仕事と労働の違いについて解説【労働ではなく仕事をしよう!】

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こんにちは、竜崎です!

みなさんは、以下のようなことを思ったことはありませんか?

  • 仕事と労働の違いって何だろう。
  • 何が仕事で、何が労働になるんだろう。

仕事と労働はよく同じものとして使われますが、実はまったくの別物です。

ドイツの哲学者であるハンナ・アーレントは、「人間の条件」という本の中で「仕事」「労働」を明確に区別しました。

アーレントによれば、仕事とは「人間の個々の生命とは別個に、世界に存在し続けていくモノの創造に関わる営み」であり、労働とは「人間の肉体によって消費される、必要物の生産に関わる営み」のことを指します。

とてもわかりづらいですね(笑)

簡単に言うと、仕事は「消費以外の価値を生み出すものをつくる活動」、労働は「生活や消費のために仕方なくおこなわれる生産活動」ということです。

仕事と労働の違い
  • 仕事⇒消費以外の価値を生み出すものをつくる活動。
  • 労働⇒生活や消費のために仕方なくおこなわれる生産活動。

昔、労働は奴隷たちがおこなっていた作業であり、地位の高い人たちからは敬遠されていました。

奴隷を雇うお金を持っていた人たちは、生活に必要な労働を奴隷に任せ、自分たちは芸術的作品を作ったりなど創造的な活動をおこなう仕事をしていたのです。

そして昔の時代では、仕事は高貴な活動だと考えられていました。

そこで今回の記事では、「仕事」と「労働」の違いについて解説していき、後半では「労働」ではなく「仕事」をする方法を解説していきます。

今回の記事でわかること
  • 仕事と労働の違いについて。
  • 仕事が人生を豊かにしてくれること。
  • 「労働」ではなく「仕事」をする方法。

現代では「働きたくない」と思っている人がたくさんいますが、それは「仕事」ではなく「労働」をしているからかもしれません。

竜崎
仕事と労働の違いについて興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください^^

 

仕事と労働の違い

現代では「仕事」にあまりいいイメージはついていません。

明日も仕事だと思うと憂鬱になる人のほうが多く、仕事は「できることならしたくないもの」と思っている人が大多数です。

ではなぜ、現代では仕事がそこまで嫌われるものになってしまったのでしょうか?

それは多くの人が「仕事」ではなく「労働」をしているからであり、仕事が「お金を稼ぐための手段」にしかなっていないからです。

竜崎
以下で詳しく解説していきます^^

 

仕事と労働の具体例

はじめに言ったように、アーレントによれば「仕事」とは「消費以外の価値を生み出すものをつくる活動」、「労働」とは「生活や消費のために仕方なくおこなわれる生産活動」になります。

仕事と労働の違い
  • 仕事⇒消費以外の価値を生み出すものをつくる活動。
  • 労働⇒生活や消費のために仕方なくおこなわれる生産活動。

この定義から考える「労働」の代表的なこととしては、食料品や衣服の生産などがそれに当たります。

食料や衣服は人間が消費するために必要であり、人間の生活には欠かせない必需品です。

「生活のために仕方なくやる仕事」、それがアーレントのいう「労働」になります。

それに対してアーレントが言う「仕事」とは、音楽や絵、詩や工芸品といった、必ずしも生きるために必要ではないものをつくる活動です。

竜崎
仕事には芸術的活動全般が当てはまるといっても間違いではありません。

「生きるための消費ではなく、純粋な創造と楽しみによる行為」、それがアーレントのいう「仕事」です。

仕事と労働の具体例
  • 仕事⇒音楽や絵、詩や工芸品の製作など、生きるために必要ではないものをつくる活動。
  • 労働⇒食料や衣服、その他生きるために必要なものをつくる活動。

 

