最終更新日 2023年6月13日
こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。
社会人になって働いていると、
- 「どうしてこんなに働いているんだろう」
- 「なんで仕事しないといけないのか」
- 「そもそも働く意味ってなんだろう」
こうした悩みを抱いたりしますよね。
社会人になれば色々な悩みが湧いてきますが、「働く意味」については誰もが一度は悩んだことがあるでしょう。
私も朝から晩まで働いて疲れたときや、やりたくもない仕事をしているとき「自分は何のために働いているのか?」と考えることがあります。
仕事は人生の多くの時間を費やすものです。
そうした中で、仕事にやりがいがなかったり、働いている意味がわからないままだと、仕事に嫌気が差してしまうでしょう。
そこで今回の記事では、働く意味とは何なのかについて、後半では働く意味と重要な関係を持つ「仕事のやりがい」についても解説していきます。
働く意味に悩んでいる人、何のために働いているのか知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
働く意味とは
まず前提として、働く意味についてはすべての人が納得できる正しい答えがあるわけではありません。
お金のために働く人もいれば、仕事内容にやりがいを持って働いている人もいます。
ただの暇つぶしで働いている人もいれば、夢や目標を持って働いている人もいるでしょう。
働く意味は最終的には自分自身で見つけなければならず、他人の答えが自分の答えになるわけではありません。
そのことを頭に入れた上で、ここからは私が思う「働く意味」について解説していきます。
働くのは生きるため
結論から述べると、「働く意味」について何年も悩んだ私がたどり着いた答えは、人が働くのは「お金のためであり、生きるためであり、食べるため」という根も葉もない答えです。
世の中の成功者やお金持ち、書店の棚に綺麗に並べられているビジネス本や自己啓発本の中には、「お金のために仕事をしているわけじゃない」という言葉が書かれているのをよく目にするでしょう。
ですが、この甘い言葉に騙されてはいけません。
人間が働くのはお金を稼ぐためであり、生きるためであり、食べるため。
これが仕事の真理であり、人生の道理です。
働く意味について悩む人の多くは、何かしらの意味を求めがちですが、現実にそんなものは存在しません
あるのは、「お金のために働く」「生きるために働く」「食べるために働く」という、厳然たる事実です。
もちろん、人によっては違う答えを持って働いている人もいますし、素晴らしい仕事観を持って働いている人もいます。
ですが、そうした人たちも「何のために働いてお金を稼いでいるか?」と問われれば、「衣食住のために働いてお金を稼いでいる」と認めざるを得ないでしょう。
生きるためにはお金が必要
現代では、「お金のためではなく、やりたいことをやっているだけです」と語るインフルエンサーやビジネスマンをたくさんいます。
ですが、何をやるにしても、やりたいことをやるには必ず「お金」が必要です。
そして、やりたいことをやるにはまず生きなくてはならず、生きるためには食べなくてはなりません。
つまり、やりたいことが何なのかはともかく、やりたいことをやるには「生きるため」「食べるため」にお金が必要になり、そしてお金を稼ぐためには働かなくてはならないのが現代社会です。
お金がないと衣食住が確保できない。
やりたいことがあっても、お金がないとできないことも多い。
このことを前提にして考えると、「働く意味=お金のため」ということがわかるでしょう。
映画にもなった「闇金ウシジマくん」というマンガの中には、主人公のウシジマくんが「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ」と言っているシーンがあります。
これはまさに、働く意味の真理を捉えている言葉です。
すべてに必要なお金を稼ぐために働く
近年、ビットコインなどの暗号通貨(仮想通貨)の需要が世界中で高まっています。
ですが、日本では現在「円」以上に価値のあるものは存在しません(普及率と信用性の面では「円」以上に価値のあるものはないという意味)。
