最終更新日 2024年2月5日
こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。
みなさんは、自分の性格を変えたいと思ったことはありませんか?
- ネガティブで暗い性格を、ポジティブで明るい性格に変えたい。
- 自己肯定感が低く、自分に自信がない性格を変えたい。
- 人と接するときに、もっとオープンで社交的な性格になりたい。
生きていれば自分に嫌気が差し、性格を変えたいと思うこともあるでしょう。
一般的には「人の性格はそう簡単には変わらない」と言われています。
「バカは死ぬまで治らない」という言葉のとおり、人の性格は死ぬまで変わらないと思っている人も多いです。
しかし、「嫌われる勇気」で有名なアドラー心理学では、「性格は死ぬ1日前まで変えることができる」と述べられています。
そこで今回の記事では、性格を変えたい人へ向けて、アドラー心理学の性格を変える方法を解説していきます。
自分の性格が嫌い、性格を変えたいと思っている人はぜひ最後まで読んでみてください。
目次
性格は変えられるのか
性格を変える具体的な方法を紹介する前に、まずはアドラーの考え方を解説していきます。
アドラーが「性格は変えられる」と述べているのは、きちんとした心理的な裏づけがあってこそです。
それは「性格は世界観のひとつである」というアドラーの考え方に根差しています。
詳しく見ていきましょう。
性格は死ぬ一日前まで変えられる
はじめにも述べたように、アドラー心理学の創始者であるアドラーは「性格は死ぬ1日前まで変えることができる」と述べています。
アドラーは、性格を「変えられないもの」だと思っているからこそ、変えられないのだと言います。
しかし実際には、性格を変えたい思っても結局は変えられなかったという人のほうが多いでしょう。
また、友達や知り合いとの人間関係を通じ、「人は変わらない」と思ったことがある人も多いはずです。
そうした人からすれば、アドラーが述べている「性格は死ぬ1日前まで変えられる」という言葉はただの綺麗事に聞こえます。
ですが、アドラーはただ「性格は変えられる」と言っているわけではなく、性格を変えるための具体的な方法もしっかりと提示してくれています。
それが冒頭で述べた、「性格=世界観」という考え方です。
性格=世界観
アドラーは、性格を「世界観」と捉え、性格を変えるには「世界観を変えればいいだけ」と述べています。
性格を「自分が持っている世界観の1つ」と考えることで、誰でも死ぬ1日前までも性格を変えることができるのです。
つまり、「性格を変える=今の世界観を捨てて、新しい世界観を手にする」ということです。
性格を変えたいなら、今の性格を形作っている世界観を捨てて、新しい世界観を持つこと。
ですが、これは言うは易し、行うは難しというやつです。
世界観を変えればいいだけだとわかっても、「明日から世界観を置き換えよう!」と言われてもできない人のほうが圧倒的に多いでしょう。
心理学的に可能だとしても、実際に現実の人間ができないのであれば、それは単なる綺麗事で終わってしまいます。
しかし、現実には自分を変えることに成功し、実際に性格を変えた人がいるのも事実です。
小学校の同級生と大人になって再会したとき、性格の変化に驚いたことがある人もいるでしょう。
そういう人たちは、アドラー風に言えば「世界観を置き換えることで、性格を変えた人」なのです。
性格を変えるきっかけと方法を見つける
性格を変えたいと思い、実際に性格を変えた人たちは、何かしらのきっかけを得ることで性格を変えています。
つまり、性格を変えたいと思ったときに必要なのは「性格を変えるきっかけを掴むこと」であり、「自分に適した方法で、世界観を置き換えるきっかけを見つける」ということです。
- 性格を変えるきっかけを掴む。
- 自分に適した方法で、世界観を変えるきっかけを見つける。
すべての人に共通する「性格を変える方法」は存在しません。
世界観を変える方法や、性格を変えるきっかけは人それぞれ違います。
自分と他人は考え方も違えば、価値観も異なり、体から心の動きまで、すべてが同じ人はどこにもいないでしょう。
だからこそ、性格を変えたいのであれば、自分なりのきっかけと方法を見つけることが大事なのです。
一見、意味のないような出来事が性格を180℃変えることもあります。
大切なのは「性格は変えられる」と信じ、実際に「性格を変えたい」と行動することです。
性格を変えたい人がやるべきこと
性格を変えたいと思ったなら、アドラーが言うように世界観を変える必要があります。
そして世界観を変えるには、変えるきっかけと方法が必要です。
つまり、「性格を変える=世界観を置き換える=きっかけを見つける」ということですね。
では、どうすればそのきっかけを見つけれるのか。
具体的には、以下の4つの方法があります。
- たくさん本を読む。
- たくさんの情報と触れ合う。
- 人との出会い。
- 自分自身と向き合う。
詳しく見ていきましょう。
たくさん本を読む
本は性格を変えたいと思っている人におすすめの方法であり、たくさん本を読むほど何かしらのきっかけが掴めたりします。
近年は、読書をする人の割合がどんどん減っているのが事実です。
それと同時に「本を読むのは意識が高い人」とも思われています。
しかし、本の中には性格を変えるためのきっかけ、世界観を置き換えるきっかけもたくさん詰っているのです。
- 幅広いジャンルの知識。
- 性格を変えるきっかけ。
- 世界観を置き換えるきっかけ。
特にアドラーやフロイト、ユングといった心理学者の本の中からはさまざまなことが学べます。