現代は「労働」から解放されつつある

さて、アーレントの「仕事」と「労働」の区別は明確ですが、その定義を現代にそのまま適用することできません。

というのも、アーレントの定義は一昔前の「フォーディズム的生産体制」のときにこそ意味があったものです。

竜崎
フォーディズム的生産体制とは、ヘンリー・フォードが自動車の大量生産のために導入した作業方式のことです。

簡単に言うと、8時間労働と単純な繰り返し作業」のことを指します。

産業革命後の世界では、とにかく生きるためには働かないといけませんでした。

フォーディズム時代において、アーレントの言う「仕事」ができる人は一握りの上流階級の人だけです。

それ以外のほとんどの人たちは「労働」をしてお金を稼いでいました。

ですが、現代は「生活のための労働」から解放されつつあります。

昔の時代背景の中では、「仕事」と「労働」を区別し「人間らしく生きるためには労働ではなく仕事をするべきだ」という主張が深い意味を持ちました。

しかし、現代ではすでにアーレントが言う「労働」は消えつつあります。

もちろん世界的に見ればまだまだモノが足りない国や社会もありますし、日本でも生活のための仕事が完全になくなったわけではありません。

それでも現代は昔に比べてモノに溢れ、日本を含んだ先進国では食料や衣服は有り余っているのが事実です。

竜崎
アーレントが述べた「生活や消費のための労働」という定義は、一昔前のものだと言わざるを得ません。

令和という現代は、一人ひとりに「労働」ではなく「仕事」をする選択肢が与えられているのです。

 

変化する現代の「仕事」

現代は「生活のための労働」から解放され、「創造的な仕事」をする選択肢が1人ひとりに与えられています。

ですが、「創造的な仕事」と聞いてもあまりパッとしない人のほうが多いですよね(笑)

竜崎
そこで、労働から解放された現代の仕事についてもっと考えてみましょう。

たとえば衣服や料理を作っている人は、どちらも昔は労働の一部だと考えられていたでしょう。

しかし、現代では衣服や料理を作ることは「消費」ではなく「創造」に変わりました。

ただ「着る」のではなく、ファッションを「楽しむ」ために人は服を買っています。

料理も同じで、ただ「食べる」のではなく、家族や友達と食事を「楽しむ」ために料理は作られています。

衣服をデザインする人も、美味しい料理を作る人も、生きるために仕方なくやっている「労働」ではなく、人の人生を豊かにする「仕事」をしているのです。

ポイント

現代では「労働」を「仕事」に変えられるようになった。

イスを消費するために作るのは「労働」です。

ですが、職人がイスの素材から細部までこだわりを持ち、誰にも作れない芸術的なイスを作るのは「仕事」になります。

美術品や工芸品など、何かしらのモノを作ることは「創造する仕事」なのです。

 

仕事が人生を豊かにする

さきほど言ったように、現代は「労働」を「仕事」に変えられる社会です。

ですが、実際にはまだまだ「労働」をしている人がたくさんいます。

竜崎
朝起きて通勤することに苦痛を感じたり、同じ作業を一日中やらされたり、ただ生活のためにお金を稼いでいる人は「労働者」という分類になります。

もちろん、労働者であることが悪いことではありません。

ですが、仕事をしていて嫌気が差しているのなら、それは労働者である自分に嫌気が差しているということでもあります。

それを単に心意気の問題として片付けるのは簡単ですが、それでは問題の本質はいつまで経っても解決しません。

仕事への嫌悪感を消すためには「労働」を「仕事」にする必要があります。

仕事は人生の多くの時間を費やすものです。

そして、仕事こそ人生を豊かにしてくれます。

カール・マルクスは「人は将来的に週15時間程度しか働かなくなるだろう」と述べましたが、多くの人たちはまだまだ1日8時間・週40時間前後働いています。

サービス残業や休日出勤といった問題も絶えず、ワークライフバランスとはほど遠い生活をしている人や、ワーカーホリックになっている人も多いです。

こうした問題を解決するためにも、1人ひとりが「労働」ではなく「仕事」をすることが大切になります。

 

「労働」ではなく「仕事」をする方法

ここまでは「仕事」と「労働」の違いについて解説してきました。

現代では労働から解放されつつありますが、まだまだ働くことに嫌気が差している人は多いです。

働いていて嫌気が差しているということは、それは「仕事」ではなく「労働」をしている可能性が高いといえるでしょう。

では、どうすれば労働を仕事に変えられるのでしょうか?