日本で何かモノを買ったり、住宅に住んだり、税金を払ったりするためには「円」というお金が必要になり、これは日本国に住んでいる限りは誰もが従わなければならないルールです。
近所の川で拾った石を、どれだけ熱心にその価値を伝え、その石で食べ物を買おうとしても、国家が「価値のあるもの」と定めていない以上、その石に価値があったとしてもそれと引き換えにモノを買うことはできません。
何かをするためには必ずお金が必要であり、全てに必要なお金を稼ぐために、人は働いている。
しかし、だからといってお金を稼ぐために何もかもを犠牲にしろというわけではありません。
「お金こそがすべて」「お金さえあれば何でもできる」という思考回路になると、「お金がなければ何もできない」「お金がないと幸せになれない」という間違った考えになってしまいます。
大事なのは、自分に必要なお金の量を知っているかどうかです。
でも、お金に捉われて働いてはいけない
よく言われるように、幸せを感じるハードルは上げるよりも下げるほうが圧倒的に難しいです。
ですが、自分なりの幸福のハードルを持ち、ハードルを周りよりも低く保っていればお金はそこまで必要ありません。
それが結果として、働き方の選択肢の多様化をもたらします。
幸福のハードルが低いと自分にとって必要なお金を稼ぐだけですむので、精神的に追い込まれるブラック企業で働く必要もありません。
- 何気ないことに幸せを感じられるので、お金で幸せを買う必要がない。
- 必要以上のお金を稼ぐ必要がないので、働く時間を短くできる。
- 働く時間を短くできるということは、仕事の選択肢の幅が広がる。
働く意味について悩む人の多くは、仕事への不満と身体的なストレスが大きな原因となっている人が多いです。
それならまず、「自分にとって害のある時間を減らすにはどうすればいいか?」を考え、自分の価値観や幸福感について考えてみましょう。
お金に捉われて働くことは、自分を見失うことにもなりかねません。
何のために働いているのかわからない人は、お金は自分の価値観の中でどの位置にあるのか?自分が求める幸せには「お金」は本当に必要なのか?と一度自問してみるのがいいでしょう。
仕事にやりがいがないと働く意味がわからない
ここまで解説してきたとおり、働く意味は「食べる」「生きる」「お金」の3つが基本となっています。
ですが、そもそもなぜ人は働く意味に悩むのか。
結論から言うと、それは仕事にやりがいを感じていないからです。
ここからは、働く意味に重要な仕事のやりがいについて解説していきます。
やりがいは探すから見つからない
働く意味について悩む人は、「今よりやりがいのある仕事がしたい」「人の役に立っている仕事がしたい」と思っている人が多いです。
毎日毎日同じ仕事の繰り返し、意味があるのかわからない作業、ただ1日早く時間が過ぎるのを待つ。
そんな毎日に嫌気が差している人も少なくありません。
友達や知り合いの中にも、今の仕事に対して「飽きた」「つまらない」と言っていたり、仕事に対して嫌悪なイメージを持っている人もたくさんいるでしょう。
ですが、そもそも「やりがい」というのは仕事そのものにあるわけではなく、自分で作り出していくものです。
やりがいは探すからこそ見つからず、「探す」のではなく「生み出すもの」としてやりがいを考えれば、今の仕事にもやりがいを感じることはできます。
やりがいは自分の心で作り出すもの
たとえば、接客業や販売業・介護職という職種は、一般的には「やりがいのある仕事」「人の役に立っていると実感できる仕事」と思われています。
お客さんやおじいちゃん、おばあちゃんからの「ありがとう」という言葉で「自分は役に立っている」と感じ、その仕事に対してやりがいを感じる。
そうした、人と直に接する仕事はやりがいのある仕事と言われることが多いです。
ですが、そうした職種も仕事そのものにやりがいがあるわけではなく、みんな自分の心でやりがいを作っています。
たとえば、
- 「めんどくさい」
- 「だるい」
- 「やりたくない」
- 「早く帰りたい」
- 「休みたい」
- 「眠い」
と思っていれば、お客さんに「ありがとう」と言われてもやりがいは感じられず、どんな職種の仕事をしても変わりません。
やりがいとは決して「この仕事をすればやりがいを感じられる」「介護職ならやりがいがある」というものではなく、自分が仕事に対して思う気持ちによって感じるものです。
「あの人の仕事はやりがいがありそうだな」と思うのはすべて幻想でしかありません。
