最終更新日 2022年5月14日
こんにちは、竜崎です!
みなさんは、自分の性格を変えたいと思ったことはありませんか?
- ネガティブで暗い性格を、ポジティブで明るい性格に変えたい。
- 自己肯定感が低く、自分に自信がない性格を変えたい。
- 人と接するときに、もっとオープンで社交的な性格になりたい。
実際、生きていれば自分に嫌気が差し、性格を変えたいと思うこともあるでしょう。
一般的には「人の性格はそう簡単には変わらない」と言われています。

しかし、「嫌われる勇気」で有名なアドラー心理学では、「性格は死ぬ1日前まで変えることができる」と述べられています。
アドラー心理学の創始者であるアルフレッド・アドラーは、性格を「世界観」と捉え、性格を変えるには「世界観を変えればいいだけ」と述べているのです。
アドラーは、性格を「変えられないもの」だと思っているからこそ、変えられないのだと言います。
性格を「自分が持っている世界観の1つ」と考えることで、誰でも死ぬ1日前までも性格を変えることができるのです。
そこで今回の記事では、アドラー心理学の考え方から性格を変える方法まで解説していきます。
- 性格を変えるための考え方。
- アドラー心理学から学ぶ、性格を変える方法。
性格を変えるには、心理学の観点から考えるのが効率的です。

目次
性格は変えられるか?

性格を変える具体的な方法を紹介する前に、まずはアドラーの考え方を解説していきます。
アドラーが「性格は変えられる」と述べているのは、きちんとした心理的な裏づけがあってこそなのです。

性格は死ぬ一日前まで変えられる
はじめにも述べたように、アドラー心理学の創始者であるアドラーは「性格は死ぬ1日前まで変えることができる」と述べています。
しかし実際には、自分の性格に嫌気が差し、何度も性格を変えようと思っても結局は変えられなかったという人のほうが多いでしょう。

そうした人からすれば、アドラーが述べている「性格は死ぬ1日前まで変えられる」という言葉はただの綺麗事に聞こえるでしょう。
ですが、アドラーはただ「性格は変えられる」と言っているわけではなく、性格を変えるための具体的な方法もしっかりと提示してくれています。
それが冒頭で述べた、「性格=世界観」という考え方です。
性格=世界観
アドラーが述べている「性格は簡単に変えられる」というのは、性格を世界観の1つと捉えることを前提としています。
つまり、「性格を変える=今の世界観を捨てて、新しい世界観を手にする」ということです。

世界観を変えればいいだけだとわかっても、「明日から世界観を置き換えよう!」と言われてもできない人のほうが圧倒的に多いです。
心理学的に可能だとしても、実際に現実の人間ができないのであれば、それは単なる綺麗事で終わってしまいます。
しかし、現実には自分を変えることに成功し、実際に性格を変えた人がいるのも事実です。
小学校の同級生と大人になって再会したとき、性格の変化に驚いたことがある人もいるでしょう。

性格を変えるきっかけと方法を見つける
性格を変えることに成功した人たちは、何かしらのきっかけを得ることで性格を変えた人が大多数です。
どんな人であっても、性格を変えるきっかけを見つけることができれば、性格は変えられます。
つまり、性格を変えるのに必要なのは「性格を変えるきっかけを掴むこと」です。
言い換えると、「自分に適した方法で、世界観を置き換えるきっかけを見つける」ということ。
- 性格を変えるきっかけを掴むこと。
- 自分に適した方法で、世界観を変えるきっかけを見つけること。
これはつまり、すべての人に共通する「性格を変える方法」は存在しないという意味です。
世界観を変える方法や、性格を変えるきっかけは人それぞれ違います。
自分と他人は考え方も違えば、価値観も異なり、体から心の動きまで、すべてが同じ人はどこにも存在しません。

一見、意味のないような出来事が性格を180℃変えることもあります。
大切なのは「性格は変えられる」と信じ、実際に「性格を変えよう」と行動することです。
アドラー心理学から学ぶ、性格を変える方法

性格を変えるには、世界観を変える必要があります。
そして世界観を変えるには、変えるきっかけと方法が必要です。

では、どうすればそのきっかけを見つけれるのでしょうか?
おすすめなのは、以下の4つから見つけることです。
- たくさん本を読む。
- たくさんの情報と触れ合う。
- 人との出会い。
- 自分自身と向き合う。
それぞれ詳しく解説していきます^^
たくさん本を読む
性格を変えるきっかけを見つける方法の一つ目は、たくさんの本を読むことです。

