最終更新日 2023年7月13日
こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。
みなさんは「自分軸」を持ちたいと思ったりしませんか?
人は抱え込むものが多すぎると、人生という長い道のりを歩けなくなってしまいます。
家族・友人・恋人・職場の人間関係といった「人」、家・車・服・家電といった「モノ」、友情・愛情・責任・プレッシャーといった「感情」など。
これらは生きていく上では不可欠なものです。
人は誰しも1人では生きていけず、服という「モノ」がなければ凍え死んでしまい、喜怒哀楽といった「感情」がなければただのロボットになってしまいます。
ですが、人、モノ、感情も、自分が抱え込めるキャパを超えてまで無理に抱え込む必要はありません。
現代人(特に日本人)はメンタルが弱いと言われますが、その根本的な原因は、自分に必要のないことまで抱え込んでしまっているからです。
自分に必要のないものを抱え込むと自分らしく生きられなくなり、一度決めたこともブレてしまい、常に迷いと悩みを抱えることになる。
そこで今回の記事では、周りに振り回されない自分軸の作り方を解説していきます。
目次
自分軸がないのはなぜか
現代では自分軸を持ちながら生きている人は多くありません。
はじめにも言ったように、ほとんどの人は自分に必要のないものまで抱え込んでいて、周りに振り回されながら生きています。
人は誰しも自分らしい人生を生きたいと思っているものですが、なぜ自分軸がない生き方になってしまうのか。
自分軸の作り方を解説する前に、まずは自分軸がない原因について詳しく見ていきましょう。
不必要なものを持ちすぎている
いきなりですが、今その場で自分が持っているものを確認してみてください。
この記事を読んでいるということは「スマホ」か「パソコン」を持っているでしょう。
そして読んでいる場所は、おそらく学校の教室、会社の休憩所、自分の「家」、カフェや電車の中あたりだと思います。
読んでいるときに着ている服は、制服かラフな部屋着かお気に入りの「服」であり、自分の「目」と自分の「手」と自分の「脳」を使ってこの文章を読んでいるはずです。
もし自分の部屋にいるのであれば、そこからさらに周りに視線を移してみましょう。
そこにはなにがあるでしょうか。
- 眠るためのベット
- 無駄にデカいテレビ
- 表紙に騙されて買った雑誌
- ゴロゴロぐうたら過ごすためのソファ
- 1回読んで飽きてしまったマンガや小説の山
- モチベーションを上げるための音楽スピーカー
- モノを片づけなくてもある程度くつろげる部屋
- ほとんど着る機会のない服がたくさん入っているタンス
これらはあくまで推測に過ぎませんが、あなたの部屋には一体どれだけ「無駄なもの」「使っていないもの」「必要のないもの」があるでしょうか。
読んでいない積読された本は本当にいるのか。
好きな芸能人が載っているファッション雑誌を見て、何か変わったのか。
広い部屋の最大の利点である「広さ」を、無駄なく効率的に使うことができているのか。
これはモノだけにとどまらず、自分の心にも当てはめて考えることができます。
毎日、必要のない人間関係・不愉快な気分になる友人・仕事の責任・将来への不安といった「必要のない感情」に振り回されてはいないか。
こうした生き方は自分軸ではなく他人軸に沿った生き方であり、自分にとって必要のないものを手にすることは、他人軸に沿って生きていることにほかなりません。
迷いがある=自分軸がない
はじめにも言いましたが、人は誰しも、人やモノ、感情を抱え込みながら生きています。
ですが、そのほとんどが実は必要のないものです。
今の周りにあるモノのほとんどはなくても生きていけますし、他人に振り回されて疲れてしまうだけの人間関係もいらないでしょう。
もちろん将来への不安といった、ネガティブで考えても仕方のない感情も必要ありません。
多くの人は自分には必要のないものに執着してしまい、本当に必要なものが見えなくなっているのです。
「これがなければダメだ」「これがなければ生きていけない」と、人・モノ・感情に執着して依存してしまっている人の心は弱くなっています。
失うことを恐れ、奪われることを拒み、必要のないものを必死に必要のあるものにすり替えながら、自分を騙しながら生活する。
人は不安になっているときや恐怖を感じているときが一番弱いのです。
何も失いたくないと守りに入ってしまうと、心は簡単に崩れ去ってしまいます。
そうした弱さを克服するには「自分軸」を持って生きなければなりません。
自分の人生や生活を他人軸で考える視点を捨て去り、常に自分の視点から物事を考える必要があります。
自分軸の作り方
自分軸がないのは、不必要なものを持ちすぎ、他人軸で生きることで迷いが生じているからです。
他人軸で生きている限り、周りに振り回され続け、自分らしく生きるのが難しくなります。
いつも周りの目を気にし、やることも他人の評判に左右され、胸を張って自分の人生を生きていると言えない。
そうした人生を生きたい人はいないはずです。
ここからは、自分軸の作り方について解説していきます。
