最終更新日 2025年6月23日
「読書したほうがいい」と思っていても、中々習慣化できない人は少なくありません。
読書に限らず、何かを習慣化するのは簡単ではなく、習慣化するためには今までの自分の行動を変える必要があります。
ですが、読書はランニングや筋トレよりは習慣化がしやすく、本を読むための工夫をすれば誰でも読書の習慣化は可能です。
この記事では、10年間読書を習慣化した、本を読むためのテクニックを、実体験を元に紹介していきます。
読書を習慣化したい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
年々増える若者の読書離れ
近年は、スマホやゲームなどに夢中になり、読書をしない人が増えていると言われています。
とくに10代~20代は「若者の読書離れ」と言われたり、本を読む人が年々減っているようです。
今ではスマホを開けば無料で動画やアニメ、ゲームを楽しむことができるため、楽しい時間を過ごすためにわざわざ読書をする必要性がない。

実際、活字を読むのが苦手という人も多く、わざわざ読書なんかせず動画で見ればいいと思っている人も増えています。
しかし、10年間読書を習慣化している私の経験から言うと、読書はしないよりはするほうが圧倒的におすすめです。
というのも、読書には本を読むことからしか得られないことがあったり、読書によって人生が変わるとも思っています。
私も昔は一切読書をしない子どもでしたが、読書をするようになってから人生と価値観が大きく変わりました。
読書を習慣化することで、あなたの人生は確実に良い方向へと変わっていきます。
読書を習慣化したい人、本を読めるようになりたい人は、ぜひこの機会に挑戦してみてください。
10年間読書を習慣化した方法
ここからは、10年間読書を習慣化した方法を、実体験を元に紹介していきます。
読書は習慣化するのが比較的楽とはいえ、しっかり習慣化しやすい工夫をすることが大事です。
中々読書を習慣化できない人は、参考にしてみてください。
毎日同じ時間に読む
読書を習慣化する上で、一番効果的だと感じたのは、毎日同じ時間に読むことです。
これは読書に限らず、習慣化やルーティンでは「毎日同じ時間」にやることが、一番手っ取り早いと感じています。

完全に習慣化してしまえば、歯を磨かないのが気持ち悪く感じるように、読書しないことに罪悪感を感じるようになります。
つまり、しぶしぶ読書するのではなく、読書したいからするように変わっていくのです。
そうした意識になるには、完全に習慣化するまで毎日同じ時間に読書する必要があります。
読める日と読めない日があると、結局続かなくなるので、1日の中で確実に読書できる時間を見つけ、毎日その時間は読書のためだけに使ってみてください。
体を動かしながら読む
個人的にも、読書をする上で大変なのが眠気です。
今でも椅子に座ったまま読書をすると、30分もすれば眠気で頭がぼーっとし、まぶたが重力に負けて降りてきます。
実際、読書するとすぐ眠くなるから続かないという人も多く、読書の習慣化の一番の敵は眠気といっても過言ではありません。

具体的には、私の場合はステッパーを使いながら読むことで、軽い有酸素運動の効果で眠気を感じずに読書ができてます。
▼使っているステッパー
ステッパーがない場合でも、立ちながらヒザを曲げて、片足に重心を移動させる動きをするだけで、眠気はなくなります。
一方で、イスに座ったり、横になりながら読書すると、あっという間に夢の中。
体を動かしながら読むことで、眠気も飛び、記憶力も上がるのでおすすめです。
読みたい本を読む
読書が嫌なものにならないために、読みたい本を読むのも大切です。

習慣化は嫌なことは続かないので、できるだけやっていて自分が楽しいと感じる必要があります。
そのためには、読まないといけない本は読まず、自分が読みたいと思う本、興味がある本だけを読むのがおすすめです。
私の場合は、読んでいて学びがある本、フィクションよりもノンフィクションの本が好きなので、そうした本ばかり読んでいます。
読みたいを思う本でなければ、読書を習慣化することはできない。
読書の習慣化は気合いや根性でするものではなく、本を読みたいという好奇心からするものです。
好きな本を毎日同じ時間に体を動かしながら読むだけで、読書を習慣化するのがかなり楽になります。
日常生活で生かす
読書の醍醐味は何と言っても、知識が増えることです。
そして、増えた知識を日常生活で生かすことで、学ぶことが楽しくなってきます。
学ぶことが楽しくなれば、もっと色々知りたいと思うようになり、自然と読書がしたい体になる。
これが読書を習慣化するための好循環です。
よく「本を読んだらアウトプットをするのがいい」と言われますが、読書の習慣化という観点からは、あまりおすすめしません。

アウトプットすることは大切でも、読書を習慣化するには、まずは読書を嫌いにならないことが大事です。
そして、アウトプットの方法はノートに書くことだけでなく、日常生活の中でも実践できます。
たとえば、学んだ内容を友達に話す、生活の中で実践する、考え方を変えるなど、アウトプットの方法はさまざま。
私の場合は、読書で得た知識を日常生活で実践することで、学ぶ楽しさを実感し、読書の習慣化につながりました。
10年間読書を習慣化してわかった4つの効果
次に、10年間読書を習慣化してわかった、4つの効果を実体験を元とともに紹介していきます。
ただし、以下の効果は私が実感しているものであり、すべての人に同じ効果があるとは限りません。
「読書にはこういう効果もあるんだな」と、あくまで参考として、読んでみてください。
読解力が上がる
読書を習慣化して感じた効果では、読解力の向上がもっとも大きい効果のひとつです。
読解力とは本を読む力のことではなく、会話の意図を読み解く力のこと。
もちろん、本を読む力も上がりますが、それよりも普段の会話の中で他人の意図をくみ取る力が上がったと実感しています。