近年は、読書をする人の割合がどんどん減っているのが事実です。
それと同時に「本を読むのは意識が高い人」とも思われています。
しかし、本の中には性格を変えるためのきっかけ、世界観を置き換えるきっかけもたくさん詰っているのです。
- 幅広いジャンルの知識。
- 性格を変えるきっかけ。
- 世界観を置き換えるきっかけ。
特にアドラーやフロイト、ユングといった心理学者の本の中からはさまざまなことが学べます。
性格を変えるきっかけ以外にも、感情のコントロールや欲求・欲望との向き合い方などの知識をたくさん学べるでしょう。
たくさんの情報と触れ合う
性格を変えるきっかけを掴むには、たくさんの情報と触れ合うのもおすすめです。
具体的には、音楽や映画、SNSやニュース、バラエティやドキュメンタリーと触れ合い、そこから性格を変えるきっかけを掴むのです。

Twitterを見ているだけでも、社会や経済、エンタメやスポーツ、テクノロジーや芸能などさまざまな情報が目に入るでしょう。
そうした情報のシャワーをたくさん浴びることで、何かを変えるきっかけを掴めることもあります。
- Youtube
- 音楽
- 映画
- テレビ
- ニュース
最近はYouTubeを見て人生が変わったという人も少なくないでしょう。
SNSにはインフルエンサーがたくさんいて、そうした人たちの生き方や考え方から影響を受ける人もいます。
ほかにも、アーティストが歌う歌詞や心打たれる映画のストーリー、好きな芸能人の考え方や尊敬する人の生き方など。

人との出会い
本や情報に触れ合うことで何かしらのきっかけを掴む人は多いですが、一番人が刺激を受けるのは直接的な「人との出会い」です。

人との出会いによって、性格だけでなく価値観や幸福感といった部分が変わったという人も多いでしょう。
しかし、現代では人間関係に疲弊している人が多いのも事実です。
- 人と会うのがめんどくさい
- 1人でいるほうが楽。
そう思っている人も少なくありません。
ですが、人との出会いは価値観を変えるきっかけ、性格を変えるきっかけになります。
大切なのは表面上の付き合いではなく、知らないことを教えてくれる人や、新しい価値観を与えてくれる人と関係を持つことです。

自分自身と向き合う
性格を変えるきっかけの最後は、自分自身と向き合うことです。
自分自身を向き合うと聞くと、胡散臭い自己啓発本のように感じるでしょう。

ですが、性格を変えたいのが自分である限り、最終的には自分自身と向き合って性格を変えるしかないのが事実です。
そもそも「性格を変えたい」と思った時点で、あなたは自分自身と向き合っていることになります。
ただし、自分自身と向き合うときは主観的ではなく、客観的な視点から自分自身を観察しなければなりません。
他人の欠点は見えても、自分の欠点に気づけないのは主観的な目線で自分を見ているからです。
主観的だと「性格を変えなくていい理由」ばかり見つかり、「性格を変える理由」から目を逸らしてしまいます。
自分と向き合うときは主観ではなく、客観的に見る。
客観的に自分と向き合うことで経験と知識が結びつき、それが自分自身を変えるきっかけとなるでしょう。

【まとめ】性格を変えたいなら、まずはきっかけを見つけよう

今回の記事では、アドラー心理学の考え方から性格を変える方法まで解説してきました。
- 性格は死ぬ1日前まで変えられる。
- 性格を変えるには、世界観を変える必要がある。
- 世界観を変えるには、変えるきっかけが必要。
アドラーでは、「性格は死ぬ1日前まで変えられる」と述べています。
そのために必要なのは「世界観を変える」ことであり、世界観を変えるには「変えるきっかけを掴む」ことが大切です。
- たくさん本を読む。
- たくさんの情報と触れ合う。
- 人との出会い。
- 自分自身と向き合う。
小さい頃と比べて性格が変わったという人は、人との出会いがきっかけで変わった人もいますし、本を読むことがきっかけになった人もいるでしょう。
音楽の歌詞や映画のストーリー、漫画のキャラクターなどに影響を受けて性格が変わる人もいますし、愛や失恋が原因となったり、他人の死によって変わる人もいます。
性格が変わる原因や理由、きっかけや影響は人によって異なっています。
感性が人の数だけ存在しているのと同じく、性格を変える方法も人の数だけ存在しているのです。
今の自分の性格が嫌いだという人は、まずは一歩踏み出して「きっかけ」を掴んでみることからはじめてみましょう。

また、アドラー心理学について詳しく知りたい人は、以下の本を読んでみてください。
■参考書籍
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