕事やスポーツにおいては「結果がすべてだ」と言われます。
ですがさきほども言ったように、人生という幅広い視点から物事を考えると、結果よりも過程のほうが圧倒的に大事です。
どういうことか詳しく解説していきます。
結果は過程の集合体
結果よりも過程が大事な理由としては、まず第一に「結果は過程の集合体」であることが挙げられます。
どういうことかと言うと、結果というのは過程の積み重ねで成り立つものであり、過程なくして結果は生まれません。
過程の質が悪ければ結果もダメになることが多く、過程が良ければ自ずと結果も良くなります。
結果が出ない人は過程を大事にしていないケースがほとんどで、それはつまり「努力」という過程をないがしろにしているのです。
結果を出すためには「努力」という過程が大事であり、努力の方向性が間違っていれば結果は出ない。
たとえば「目標」という結果は、過程の集合体であると言えます。
努力という毎日の小さな過程がたくさんあり、その過程が合体して出来上がったものが「目標」、つまり結果です。
であれば、大事なのは結果を作り上げている過程であることがわかります。
過程がなければ結果は生まれず、結果が伴わなければ夢や目標も叶わない。
結果は過程を大事にコツコツ積み重ねた先にあるものなのです。
仕事でもスポーツでも結果を出すには過程が何より大事
目標達成という結果を出すには、努力という過程を大事にしなければなりません。
たとえば仕事で結果を出したいと思っていても、自分にその仕事をこなせるだけのスキルがなければミスをして恥をかくのがオチです。
スポーツにしても同じで、ホームランを打つためには毎日素振りをしたり、フォームのチェックや筋力トレーニングという努力が必要になります。
こうした結果のための過程をすっ飛ばして、いきなり結果を出そうとしても絶対にうまくいきません。
結果ばかりを見ている人は、過程をおろそかにして努力や習慣の力を見くびっています。
- 気合いや根性でどうにかなると思っている。
- 努力や習慣の力を見くびっている。
- 結果され出れば後はどうでもいいと思っている。
過程をおろそかにして運よく結果が出たとしても、それは実力ではなく運のおかげなので再現性がありません。
そういう人は遅かれ早かれ化けの皮が剥がれ、実力のない惨めな自分をさらけ出す運命にあります。
人生には何がなんでも結果を出さなければならないときもありますが、結果が過程の集合体である以上、過程をすっ飛ばすことはできません。
結果が出てる人の多くは、過程という一つひとつの小さな努力を積み重ねているのです。
結果が出なくても過程は経験となる
多くの人は結果が出ないと挫折したりガッカリしますが、たとえ結果が伴わなくても過程には人生に役立つ大きな学びあります。
努力という過程の中で得てきたことは、人生に役立つ経験となるのです。
過程を大事にしない人は「結果が出なければなんの意味もない」と考えがちで、その考えのせいで過程に費やした時間も無意味なものにしています。
実際、過程を大事にする必要があるのは結果を出すためだけではなく、過程で得てきたことが自分の人生を豊かにしてくれるからです。
よく言われるように「無駄な努力は何一つない」ということですね。
これについては以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
もちろん「自分は結果にこだわって生きるんだ!」「結果がすべてなんだ!」と思いながら生きるのも本人の自由です。
ですが「人生」という長い目で見たとき、さまざまな過程を大事にしたほうが豊かな人生が送れるのは間違いありません。
ある意味、人生も1日1日という過程の積み重ねです。
死が人生の結果であると考えれば、過程である1日1日を大切に生きるのが大事なのは言うまでもありません。
人生を本当の意味で豊かにしてくれるのは結果ではなく、自分自身の経験であり、生きてきた過程であり、思い出なのです。
過程を大事にするために必要なこと
ここまで、結果よりも過程のほうが大事な理由を解説してきました。
何度も言いますが、結果は過程の集合体であるため、過程を大事にしなければ結果は出ません。
では、過程を大事にするためにはどうすればいいのか。
ここからは、過程を大事にするために必要なことを解説していきます。
必要なのは、以下の3つの意識です。
- 楽しみながら積み重ねる。
- 結果ばかりにこだわらない。
- 本当の目的を忘れない。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
楽しみながら積み重ねる
結果よりも過程を大事にしようと思ったら、楽しみながら過程を積み重ねる必要があります。
実際、結果を出すためにも楽しみながら努力するのは大切なことであり、過程を楽しんでいればそこから得られる学びも大きいです。
「努力している人は、努力を努力と思っていない」という言葉がありますが、まさにいい得て妙ですね。
過程を大事にする人は、結果ではなく努力そのものに目を向けています。
そして努力を努力と思わずに過程を楽しもうとしているからこそ、過程が人生の学びにもなっていくのです。
過程を楽しむことで多くの学びが得られ、結果も得られやすくなる。
