自己実現欲求と承認欲求が強い人が苦しむのはなぜかを解説。

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最終更新日 2024年2月5日

こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。

現代では「承認欲求」「自己実現欲求」が強い人が増えています。

承認欲求や自己実現欲求を持つことで、今の自分よりも魅力的な人間になろうと努力し、現状を今よりも良いものにしようと一生懸命になる。

資格の勉強をしたりプログラミングを学んだりするのは、今の自分に何かしらのスキルを身につけようとするからです。

承認欲求と自己実現欲求が人を魅力的な存在として成長させ、人生を今よりも充実したものにしてくれる。

ですが、それは本当なのか。

  • 承認欲求や自己実現欲求は、必ずしも必要なものなのか。
  • 成長を望む欲求は、自分自身を苦しめたりはしないのか。
  • 承認欲求を持つことで、生きづらさを感じている人もいるのではないか。

今回の記事では、承認欲求と自己実現欲求ついて詳しく解説していきます。

自己実現欲求と承認欲求に振り回されている人、欲求によって生きづらさを感じている人はぜひ最後まで読んてみてください。

 

自己実現欲求と承認欲求

人間には三大欲求をはじめ、数えきれないほどの欲求が存在します。

承認欲求と自己実現欲求はその一つであり、欲求に振り回されて人生を台無しにしてしまう人も少なくありません。

哲学者たちが昔から忠告していたように、欲求は諸刃の剣であり、欲が強ければ強いほど自分自身を傷つけてしまうこともあります。

承認欲求に取り憑かれた人が、欲を満たすためにSNSやYoutubeなどでおかしな行動をするのも現代では馴染み深いものです。

ここからはまず、承認欲求と自己実現欲求について解説していきます。

 

承認欲求に振り回される現代人

アメリカの心理学者であるマズローは、人間の欲求を5つに分けて「欲求5段階説」を提唱しました。

出典:PRESIDENT Online

これは現代の心理学者たちから否定されてはいるものの、人間の心理について考える上で重要な役割を果たしています。

マズローは人間の欲求の最上位に自己実現欲求を置き、その一段下に承認欲求があると述べました。

承認欲求は「他人から認められたい」「必要とされたい欲求」のことであり、ツイッターやインスタといったSNS上には承認欲求を求めている人をよく目にしますよね。

承認欲求
  • 他人から必要とされたい。
  • 誰かに認められたい。
  • 自分の価値を実感したい。

いいねの数にこだわったり、フォロワー数を増やすことに躍起になったり、自分の生活をさらけ出して他人から羨ましがられたりするのは、すべて承認欲求に突き動かされた行動だといえます。

そして現代では若者だけでなく、大の大人までも承認欲求に取り憑かれたようにSNS上で他人からの承認を求めています。

人間に潜む欲求の中でも、承認欲求は現代社会で生きづらさを感じている人にとって深く関係している欲求です。

もちろん、承認欲求があること自体は悪いことではありません。

ダメなのは強すぎる承認欲求を持っていることなのです。

 

自己実現欲求が自分を苦しめる

はじめにも述べたように、一般的には自己実現欲求を持つのは良いことだと思われています。

自己実現欲求は、なりたい自分を思い描くことで、その姿になろうと一生懸命努力して成長しようとする。

しかし、自己実現欲求も強すぎると、逆に自分自身を苦しめたりすることもあります。

週末の休みを一日中ベッドの上でゴロゴロしたり寝たりを繰り返していれば、「せっかくの休みを何もせずに無駄に過ごしてしまった」と罪悪感を感じる人もいるでしょう。

こうした感情が湧いてくる原因こそ、自己実現欲求があるからなのです。

自己実現欲求
  • 「こうなりたい」という自分の理想像。
  • 目的に向かって努力することで、人として成長できる。
  • しかし、理想どおりにいかないとき、強いストレスを感じる。

自己実現欲求が強いと、「今よりももっと努力できる」「もっと頑張れる」「他人から認められる自分にならなければ」という考えが浮かんできます。

「頭で考える自分の行動」と「実際の現実での自分の行動の差」、その理想と現実のギャップが罪悪感という感情を生み出すのです。

「自分はもっとできる」と思っている人ほど、たまにだらけたりゴロゴロしたりするだけで罪悪感で激しく落ち込んだりします。

自己実現欲求は、罪悪感を感じる原因そのものなのです。

 

欲求が強すぎる人は幸せにはなれない

ハッキリ言いますが、承認欲求と自己実現欲求が強すぎる人は、決して幸せにはなれません。

一つの幸せを手にしても、またすぐに新たな幸せが顔を出し、トレッドミルに乗っているかのように死ぬまで走り続ける羽目になるからです。

もちろん、競争の中で生きるのが好きな人であれば、自分の欲求を素直に追い求める生き方もいいでしょう。

情熱や熱意が強い人は他人と競争するのが生きがいであり、他人がいるからこそ成長し続けられる、そういう人も少なからずいます。

ですが、ただ「幸せになりたい」「楽しく生きたい」「満たされた気持ちで毎日生きたい」と思うのであれば、むやみに欲求を追い求めて生きるのはおすすめしません。

承認欲求と自己実現欲求が生きるのに大切だとしても、多くの人たちは自分の欲求を満たし続けられるほど強くありません。

それに、欲求を満たした瞬間は幸せでも、その幸せには持続力がないためまたすぐに欲求が湧いてきます。

生きづらさを感じる人の多くは、欲求を際限なく追い求めているからこそ、いつまでも心が満たされず、生きるのがつらくなるのです。

 