ここからは「労働」を「仕事」にする方法を紹介していきます。

労働を仕事にする方法
  • 好きな仕事をすること。
  • お金だけを目的にしない。
  • 自分にとっての「仕事」を考える。
竜崎
それでは詳しくみていきましょう^^

 

好きな仕事をすること

現代では「好きを仕事に」というフレーズをよく耳にしますが、自分の好きなことをしてお金を稼いでいる人は、自分の仕事を労働だと思っていないでしょう。

もちろんそれは本人の心意気や考え方の違いにもよりますし、どんな仕事をしていても「自分は労働をしている」と考える人もいます。

ですが、現代は昔よりも格段に自分の仕事に対して意義を感じられる時代になっています。

自分のやっていることを労働ではなく仕事だと思っている人は、ワーカーホリックのように一日中働いてもストレスは感じません。

一方、仕事が労働になっている人はできる限り働く時間を短くし、自由な時間が欲しいと思っています。

両者の違いは「好きなを仕事をしているかどうか」です。

好きな仕事とやりたくない仕事では、どちらのほうが「労働」だと感じにくいかは言わなくてもわかりますよね^^

たとえ単純作業をやっていたとしても、その作業が自分の好きな仕事であるなら、自分のやっていることを「労働」だとは感じないでしょう。

ポイント

「労働」か「仕事」かは、好きな仕事をしているかによって決まる。

竜崎
仕事に対する嫌悪感をなくしたい人は、自分の好きなことを仕事にしてみましょう^^

また、自分の「好きな仕事」や「やりたい仕事」がわからないという人は、以下の記事を参考にしてみてください^^

【やりたい仕事の見つけ方】誰でもやりたい仕事がわかる方法を解説。

2022年1月13日

 

お金だけを目的にしない

労働を仕事にする方法の2つ目は、お金だけを目的にしないことです。

実際、単純に考えれば「仕事」も「労働」も大した変わりがないように思うでしょう。

どちらも結局は「何かをつくるための活動」であり、労働は「消費」のために、仕事は「個人の楽しみ」「芸術的な創作物」のための活動です。

竜崎
そして現代では、仕事は「お金を稼ぐために仕方なくするもの」という考えが一般的になっています。

お金さえあれば仕事なんてせず、毎日遊んで暮らしたい、そう思っている人も多いでしょう。

ですが、仕事は決してお金を稼ぐためだけの活動ではありません。

もちろんお金を稼ぐことも大切です。お金がなければ衣食住を確保できず、マトモな生活すら送れないでしょう。

しかし、お金だけを目的にしていると逆に「仕事」が「労働」に変わってしまいます。

つまり、好きな仕事をお金のためにやると、それは「生活のための労働」になるのです。

ポイント

お金は大事でも、お金のために「仕事」をすると「労働」になる。

「労働」ではなく「仕事」をしたいのであれば、お金以外にも仕事の内容や人間関係といった部分を重視するのがおすすめです。

竜崎
仕事の色々な面を大切にするからこそ、「労働」ではなく「仕事」にすることができるのです^^

 

自分にとっての「仕事」を考える

アーレントは「労働」と「仕事」を明確に分けましたが、何もその定義をそのまま信じる必要はありません。

自分が労働だと思えば「労働」であり、仕事をしていると思えばそれは「仕事」になります。

大切なのは自分にとって「仕事とは何か」をしっかりと考えることです。

自分の中で「仕事」の定義がハッキリしていないと、どんな仕事でも「労働」になってしまいます。

アーレントの仕事と労働の定義はあくまで参考としておき、そこから自分にとっての「仕事」と「労働」の定義を考えなければなりません。

他人にとっては単純作業は「労働」だとしても、自分にとっては「仕事」になるかもしれません。

逆に自分にとって「労働」だと感じることが、他人にとっては「仕事」になるかもしれないのです。

これはどちらが正解なのかという問題ではなく、「仕事」か「労働」かは働いているときの自分の感覚で決まります。

竜崎
僕にとっては「お金のために働いている状態」は「労働」であり、やりたいことや好きな仕事をしているときが「仕事」です。

もちろん「仕事」をしているときにも嫌なことや大変なことはたくさんあります。

ですが「仕事」だからこそ頑張れる部分があるのも事実です。

ある意味「仕事」と「労働」の違いは、「その作業に一生懸命になれるかどうか」とも言えますね^^

自分にとっての「仕事」の定義がハッキリすれば、その定義に沿った仕事をするだけで「労働」から「仕事」に変えられます。

人生のほとんどの時間は仕事をしている時間です。

だからこそお金や生活のための「労働」ではなく、自分にとって楽しい営みである「仕事」をすることが豊かな人生につながっていくのです^^

 

