最終更新日 2024年2月5日
こんにちは、竜崎です!
みなさんは、以下のようなことを思ったことはありませんか?
- 恋愛はしたいけど、傷つきたくはない。
- 過去に恋愛で傷ついた経験が、トラウマになっている。
- 恋愛の傷が心にずっと残るのはどうしてだろう。
恋愛は仕事と同じく人生において、かけがえのないものです。
仕事をしてお金をたくさん稼いでいても、愛してくれる人や自分を必要としてくれる人がいなければどこか物足さを感じるでしょう。
逆に恋愛だけに精を出し、お金や仕事にこだわりがない人も、恋愛で性欲や承認欲求が満たされた後でどこか物足りなさを感じてしまいます。
恋愛で傷ついた心は簡単には癒えず、人によってはずっと心にトラウマとして残ることもあるでしょう。
一般的には恋愛のメリットばかりが語られますが、現実には恋愛で傷ついている人も大勢いるのです。
では、どうすれば恋愛で傷つくことを減らせるのでしょうか?
よく「恋愛の傷が人を成長させる」なんて言いますが、どうせなら傷つかない恋愛をしたいですよね(笑)
そこで今回の記事では恋愛で傷つきたくない人へ向けて、傷つかない恋愛のコツを解説していきます。
- どうして恋愛で傷ついてしまうのか。
- 恋愛で負った心の傷が簡単には消えないのはなぜか。
- 傷つかない恋愛のコツ。
恋愛は人生でかけがえのないものですが、できるなら傷つくことなく楽しく恋愛するのが一番です。
そして、傷つかずに恋愛をするには心理学的な側面から恋愛について考えることが大事でもあります。
目次
どうして恋愛で傷ついてしまうのか
はじめにも言いましたが、恋愛は人生において大事なものです。
しかし恋愛が人生で大事なものであっても、恋愛で傷ついている人もたくさんいます。
ではなぜ、多くの人は恋愛で傷ついてしまうのでしょうか?
利益よりも損失を強く感じるプロスペクト理論
一度も恋愛をしたことがない人でもない限り、誰しも一度は恋愛で傷ついたことがあるでしょう。
よく恋愛で傷ついた人は「もう一生恋愛したくない」と言ったりしますが、恋愛で負う心の傷はほかのどんな出来事よりも強く苦しいものです。
- しかし、なぜ恋愛はそこまで心に大きな傷跡を残すのか?
- なぜ恋愛で傷ついてしまう人が多いのか?
この疑問を解決してくれるのが、さきほど述べた「プロスペクト理論」になります。
難しいことは省略して簡単に言うと、プロペクト理論とは「人の心は利益よりも損失のほうを2倍強く感じる」という心理学理論です。
- 10万円を手にしたときの喜びよりも、10万円を失うときの痛みのほうが強く感じる。
- 100万円を1度に貰うよりも、10万円を10回貰ったほうが幸福度が大きい。
- 100万円を1度に失うほうが、10万円を10回失うほうがつらく感じる。
これがプロスペクト理論が述べている人間心理になります。
次に、この心理を恋愛に当てはめてみましょう^^
恋愛には楽しいことと嫌なことが同じぐらいある
恋愛には楽しいことや嬉しいこと、幸せなことがたくさんありますが、反対に嫌なことや苦しいこと、悲しいことやつらいことも同じぐらいたくさんあります。
付き合っていれば相手に心配をかけたり嫌な思いをさせないように気を配らなければなりません。
ちょっと連絡が途絶えたり予定をキャンセルされたりすれば、浮気や気持ちが冷めたのではないかと不安になったりもするでしょう。
恋愛には楽しいことと嫌なことが同じぐらいあると仮定すると、プロスペクト理論の観点から考えれば「恋愛は傷つきやすいもの」であることがわかります。
恋人からプレゼントを貰っても、その後に別の異性とLINEしているのを目にすれば、嫉妬と怒りの感情のほうが強くなるでしょう。
恋愛で傷ついた心は簡単には癒えない
人はなにか外傷を負ったとしても、時間が経てば自己治癒力で大抵の傷は傷を治ります。
机に足をぶつけても、石につまずいて転んでも、数日経てば綺麗さっぱりなにもなかったかのように回復するでしょう。
恋愛がつらい経験になることが多いのは、恋愛で傷ついた心の痛みはそう簡単には消えないからです。
プロスペクト理論的に言えば、「恋愛での損失(傷)は利益(幸せ)よりも心に強く残る」ということですね。
そして恋愛で傷つくことが多ければ多いほど、恋愛に対してトラウマを抱えてしまい、恋愛はつらいものだと思い込んでしまいます。
- 恋愛での楽しい経験よりも、嫌な経験のほうが心に残るから。
- 嫌な経験が多いほど心にトラウマとして残り、恋愛はつらいものだと思い込む。
ずっと心に残る傷は、心理学的にPTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼ばれています。
これは戦争から帰還した兵士たちが、戦争が終わった後も目の前で人が殺される悪夢に悩まされることに対してつけられたものです。
現代人の恋愛で傷ついた心の傷は、ある意味戦争から帰還した兵士さながらのダメージを負っています。
傷つかない恋愛のコツ
プロスペクト理論は人間のトラウマの心理や、心に深い傷を残す心理について説明してくれます。
人間は元々ネガティブな生き物であり、心理的にもポジティブよりもネガティブなことを強く感じるのです。
それを踏まえた上で、ではどうすれば恋愛で傷つかずにいられるのでしょうか?
