初めて哲学を学ぶ人におすすめの本6選【自分の哲学を持とう】

【PR】この記事には広告を含む場合があります。 
Pocket

最終更新日 2023年7月20日

こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。

自分の哲学を持っている人は、しっかりと自分軸を保ちながら自分の価値観に従って人生を生きることができます。

しかし、現代では「哲学」と聞くと反射的に「難しそう」「めんどくさそう」と感じる人が多いです。

実際、ただ生きていくだけであれば哲学なんて必要ないし、小難しいことなんて考えず毎日楽しく生きられればそれでいいと思っている人がほとんどでしょう。

私は単純に哲学が好きなので毎日色々な哲学書を読んでいますが、それは趣味で読んでいるわけではありません。

というのも、哲学は豊かに生きるために必要なものであり、自分の哲学を持たずして充実した人生はないと思っているからです。 

今回の記事では、初めて哲学を学ぶ人におすすめの本を紹介していきます。

哲学はめんどくさいものと敬遠されがちですが、豊かな人生を生きるためには哲学を持つことは必須です。

自分の哲学を持つことができれば、意味のないことで悩んだり迷ったりすることもなくなります。

 

自分の哲学を持つ重要性

哲学は2000年以上前に世界最古の哲学者と言われるタレスからはじまり、ソクラテスやプラトン、アリストテレスといった哲学者たちの思想が現代にも数多く語り継がれています。

そうした中で過去の哲学者たちの考えを学び、自分の哲学を持つことで人生をより豊かに生きられるでしょう。

自分の哲学を持つ重要性は、主に3つあります。

  • ただ生きるのではなく、豊かに生きるために必要。
  • 人生の指針となる価値観がハッキリする。
  • 死と向き合うことで「自分はどういう人生を生きたいのか?」がわかる。

詳しく解説していきます。

 

豊かに生きるための哲学

さきほど言ったように、哲学はただ生きるだけなら必ずしも必要なわけではありません。

しかし、哲学は現実に生きる人たちの役に立つからこそ、現代まで生き残り多くの人たちへ語り継がれています。

哲学が時代の遺伝子プールから排除されず、現代まで生き残っている事実が哲学の有用性を証明しているのです。

では、哲学は人生にどのように役立つのか。

実際、哲学は異性をたぶらかしたり、仕事で結果を出したり、子孫を繁栄させるためには必須ではありませんが、豊かに生きるために必要になります。

自分のやるべきことをハッキリさせ、表面上の浅い人間関係ではなくお互いに助け支え合う良好な人間関係を築き、1日1日を充実させて人生を最大限楽しみながら生きる。

そのために哲学は必要なのです。

  • 人生での自分のやるべきことがハッキリする。
  • 浅い人間関係ではなく、支え合う深い人間関係を築ける。
  • 毎日が充実し、人生を最大限楽しみながら生きられる。

こうしたことのために、自分の哲学を持つことが大事なのです。

 

哲学は人生の指針となる

最近は昔と比べて「哲学」という言葉を色々な分野でも聞くようになりました。

会社経営や仕事観に自分なりの哲学を持っている人もいますし、アスリートやアーティストといった分野の人たちも自分を奮い立たせる何かしらの哲学を持っている人が多いです。

哲学は人生の指針とも言えるべき存在であり、自分の中に確固となる哲学がある人は迷いや悩みが少ない。

哲学は迷いや悩みにぶち当たったときに、「どうすればいいか」の判断を手助けしてくれます。

そして迷いや悩みが少なければ、心豊かな人生を生きられるのは言うまでもありません。

私自身、哲学を学び、自分の哲学を持つことでたくさん恩恵を得てきました。

自分の哲学があったおかけで迷いや悩みが減り、自分の進むべき道をハッキリと認識することができたのです。

哲学は人生の指針となり、人生の道に悩んだときにコンパスとして役立ってくれます。

 

「自分はどういう人生を生きたいのか?」

自分なりの哲学を持つというのは、生と死と向き合うという意味でもあります。

多くの人たちは自分の人生と深く向き合ったり、死について考えたりはしません。

今さえ楽しければそれでいいと思っている人がほとんどで、人生や生き方、生と死なんてめんどくさく難しいことなんて考えたくもないと思っています。

しかし、誰しもいつかは必ず死んでしまいますし、死と向き合わずして豊かな人生を定義することはできないでしょう。

自分の哲学がない人は生き方どころが死に方もイメージできず、「自分はどういう人生を生きたいのか?」という問いにも答えられません。 

人生は予測不可能で明日何が起こるかもわかりませんし、もしかしたら明日交通事故で死ぬ可能性もあります。

死と向き合って自分の哲学を持つことで、死に方から逆算した「本当に生きたい人生」がハッキリしてくるでしょう。

 

自分の哲学を持つには

自分の哲学を持つといっても、ただ考えれば自然と浮かんでくるわけではありません。

料理は素材を知っていないと作れないように、自分の哲学も最低限の哲学の知識がなければ持つのは難しいです。

自分の哲学を持つために哲学を学び、哲学を学ぶことで自分の哲学が生まれます。

悩んだり迷ったり、人生の生き方を考えるときに本当に役立つのは、他人の哲学ではなく自分の哲学です。

自分なりの哲学を作る過程は、守破離の概念に似ています。

まず基本を理解し、そこに自分の考えを少しずつ加えていき、最後には自分だけの哲学を作り出す。

つまり、哲学の本を読むのは自分の哲学を作り出すための第一歩なのです。

哲学に初めて触れる人でも簡単に学べる本を以下で紹介していますので、参考にしてみてください。

 