私の好きな言葉に「才能は努力に勝てない、努力は楽しむ人には勝てない」という言葉があります。
結果を何よりも大事にするのもいいですが、本当に結果を大事にしたいなら過程を大事にしなければなりません。
そして過程を大事にするために、楽しみながら努力という過程を積み重ねる。
結果を出したい人、過程を大事にしたい人のどちらも、ガチガチに気張らず気楽に楽しみながら取り組んでみましょう。
結果ばかりにこだわらない
人はどうしても目に見える結果に捉われがちです。
結果が良ければ周りの人たちから褒められたり、凄いと言われたり、尊敬されたりします。
だからこそ、多くの人は結果がすべてで、結果が伴わないと過程は無意味だと考えたりします。
努力しても結果が出なければ挫折したり投げ出してしまうのも、結果ばかりにこだわっていることが原因だと言えるでしょう。
では、どうすれば結果ばかりにこだわらずにいられるのか。
そのためには「結果」を因数分解し、結果を出すために必要な「過程」を書き出すのがおすすめです。
たとえば、プロ野球選手である大谷翔平の目標達成シートがわかりやすいですね。
この目標達成シートでは、真ん中に達成したい目標(結果)を置き、それぞれ8つの方向に結果を出すために必要なこと(過程)を書き込んでいきます。
そしてその過程1つひとつもまた目標(結果)として真ん中に置き、その結果を出すために必要なこと(過程)を書き出していく。
こうすることで「今自分は何をすべきか」という目の前の目的がわかり、結果ではなく過程に集中することができます。
過程をハッキリさせることで「自分は今何を大事にするべきか」がわかり、過程の1つひとつを大事にできる。
お金持ちの多くは「お金持ちになろう」と思い、お金持ちになってるわけではないと言われています。
お金を稼ぐことよりも「やりたいことをやってたらお金持ちになっていた」という人が多いのです。
つまり、結果(お金持ち)にこだわっていたわけではなく、過程(やりたいことをやる)を大事にしているということです。
スポーツ選手にしてもその他の職業にしても、「やっていて楽しかったから」「楽しみながら努力をしていたら結果が出ていた」という人はたくさんいます。
過程を大事にするには、まず自分にはどんな過程が必要なのかをハッキリさせてみましょう。
本当の目的を忘れない
結果よりも過程を大事にするための最後のポイントは、本当の目的を忘れないことです。
これはつまり、
- 自分はどんな目的に向かって生きているのか。
- そのためにどんなことが必要なのか。
これらを常に忘れないように頭に入れておくということです。
人それぞれ求めている結果が違うので、結果を出すために必要な過程も1人ひとり違います。
過程を大事にするには結果をしっかり見つめた上で、自分がやるべきことを知らなければなりません。
結果がぼやけていれば、うまくいかないときに「自分は何のためにこれをやっているのか?」と迷いが生まれ、挫折してしまうでしょう。
だからこそ、さきほどの目標達成シートが大事になります。
自分の本当の目的である「結果」をしっかり見つめることで、過程を大事に積み重ねようとする意識が生まれるのです。
そもそも、なぜ結果を出したいのか?
この疑問にすんなり答えられるのであれば、過程を大事にできるはずです。
もちろん目的ばかりを考えると「結果に捉われている状態」になってしまうので、気をつけなければなりません。
しかし、過程を大事にするためには、本当の目的を肝に銘じておく必要があります。
目的がわからない過程を積み重ねるのではなく、目的(結果)から逆算した過程を大事に積み重ねていきましょう。
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【まとめ】結果よりも過程を大事にすることで結果が出る
今回の記事では、結果よりも過程のほうが大事な理由についてと、過程を大事にするために必要なことを解説してきました。
まとめは以下のとおりです。
- 結果は過程の集合体であり、過程を大事にしなければ結果も出ない。
- たとえ結果が出なくても、経験という過程は人生の役に立つ。
- 結果を出している人は、過程を大事にしている。
- 過程を大事にするには、結果ばかり気にせずに楽しむこと。
- なぜ結果を出したいからを明確にすること。
逆説的ですが、結果にこだわって過程をおろそかにしている人ほど、結果を出すことはできません。
結果というのは過程の集合体であり、結果を出すためには過程を大事にするのは不可欠です。
仮に過程を大事にして結果が出なかったとしても、その大事にした過程で得られた多くの経験は必ず人生の役に立ちます。
人生には何ひとつ無駄な努力は存在せず、すべての過程から何かしらの学びがあるのです。
「才能は努力する人には勝てない、努力は楽しむ人には勝てない」という言葉は、「結果ばかりにこだわる人は、過程を楽しむ人には勝てない」と言い換えることができます。
結果と過程のどちらが大事かは、結果を出すためにはどうすればいいかを考えれば簡単にわかるものです。
何がなんでも結果を出さなければならないときもあると思いますが、過程を楽しむ人にこそ結果が出ることを覚えておきましょう。
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