最近はSNSでも文脈が読めず、相手が意図していることとは別の意図で言葉を捉え、誹謗中傷する人がたくさんいます。
「文脈を読む」というのは自然にできることではなく、慣れるまでは意識しなければできないことなのです。

読書を習慣化すると、こうした読解力、文脈を読む力が確実に上がります。
読解力は大学受験のためだけでなく、日常的なコミュニケーションでも必須なスキルです。
論理的思考力が上がる
論理的思考力というのは、物事を分解し、推論し、統合する能力のことです。
読解力とは違い、論理的思考力は普段の生活で必須というわけではありませんが、論理的思考力があれば合理的な選択をするのに役立ちます。
そして、合理的な選択をすれば、良い結果を得られることが多く、後悔する選択も回避できます。

とくに小説などのフィクション作品は、読めば読むほど論理的思考力が上がると感じています。
仕事でも論理的な分析ができると、今よりも効率的に仕事ができたり、合理的な選択や決断をするのに役立つはずです。
小説に限らず、本を読むために著者の話を分析し、統合することで、学びながら思考力の向上も狙えます。
語彙力が上がる
これは言うまでもないことですが、読書を習慣化すると、語彙力が自然と上がっていきます。

ですが、読書を習慣化してから言葉のバリエーションも増え、自分の伝えたいことを正確に伝えられるようになりました。
たとえば、今までは感情を表現するための言葉がわからなかったとしても、本から言葉での表現方法が学べます。
とくに哲学書などは、難しい言葉がたくさんあるので、読みながらわからない言葉は検索しながら読んでいました。
語彙力は自分の世界を広げるスキルであり、言葉の選択が広がることで、自分の世界も広がる。
ウィトゲンシュタインが「言語の限界は、思考の限界」と言ったように、語彙力が少ないと思考するための道具も少ないままです。
読書で語彙力を増やせば増やすほど、思考と世界が広がり、さまざまなことをざまざまな角度から考えれるようになります。
価値観が変わる
読書を習慣化して大きく変わったと感じていることが、価値観です。
というのも、読書を始める前の自分と、今の自分とでは、価値観が真逆といっても過言ではないぐらい変わっています。
昔は学ぶことをめんどうくさいと思い、自分本位の狭い世界の中で考えて生きていました。

知識が増えると、今まで自分が常識だと思っていたことが壊れ、今までとは世界が変わって見えてきます。
SNSで良く見かける、以下の画像のような感じです。

見える世界が変わると思考も変わり、思考が変わると性格も変わり、性格が変わると行動が変わり、行動が変わると人生が変わります。
つまり、読書を習慣化することで、人生が変わっていくのです。
私の人生は紛れもなく、読書によって大きく変わりました。
そしてこれからも、読書でどんどん新しい価値観をインプットしていきたいです。
充実した気持ちになる
よく「読書にはストレス発散効果がある」と言われますが、これは私も強く実感していることです。
読書をしていると気持ちが落ち着き、頭の中でスッキリし、充実した気持ちになります。
本を読んでいる間は余計なことを考えず、本の内容だけに集中できるので、悩みに対するストレスがなくなるのです。

ほかにも、読書を習慣化すると、学んでいることに対する自己肯定感みたいのがあるので、自分に自信もついてきます。
逆に、読書せずにダラダラしたときは罪悪感を感じ、自己肯定感も下がるようになりました。
ですが、それがまた読書の習慣化に良い影響を与え、毎日「本を読もう」という気にさせてくれます。
読書でよく聞かれる質問と回答
以下は、読書でよく聞かれる質問と回答です。
Q1:読書する時間はどれぐらい?
A:私の場合は、毎日11時~12時、17時~18時の1日2時間です。
ですが、時間よりも毎日少しでもいいので読むことが大切なので、10分でも20分でも、読んでいて苦にならない時間でいいと思います。
Q2:どんな本を読めばいい?
A:基本的には何でもOKです。
小説なら感受性や語彙力、専門書なら知識、古典なら教訓が身に着きます。
私は専門書を読むことが多いですが、読みたいと思う好きな本を読むのが、習慣化にはおすすめです。
Q3:朝と夜はどっちがおすすめ?
A:集中しやすいのは断然、朝の時間です。
私の場合は、夜は仕事で疲れていたりして、頭がはたらかず、内容が頭に入りづらくなります。
朝なら予定も入らず、邪魔も入らないので、毎日習慣化しやすいです。
Q4:速読(斜め読み)はする?
A:自分は速読は一切しません。
どんな本も隅から隅まで読み通しています。
というのも、せっかく読むなら著者の考えや経験をすべて吸収したいと思っているからです。
ですが、読むのが苦手なのであれば、太字だけ読んだり、斜め読みでもいいと思います。
Q5:月にどれぐらい読む?
A:平均的には月10冊前後です。
難しい本などはゆっくり読みたいのでペースも落ちますが、平均的には10~15冊前後で落ち着いています。
個人的には、読む量よりもどう読むかのほうが大切だと思っているので、量より質がおすすめです。
Q6:電子書籍でもいい?
A:電子書籍でも、読みやすい形でいいと思います。
私は電子書籍はあまり好きではないので、ずっと紙の本で読んでいますが、電子書籍は場所を取らないのがいいなと思ってます。
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まとめ
私は読書を習慣化してから、文字どおり人生が変わりました。
仕事や働き方、価値観や考え方、人との接し方やさまざまなスキルの向上、読書にはたくさんの効果があります。
読書を習慣化したい人は、ぜひこの記事で紹介した方法を試してみてください。
この記事が、読書を習慣化するための参考になればうれしいです。