初めて哲学を学ぶのにおすすめの本6選

次は、初めて哲学を学ぶのにおすすめの本を6冊紹介していきます。

具体的には、以下の6冊です。

  • ソフィーの世界/ヨースタイン ゴルデル
  • 哲学と宗教全史/出口治明
  • この世界を生きる哲学大全/富増章成
  • 大人の道徳/古川雄嗣
  • これからの正義の話をしよう/マイケル・サンデル
  • アリストテレスの人生相談/小林正弥

今まで哲学なんて興味なかった人が、いきなり小難しい本を読んでも挫折するのがオチです。

そのため、ここで紹介する本は哲学全体を理解するのに役立つ本を中心に紹介していきます。

哲学をザックリと理解したい人は、ぜひ読んでみてください。

 

ソフィーの世界/ヨースタイン ゴルデル

哲学を学ぶのにおすすめの1冊目は、ヨースタイン ゴルデルの「ソフィーの世界」です。

この本は哲学を学ぶのに真っ先に読んでおきたい本だと言えます。

全世界で2300万部以上を売り上げているベストセラー本でもあり、主要な哲学者の考えがすべて学べる本です。

それぞれの哲学者の思想をストーリー仕立てにわかりやすくまとめられていて、はじめて哲学に触れる人に自信を持っておすすめできます。

先が気になる展開も満載で、600ページの大作であるにも関わらず一気読みしてしまうほどのおもしろさです。

 

哲学と宗教全史/出口治明

2冊目は、出口治明の「哲学と宗教全史」です。

この本は古代の哲学から現代哲学、さらには21世紀の哲学まで踏み込んでいます。

主要な哲学はすべて網羅されており、宗教についても詳しく解説されている本です。

ほかの本では踏み込まれていない細かい部分にまで触れているため、この1冊があれば哲学と宗教についてすべて理解できるでしょう。

哲学を初めて学ぼうとする人はぜひ読んでみてください。

 

この世界を生きる哲学大全/富増章成

3冊目は、富増章成の「この世界を生きる哲学大全」です。

この本は古今東西の哲学について記されており、私ごとから人間関係、社会問題まで哲学思考でものを考える方法を提供してくれます。

哲学史編では宗教から現代社会をとらえ、近代から現代の哲学について学ぶ。

さらに、社会と経済思想、生と死まで踏み込んで考えている哲学本としては珍しい本です。

テーマ別編では、哲学・思想を実生活の問題に応用していき、社会・政治の哲学を用いて現代社会を読み解いているのもおすすめ。

「哲学と宗教全史」と同じく、それぞれの哲学をざっと理解しておくのに便利な1冊ですね。

 

大人の道徳/古川雄嗣

4冊目は、古川雄嗣の「大人の道徳」です。

この本は近代の西洋思想を改めて問い直しています。

デカルトやカント、ルソーといった哲学者たちの知恵を活用し、現代社会の問題点を指摘している本です。

「学校に通う意味」「やりたいことをやりたいようにやる」のがなぜダメなのかといった、現代の若者に対する悩みの多くも取り上げているので共感しやすいのも魅力。

人格、自由、民主主義、国家について、子どもから大人までわかりやすくまとめられているのでとても参考になるでしょう。

難解な哲学書というよりも、道徳や哲学について楽しく学びたいという人におすすめです。

 

これからの正義の話をしよう/マイケル・サンデル

5冊目は、マイケル・サンデルの「これからの正義の話をしよう」です。

この本はハーバード大学史上最多の履修者数を誇る、サンデルの名講義の内容をまとめた本になります。

ベンサムやミル、カントやジョン・ロールズといった哲学者たちの思想を取り上げ、現代における正義の意味を問い直していくのはとても刺激的です。

こちらも難しい哲学書などではなく、誰でもわかりやすく読みやすくまとめられているので、スラスラ読むことができるでしょう。

サンデルの著書はほかにもあるので、まとめて読むのおすすめですね。

 

アリストテレスの人生相談/小林正弥

最後は、小林正弥の「アリストテレスの人生相談」です。

この本はアリストテレスの思想を拝借し、現代人の悩みについて一つひとつ丁寧に答えています。

前半はそれぞれの哲学者たちの考えをザッと要約し、人生の目的について解説。

後半は、アリストテレスの幸福論から結婚や子どもについて、学歴やお金について、現代人の悩みなどを取り上げています。

仕事や幸福、人間関係や心の平穏といった誰もが1度は悩んだことがある問題に対し、アリストテレスの思考から解決策を考えているので、自分にはない視点が学べる本です。

こちらもスラスラ読めるので、早い人なら1日でアリストテレスの思想を頭にインプットできるでしょう。

 

まとめ:自分の哲学を持つために、哲学を学ぼう

今回の記事では、初めて哲学を学ぶ人におすすめの本を紹介してきました。

哲学は豊かな人生を生きるために必要なものです。

人生で指針となるものがなければ、いざというときに頼るものがなく、迷いや悩みの渦に飲み込まれてしまいます。

自分の哲学を持っていれば、どんなときでも自分の価値観に従いながら生きられるでしょう。

もちろん、哲学を学べば人生の悩みや迷いが一切なくなるわけではありません。

ですが、哲学を学び自分の哲学を持つことで、自分の進むべき道がハッキリし、無駄に悩んだりすることはなくなります。

人生は死ぬまでの過程の物語ですが、その過程をより良くしてくれるのが哲学なのです。

哲学を学んだあとで自分の哲学を持つことができれば、それは何よりも強い武器、人生の指針となってくれるでしょう。

【Twitter】

Follow @ddd__web

【note】

https://note.com/liberty0201

【お問い合わせ】

https://zinsei-hack.com/otoiawase

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です