性格を変えるきっかけ以外にも、感情のコントロールや欲求・欲望との向き合い方などの知識をたくさん学べます。
それらの知識は、今までの世界観から新しい世界観へと移行するきっかけとなるでしょう。
以下の記事も参考にしてみてください。
たくさんの情報と触れ合う
性格を変えるきっかけを掴むには、たくさんの情報と触れ合うのもおすすめです。
具体的には、音楽や映画、SNSやニュース、バラエティやドキュメンタリーと触れ合い、そこから性格を変えるきっかけを掴むのです。
近年は情報社会と言われているとおり、毎日たくさんの情報が飛び交ってます。
Twitterを見ているだけでも、社会や経済、エンタメやスポーツ、テクノロジーや芸能などさまざまな情報が目に入るでしょう。
そうした情報のシャワーをたくさん浴びることで、何かを変えるきっかけを掴めることもあります。
- Youtube
- 音楽
- 映画
- テレビ
- ニュース
- 人との会話…etc
最近はYouTubeを見て人生が変わったという人も少なくないでしょう。
SNSにはインフルエンサーがたくさんいて、そうした人たちの生き方や考え方から影響を受ける人もいます。
ほかにも、アーティストが歌う歌詞や心打たれる映画のストーリー、好きな芸能人の考え方や尊敬する人の生き方など。
たくさんの刺激を受ければ受けるほど考え方や価値観が感化され、手にする世界観も大きく変わっていくはずです。
人との出会い
本や情報に触れ合うことで何かしらのきっかけを掴む人は多いですが、一番人が刺激を受けるのは直接的な「人との出会い」です。
「人間関係を大切に」と言うとありきたりな言葉のように聞こえますが、人間関係よりも刺激的なものは人生にあまり多くはありません。
人との出会いによって、性格だけでなく価値観や幸福感といった部分が変わったという人も多いでしょう。
しかし、現代では人間関係に疲弊している人が多いのも事実です。
人と会うのがめんどくさい。1人でいるほうが楽。
そう思っている人も少なくありません。何を隠そう、私もそうです。
ですが、人との出会いは価値観を変えるきっかけ、性格を変えるきっかけになります。
大切なのは表面上の付き合いではなく、知らないことを教えてくれる人や、新しい価値観を与えてくれる人と関係を持つことです。
損得勘定が人付き合いの本質ではありませんが、何かを変えるきっかけを探しているときは、人との出会いを大切にしましょう。
人間関係については、以下の記事も参考にしてみてください。
自分自身と向き合う
自分自身を向き合うと聞くと、胡散臭い自己啓発本のように感じるでしょう。
読んでもあまり意味がない自己啓発本やビジネス本には、必ずといっていいほど「自分と向き合うことが大事」というフレーズが出てきます。
ですが、性格を変えたいのが自分である限り、最終的には自分自身と向き合って性格を変えるしかないのが事実です。
そもそも「性格を変えたい」と思った時点で、あなたは自分自身と向き合っていることになります。
ただし、自分自身と向き合うときは主観的ではなく、客観的な視点から自分自身を観察しなければなりません。
他人の欠点は見えても、自分の欠点に気づけないのは主観的な目線で自分を見ているからです。
主観的だと「性格を変えなくていい理由」ばかり見つかり、「性格を変える理由」から目を逸らしてしまいます。
自分と向き合うときは主観ではなく、客観的に見ることが大事です。
客観的に自分と向き合うことで経験と知識が結びつき、それが自分自身を変えるきっかけとなります。
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「DISCOVERYメソッド」で学ぶことで、自分のやりたいことや自分軸の正しい見つけ方がわかり、もう他人に振り回されることがなくなり、自分がすべきことを自分で決断できるようになるでしょう。
まとめ:性格を変えたいなら、まずはきっかけを見つけよう
今回の記事では、性格を変えたい人へ向けて、アドラー心理学の性格を変える方法を解説してきました。
まとめは以下のとおり。
- 性格は死ぬ1日前まで変えられる。
- 性格を変えるには、世界観を変える必要がある。
- 世界観を変えるには、変えるきっかけが必要。
- 世界観を変えるには、本を読む・情報と触れ合う・人との出会いなどの方法が効果的。
- 性格を変えたいなら、最終的には自分自身と向き合うことが大事。
何度も言うように、アドラーは「性格は死ぬ1日前まで変えられる」と述べています。
そのために必要なのは世界観を変えることであり、世界観を変えるには変えるきっかけを掴むことが大切です。
小さい頃と比べて性格が変わったという人は、人との出会いがきっかけで変わった人もいますし、本を読むことがきっかけになった人もいるでしょう。
音楽の歌詞や映画のストーリー、漫画のキャラクターなどに影響を受けて性格が変わる人もいますし、愛や失恋が原因となったり、他人の死によって変わる人もいます。
性格が変わる原因や理由、きっかけや影響は人によって異なっています。
感性が人の数だけ存在しているのと同じく、性格を変える方法も人の数だけ存在しているのです。
今の自分の性格が嫌いだという人は、まずは一歩踏み出して「きっかけ」を掴んでみることからはじめてみましょう。
きっかけさえ掴めれば、後は行動していくだけで自然と性格は変わっていくはずです。
アドラー心理学について詳しく知りたい人は、以下の本を読んでみてください。
■参考書籍
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