今の仕事が「労働」だと思うなら転職するのもアリ

労働を仕事にするためには、「好きな仕事」をするのが1つの方法になります。

そこでおすすめなのが「転職エージェント」を利用して仕事を探すことです。

竜崎
転職エージェントとは、転職のプロである担当者がマンツーマンで転職活動をサポートしてくれるサービスです。

転職エージェントを利用すると、自分の強みや弱み、向いてる仕事や向いてない仕事、年収や仕事内容などを担当者と話し合うことになります。

実際、「好きな仕事」と聞かれてもすぐに答えられない人が大多数でしょう。

それは自分のことがわかっていないことが原因です。

  • 自分は何が好きなのか。
  • どういう働き方がしたいのか。
  • どのぐらい給料が欲しいのか。
  • どういう作業はしたくないのか。

こうした部分がハッキリしていないと、好きな仕事をすることはできません。

そこで転職のプロである第三者と話し合うことで、自分のことがより鮮明にわかり、好きな仕事が見つかる可能性が高くなります。

自分の強みや弱みを理解すれば、ぼんやりと自分の好きな仕事がどんなものなのかが見えてくるものです。

また、転職エージェント自体はたくさんありますが、その中でも特におすすめなのは「マイナビエージェント」になります。

マイナビエージェントは、20代~30代の転職に強いのが特徴のエージェントです。

ほかの転職エージェントと比べてサポートが手厚く、どんな相談にも親身になって話を聞いてくれることで評判がとてもよくなっています。

竜崎
実際に僕の友達で利用した人も、親身に相談に乗ってくれて好きな仕事に転職できたと喜んでいました^^

好きな仕事をしたい人、好きな仕事がわからない人はぜひ転職エージェントに相談してみましょう。

もちろん利用も無料なので、気になる人は下記から登録してみてください^^

■公式サイトはコチラ

 

【まとめ】労働を仕事に変えて、豊かな人生を生きよう!

今回の記事では、「仕事」と「労働」の違いについて解説し、「労働」ではなく「仕事」をする方法を紹介してきました。

今回の記事でわかったこと
  • 仕事と労働の違いについて。
  • 仕事が人生を豊かにしてくれること。
  • 「労働」ではなく「仕事」をする方法。

仕事と労働は似て非なるものであり、仕事に嫌気が差している人の多くは「仕事」ではなく「労働」をしています。

両者の違いは以下のとおりです。

仕事と労働の違い
  • 仕事⇒消費以外の価値を生み出すものをつくる活動。
  • 労働⇒生活や消費のために仕方なくおこなわれる生産活動。

「仕事」は必ずしも生活のために必要ではないが、人生にとって大切なものをつくる活動のこと。

それに対して「労働」とは、生活やお金、消費のためにやらなくてはならない生産活動のことを指します。

ですが、これはアーレントが「人間の条件」という本の中で述べた定義であり、現代はすでに「労働」から解放されつつあります。

昔は「労働」だったものでも、現代では「仕事」になっているものも少なくありません。

つまり、現代は誰でも「労働」を「仕事」に変えられる時代に生きているのです。

そして「労働」を」「仕事」に変える方法として、以下の3つを紹介してきました。

労働を仕事にする方法
  • 好きな仕事をすること。
  • お金だけを目的にしない。
  • 自分にとっての「仕事」を考える。

現代は「好きを仕事に」というワードをよく耳にしますが、好きな仕事をしている状態こそ「仕事」をしている状態です。

ですが人によって、「労働」や「仕事」の定義が変わることも頭に入れておかなければなりません。

他人にとっての「労働」が自分にとっての「仕事」かもしれない。

だからこそ、自分にとっての「仕事とは何か?」を考える必要があります。

自分にとっての「仕事」の定義がハッキリすれば、「労働」から抜け出し、充実感を感じる「仕事」をすることができます。

竜崎
仕事と労働について考えのも大事ですが、もっとも大事なのは自分の「仕事観」を持つことです^^

そして、「好きな仕事」を考えるときにはぜひ転職エージェントを利用してみましょう。

■公式サイトはコチラ

1人で仕事に嫌気を差しながら考え込んでも、状況は良くなりません。

まずは行動を起こし、状況と環境を変えることからはじめてみるのがおすすめです。

今回の記事を参考にし、1人でも多くの人が「労働」から「仕事」にすることを願っています^^

また、「働く意味」について悩んでいる人は、以下の記事を読んでみてください。

【何のために働くのか】人間が働く意味とは何なのかを解説。

2021年12月10日

 

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