不必要なものを捨てる
何度も言うように、自分軸がない人は不必要なものを抱え込みすぎています。
ということは、自分の人生において不必要なものを捨てれば、他人軸から自分軸に切り替えて生きていけるはずです。
たとえば、必要最小限のもので生きるミニリストが好む言葉の一つに、「Less is more(レズイズモア)」という言葉があります。
これは「少ないほど豊か」といった意味であり、この言葉は自分軸で生きるために大事な言葉です。
その心は、人もモノも感情も少なければ少ないほどいいということ。
抱え込むものが少ないほど、人は豊かになれる。
人は何かを失うと、その代わりに別な何かのことがハッキリと見えるようになります。
目を閉じれば嗅覚が研ぎ澄まされ、鼻を押さえれば聴覚が研ぎ澄まされ、耳をふさげば皮膚感覚が研ぎ澄まされるといった具合ですね。
自分に必要のないものを処分するにつれて、自分にとって本当に必要なものがわかってくるのです。
- 精神をすり減らすだけの人間関係を断ち切れば、本当に大事にしたい人がわかってくる。
- 感じる必要のない感情を捨て去れば、自分は何が好きで何をしているときが楽しいのかを思い出す。
人は抱え込むものが増えるほど弱くなっていきますが、その分、減らせば減らすほど自分にとって大事なものがわかるようになります。
自分軸で生きるには自分を知ることが重要であり、考えるべきは「何が足りないか」ではなく「何が過剰か」です。
より少なく生きる
自分軸がないこと、メンタルが弱いことの原因の大部分は「過剰な抱え込み」にあります。
「自分にはこれが足りない」「あれも足りない」「これがない」と、自分にないものばかりを追い求め、何でも余分に持っていれば得をすると思い込む。
しかし、結局のところ、人やモノをたくさん抱えても幸せにはなれません。
自分軸を持つには自分の意志が不可欠であり、その意志を持つためには、余分に抱えこまずにより少なく生きることが鍵となります。
自分がどれだけ他人から好かれていようと、100人の友人を幸せにすることはできません。
ですが、自分にとって本当に大切な人を幸せにする力は誰しも持っています。
たとえ音楽がどれだけ好きでも、歌もギターもベースもドラムもピアノも、すべてを同一レベルに極めることはできません
だからこそ、自分の持っている力を本当に必要なものに集中投下する必要があるのです。
人間の心は脆いものですが、それは「脆い」だけで「弱い」わけではありません。
心を弱くしているのは、無駄な汚れがついているからであり、それを綺麗サッパリ取り除いてあげれば、簡単にはブレない自分軸を作ることができます。
何事もシンプルに考え込まず抱え込まず、いらないものはキッパリ捨て去り、「より少なく」生きること。
そうすることで、自分軸を持ちながら生きられるのです。
優先順位を決める
自分軸を作るためには、自分は何を大切にして生きるのかという優先順位が大事になります。
そして優先順位を決めるためには、自分の価値観が明確化していなければなりません。
価値観がハッキリしていれば自分の生き方に自信を持つことができ、周りの目や声に振り回されることがなくなります。
価値観を明確にし、優先順位を決めることで自分軸が作られる。
人によって何が大切か、何を優先するのかは異なります。
人間関係を何よりも優先する人もいれば、一人の時間を優先する人もいるでしょう。
これはどちらがいいという問題ではなく、単に本人の性格と嗜好の問題です。
一人が好きな人は一人の時間を優先し、友達とワイワイするのが好きであれば人間関係を優先して生きればいい。
価値観は人それぞれ異なるため、他人の真似ではなく自分の価値観を明確にする必要があります。
他人の価値観を真似するのは、自分軸ではなく他人軸で生きる人生です。
自分軸を作るためには自分の価値観を知り、優先順位を決めなければなりません。
自分は何を大切にするのか、どういう時間の使い方をするのか、しっかり自分と向き合って決めてみましょう。
まとめ:自分軸があれば自分らしく生きられる
今回の記事では、周りに振り回されない自分軸の作り方を解説してきました。
まとめは以下のとおり。
- 自分軸がないのは、不必要なものを持ちすぎているから。
- 迷いがあるのは自分軸がない証拠。
- 自分軸を持つには不必要なものを捨てて、より少なく生きるのが大事。
- 価値観を明確にし、優先順位を決めることで自分軸が作られる。
現代のような情報社会の中で自分らしく生きるには、自分軸は必須です。
自分軸がないと周りの目や声に振り回されたり、SNSの投稿で一喜一憂したり、承認欲求に振り回されたりします。
自分らしい人生を生きるには自分軸は不可欠であり、周りに合わせて生きるのは他人軸の人生を生きていることにほかなりません。
人生の舵を他人に任せ、うまくいかなかったときに他人のせいにするのは滑稽です。
周りに振り回されず、自分らしい人生を生きるためにも、しっかり自分の人生に根差した自分軸を作ってみましょう。
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