承認欲求と自己実現欲求に振り回されないために

ここまで、承認欲求と自己実現欲求について解説してきました。

  • 「頑張らなければいけない」
  • 「努力しなければいけない」
  • 「専門的なスキルを身につけなければならない」
  • 「もっと魅力的な人間になって、もっと人生を楽しいものにしなければならない」

こうしたことを考えている人は、間違いなく承認欲求と自己実現欲求が強いです。

ある程度の欲求は人生を充実させますが、強すぎる欲求は逆に生きづらさを招き、不幸にしてしまいます。

では、承認欲求と自己実現欲求に振り回されないためにはどうすればいいのか。

それには、以下の3つが効果的です。

欲求に振り回されないためには
  • 気楽に生きる。
  • 何気ない日常から幸せを汲み取る。
  • 足るを知る。

詳しく解説していきます。

 

気楽に生きる

  • 他人よりどれだけ多くのお金を持っているか。
  • どれだけたくさんのモノを持っているか。
  • 他人と比較して自分はどうなのか。

SNSで他人の生活を見ると羨ましい感情が湧き、他人と比べて自分には何もないと落ち込む人も多いです。

近年、社会や時代は少しずつ変化し、仕事や働き方なども昔と比べて多様化しています。

そうした時代に生きている現代人は、スキルを身につけることや専門的な知識を持つことに一生懸命です。

若者の多くも自己実現を願って努力したり、承認欲求を満たすことを求めています。

ポイント

現代では「一生懸命頑張る」ことが人間の価値だと思われている。

でもこれは間違いで、人間の価値はそんなところにはありません。

頑張ることを賛美するのは、努力でしか人間の価値を判断できない意識高い系の人が言うことです。

そんな意見はゴミ箱にポイッと捨て、肩の力を抜いてもっと気楽に生きてみましょう。

承認欲求を満たさなくても幸せを感じられるものを見つけられれば、必要以上に欲求に振り回されることもなくなります。

 

何気ない日常から幸せを汲み取る

現代社会はとにかく「行動することが大事」だと言っています。

フォロワーが何万人もいるインフルエンサーをはじめ、成功者と言われているビジネスマンもSNSで「行動しろ」と耳にタコができるぐらい呟いているのを目にするでしょう。

現状に満足することは後退だと揶揄し、自己実現のない人間には未来がないと語る。

ですが、本当に大切なのは行動することではありません。

大事なのは「1日1日をどう感じるか」、身の周りのものから「何を感じられるか」です。

行動を起こそうが、何もせずに過ごそうが、生きていて幸せを感じているのであればそれだけで人生は大成功。

幸せのハードルが低ければ、欲求を無理に満たし続けなくとも人生を豊かに生きられます。

ポイント

幸せのハードルを低く保つことが、欲求に振り回されないコツ。

何気ない日常からどれだけの幸せを汲み取れるかは、感受性によって異なります。

欲求に振り回されないためには、何気ない日常生活の中にある幸せに目を向けるのがおすすめです。

 

足るを知る

承認欲求と自己実現欲求に取り憑かれた人には、本当に大切なものが見えなくなります。

それは今ここにある幸せだったり、大事な人と過ごす時間だったり、好きなことをする喜びだったり。

自分を傷つける自傷行為はリストカットだけではありません。

欲求に取り憑かれた人は、自分の心にズタズタに切り刻んでいます。

ポイント

どんなに必要な欲求でも、強すぎる欲求は必ず身を滅ぼす。

欲求に振り回されがちな現代人に必要なのは、「足るを知る」こと。

目標を持ち、理想の自分になるために自己実現を求めるのが大切なときもあります。

他人から求められ、自分の価値を実感するために承認欲求を満たすのも大事ではあります。

でもそれは、必ずしも承認欲求や自己実現欲求を持たなければいけない、というわけではありません。

承認欲求や自己実現欲求を満たさなくても生きていけます。

頑張る自分も、頑張らない自分も人間としての価値は変わりません。

能力やスキルによって人間の価値に差が出るわけでもありません。

自己実現と承認欲求を求めて生きづらさを感じている人は、一度欲求を手放してみましょう。

 

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【まとめ】承認欲求と自己実現欲求を手放してみよう

今回の記事では、承認欲求と自己実現欲求ついて詳しく解説していきます。

まとめは以下のとおりです。

今回の記事でわかったこと
  • 承認欲求は生きづらさを感じる原因になる。
  • 自己実現欲求は罪悪感を引き起こす。
  • 欲求が強すぎる人は、いつまでも幸せになれない。
  • 欲求に振り回されないためには、肩の力を抜いて気楽に生きること。
  • 幸せのハードルが低いと、欲求を満たさなくても充実して生きられる。
  • 足るを知ることは、過剰な欲求を抑える。

承認欲求と自己実現欲求は、人間の欲求の中でもかなり強いものです。

特に現代人は承認欲求に振り回されている人が多く、SNSに夢中になっている人は承認欲求が強い傾向があります。

承認欲求に振り回されると、自分のやりたいことではなく他人の目ばかり気にした生き方になりがちです。

一方、自己実現欲求が強い場合も、理想と現実のギャップに苦しむことになります。

欲求は生きていくのに必要だとしても、しっかりとコントロールしておかなければなりません。

承認欲求と自己実現欲求に振り回されている人は、一度すべての欲求を手放して生きてみましょう。

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