実際には、その人が自分でやりがいを作り出している姿を、それを見ている自分が「あの人はやりがいのある仕事をしている」ように見ているだけなのです。
主体的に取り組む=やりがいが生まれる
では、どうすればやりがいを生み出せられるのか。
それは、仕事に対して「主体的に取り組む」ようにすること。
働く意味がわからなかったり、仕事にやりがいを感じられない原因の多くは、仕事を「やらされている状態」だからです。
それを主体的に取り組む「自分からやっている状態」に変えれば、やりがいを感じて働くことができます。
- 主体的に取り組んでいる状態⇒自分の頭で考え、工夫しながら仕事に取り組んでいる状態。
- 受動的に取り組んでいる状態⇒上司や他人に言われながら、言われたことだけやる状態。
与えられた仕事を惰性でこなすのではなく、「仕事をうまくやるにはどうすればいいか」を常に自分の頭で考え、工夫し、実行すること。
「あいつは仕事が遅い」「やりたくない」「帰りたい」という余計なことは一切考えず、ただ目の前の仕事にだけ集中して取り組む。
仕事はやらされている状態ではただの「作業」に過ぎず、主体的に取り組んではじめて「仕事」になります。
一番好きな作業を仕事にする
ほかにも、やりがいや働く意味は自分の一番好きな作業を仕事にすることでも感じることができます。
たとえば、普段自分が「楽しい」「好きだ」と感じることを思い出してみましょう。
- ゲームをしているとき
- スマホをいじっているとき
- 友達と遊んでいるとき
- 音楽を聞いているとき
- 映画を見ているとき…etc
このように自分がやっていて楽しいと思うことを思い出し、その楽しいと思うことを作業に置き換えます。
ゲームをしているときが楽しいと感じるのであれば、「ゲームをしているときの何に対して楽しさを感じているのか」を考える。
頭を使ってクリアしているとき、コツコツレベルを上げているとき、ストーリーを楽しんでいるときなど、ゲームをやっていてどの作業に楽しさを感じているのかを論理的に考える。
頭を使ってクリアしているときが楽しいと思うなら、自分が好きな作業は「考えること」、コツコツレベルを上げているときが楽しいのなら、「コツコツ作業」や「ルーティンワーク」が向いているといえるでしょう。
- ゲームのレベル上げが楽しい⇒コツコツ作業、ルーティンワークが向いている。
- 頭を使って考えるのが楽しい⇒プログラマーや企画を考えるなど、論理的に考える仕事が向いている。
- 人と接するのが楽しい⇒接客業や営業職が向いている。
自分が一番好きな作業は、普段自分が楽しいと感じることを作業に置き換え、「どこに楽しさを感じているのか」を考えればわかります。
そしてその好きな作業に似た仕事をする。
そうすればやっている仕事は一番好きな作業なので、興味のない仕事をしているときよりもやりがいを感じやすくなります。
【まとめ】働く意味は生きるため
今回の記事では、働く意味とは何なのかについて、働く意味と重要な関係を持つ「やりがい」について解説してきました。
まとめは以下のとおりです。
- 人が働くのは「お金」のためであり、生きるためであり、食べるため。
- 働く意味に悩むのは、仕事にやりがいがないから。
- やりがいは仕事に主体的に取り組むことで生まれる。
- 好きな作業の仕事をしていれば、やりがいを感じやすい。
- 働く意味がわからないなら、やりたい仕事に転職するのも1つの手。
「人はなんのために働くのか?」という働く意味に対する答えは、「人は生きるために働いている」というものです。
そして、そもそも働く意味について悩むのは、今の仕事にやりがいを感じていないからでもあります。
働く意味の本質が「お金と生きるためと食べるため」だったとしても、やりがいを感じながら仕事をするのは大事なことです。
私も昔は働く意味に悩んでいましたが、自分にとってやりがいのある仕事を見つけてからは、働く意味に悩むことはなくなりました。
「仕事にやりがいがない」「何のために働いているのか」と悩む人は、まずはやりがいのある仕事をしてみましょう。
自分に合った仕事をしていれば、働く意味に悩むことなく、やりがいを感じながら楽しく働くことができるはずです。
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