ポイントは次の2つです。
- できるだけ痛みを避ける。
- 恋愛への期待値を下げておく。
では詳しく見ていきましょう^^
できるだけ痛みを避ける
心理学のプロスペクト理論は「人は利益よりも損失のほうが強く感じる」というものです。
とすれば、恋愛で傷つかないためにはなるべく痛みを回避することが大切だとわかります。
そうした痛みは恋愛での損失になります。
- ケンカや言い争い。
- 嫉妬や憎しみ。
- 怒りや裏切り。
- 浮気や別れ。
これらの痛みは楽しいデートやサプライズプレゼント、ハグから伝わる安心感や気持ちのいいセックスよりも心に残ってしまうのです。
たまに、友人に恋人の愚痴や文句を話す人がいますが、恋人へのストレスを発散した後には、ほとんどの人が「でもやっぱり好きなんだよね」と言います。
こうした人は付き合っていて痛み(損失)のほうが圧倒的に多いのにも関わらず、数少ない利益にだけ目を向けている状態です。
しかしそれだといつまで経っても幸せにはなれません。何度も言うように、人は利益よりも損失のほうを強く感じ、長い間心に残るからです。
恋愛で大切なのは、できるだけ痛みを回避すること。
恋愛で傷つきたくない人は、心に傷後が残る経験を少しでも減らしてみましょう。
恋愛への期待値を下げておく
恋愛は現代人にとって生きがいになっていることが少なくありません。
恋愛がうまくいくかどうかによって、人生の幸福度が左右されるといっても過言ではないでしょう。
生まれてから一度も恋愛をしたことがない人が、人生に絶望して連続殺人犯や通り魔となって他人を殺すのも、現代では珍らしいことではありません。
しかし何度も言うように、その一方で恋愛で傷ついた心がずっと癒えず深く刻まれている人もいます。
よく言われる「恋愛をすれば毎日がお花畑になる」というのは幻想であり、それは恋愛ドラマや映画の世界の中だけの話です。
現実の世界での恋愛はつらいことも多く、思い通りにいかずに傷つくことばかり。
恋愛で傷ついてしまう人の多くはこの現実から目を逸らし、恋愛の素晴らしい部分だけに目を向けています。
はじめから必要以上に恋愛に期待していなければ、恋愛で多少嫌なことがあっても「そんなもんだよね」と冷静に受け入れられるでしょう。
しかし「恋愛は素晴らしいもの」「恋愛は自分を幸せにしてくれる」と思っている人は、少し嫌なことがあっただけで深く傷ついてしまいます。
恋愛で傷つきたいない人は、恋愛への期待値をあらかじめ下げておくことがおすすめです。
それが自分の心を守ることにもつながります^^
恋愛で傷つくのは、恋愛に期待しているから。
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【まとめ】恋愛で傷つきたくないなら、期待値を下げて痛みを避けよう!
今回の記事では恋愛で傷つきたくない人へ向けて、傷つかない恋愛のコツを解説してきました。
- 恋愛で傷つくのは、利益よりも損失のほうを強く感じるから。
- 恋愛には楽しことと嫌なことが同じぐらいあるため、損失(痛み)のほうが心に残りやすい。
- 恋愛の傷が心に残るのも損失(痛み)を強く感じる心理があるから。
- 傷つかない恋愛のコツは、痛み(損失)をできる限り避けること。
恋愛は人生を充実させてくれますが、その反対に傷ついている人も少なくありません。
恋愛で傷ついてしまうのは、人間には利益よりも損失のほうを強く感じる心理傾向があるからです。
この心理傾向のことを「プロスペクト理論」と言います。
- 10万円を手にしたときの喜びよりも、10万円を失うときの痛みのほうが強く感じる。
- 100万円を1度に貰うよりも、10万円を10回貰ったほうが幸福度が大きい。
- 100万円を1度に失うほうが、10万円を10回失うほうがつらく感じる。
恋愛は素晴らしいものですが、その一方で思い通りにいかないことや嫌なこともたくさんあるでしょう。
人間心理的に損失(痛み)を強く感じる以上、恋愛で傷つきたくないのであれば痛みを避けるしかありません。
- できるだけ痛みを避ける。
- 恋愛への期待値を下げておく。
あらかじめ恋愛への期待値を下げ、できるだけ痛みを回避することで、恋愛で傷つくことは格段に減るでしょう。
恋愛で傷つくのは、恋愛に期待しているから。
このことをしっかりと頭に入れておきましょう。
また、プロスペクト理論についてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事と本がおすすめです。
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