「一人」と「独り」の違いについて解説【一人は好きでも独りは嫌い】

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最終更新日 2024年2月5日

こんにちは、竜崎(@ddd__web)です。

現代では一人で過ごすことが苦手な人はとても多いです。

今の世の中は誰とでもすぐにつながることができ、SNSを通じれば普段自分が関わるはずがない人たちとも簡単に関わりを持つことができます。

誰かと連絡を取りたいと思えば、スマホの上で親指をスラスラ動かすだけで、仮想空間上で簡単に誰とでも会話ができる世界に生きているのが現代人です。

しかし、簡単に人とつながれることは、逆に言えば「人とつながっていない自分には価値がない」と考えがちになります。

  • 「休日に一人寂しく過ごしている」
  • 「誰かと話したいけど相手がいない」
  • 「そもそも友達や恋人がいない」

人とつながるのが当たり前の社会では、一人でいることを「寂しい人間」「誰からも必要とされていない人間」とラベルを貼りがちです。

だからこそ、現代人の多くはSNSでの交流に精を出したり、週末の予定を埋めるために友達に連絡したりします。

ですが、一人でいることは悪いことではなく、多くの人たちは「一人」と「独り」を勘違いしています。

これは単なる言葉遊びではなく、現代での人間関係を考える上でも大切なことです。

今回の記事では、「一人」と「独り」の違いについて詳しく解説していきます。

私は一人は好きですが、独りは嫌いです。

どういう意味なのか興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

誰かとつながるのが当たり前の社会

現代はスマホとSNSによって人間関係のフリー化がもたらされた時代です。

スマホを持ってSNSを利用していれば、音楽の趣味が合うまったく知らない人と仲良くなることができ、相手の性格と自分の性格が合っていると感じる人をフォローして絡むこともできます。

人間関係のフリー化は現代人に大きな恩恵をもたらしました。

人は元々社会的な動物であり、自然と他人や社会とのつながりを求めるものですが、つながりを求める気持ちを誰でも簡単に行動に移すことができるのが現代です。

ですが、こうした人間関係のフリー化は多くの人たちから「一人の時間」をごっそりと奪っています。

よく、週末に一人で過ごしていると「寂しい」「孤独」「つまらない」と感じる人が多いですが、これは現代人の孤独耐性が低くなっていることが原因です。

「いつでも簡単に誰かとつながれる」というのは、「いつでも誰かとつながっていなければならない」という強迫観念を生むことがあります。

  • LINEが来たら返さないといけない。
  • 友達のインスタにいいねしないといけない。

現代は人間関係がフリー化しているのに、まるで人間関係を楽しまないのは損だとでも言いたげな社会です。

 

「一人」と「独り」の違い

私は「一人」は好きでも「独り」は嫌いです。

前者の「一人」は単純に状況的な一人を指しますが、後者の「独り」は社会的な文脈の中での孤独な状態を指します。

  • 一人=状況的に一人でいる状態。
  • 独り=社会的に孤独な状態。

一人が好きで、何でもあえて「一人」で行動する人は「独り」ではありません。

一方、社会的なつながりを持たず、ずっと自分の殻に閉じこもっている人は「独り」です。

たとえば、引きこもりは社会的なつながりが希薄なので「独り」になります。

「一人」は自由を与えてくれますが、「独り」は孤独を感じる原因になる。

「一人」の自由はストレスをフリー化してくれますが、「独り」の孤独はネガティブな感情をフリー化してしまう。

自分が実感する「ひとり」の状況次第で、精神的な状態がまるで異なるのです。

 

一人はストレスをフリー化する

私は基本的に一人で時間を過ごすことが好きです。

自分の好きなことを好きな時間にできる自由は快適以外のなにものでもありません。

食べたいときに食べ、寝たいときに寝て、行きたいところに行き、やりたいことを飽きるまでする。

こんな贅沢な時間はほかにはないと思ってるくらいです。

他人に束縛されない時間のフリー化は、ストレスのフリー化にも貢献してくれます。 

やりたいことを好き勝手にやってストレスを感じる人はいませんよね。

つまり、私にとっての人間関係のフリー化は、時間のフリー化とストレスのフリー化へとつながっています。

だから私は「一人」が好きなのです。

 

孤独感の原因は「独り」

「一人」は単なる状況的に一人でいることを指しますが、それに対して「独り」は社会的・環境的に独りでいることを指します。

「一人」は時間やストレスをフリー化してくれますが、「独り」は孤独感や空虚感、虚無感といったものを感じる原因です。

よく「人は孤独感を感じると病気になりやすく、健康寿命も短くなる」と言われますが、これは「独り」のことを指しています。

孤独感を感じる「独り」の状況だと、周りに頼れる人が誰もいなく、生きていてもつまらなく、自分に価値がないと思いがちです。

つまり、ただ一人でいる孤独な状況が悪いのではなく、社会的に孤立している独りが健康寿命や精神的に悪影響をもたらすのです。

社会的な孤独を感じる「独り」が、病気や健康寿命を蝕む。

一人でいることにストレスを感じない人は、周りから見て孤独と思われても何の問題もありません。

問題なのは、一人でいることにストレスや孤独感を感じる、「独り」の状態になることです。

本人が孤独かどうかは主観的なものであり、本人が社会とのつながりを感じていれば、一人でいても孤独を感じることはありません。

私自身、一人でいる時間を過ごすことが多いですが、孤独感や寂しいと感じることはほとんどないです。

もちろん、体の健康状態からメンタルの状態まですこぶる好調です。

 

「独り」ではなく「一人」になろう

上記では、「一人」と「独り」の違いについて解説してきました。

世間的には一人でいることは寂しい人、孤独な人と思われたりしますが、自分が孤独を感じていないのであれば問題ありません。

逆に、一人でいることによって人間関係がすっきりしたり、ストレスがなくなったり、自由な時間が増えてやりたいことができたりなど、一人でいることのメリットはとても大きいです。

私も一人でいる時間が増えたことで、自分の好きに時間を使うことでき、精神的にかなり楽で安定しています。

社会的に「独り」になるのは避けるべきですが、状況的な「一人」になることは思った以上に楽しいものです。

 

不必要な人間関係を手放す

大人になってから、一人で過ごす時間の大切さに気づく人も多いでしょう。

学生時代は友達との関係が日常生活の大部分を占拠していましたが、社会人になって大人になるとそうはいきません。

一人暮らしをしていれば食事や家事は自分でしなければならず、仕事や恋愛、職場の人間関係などで必然的に自由な時間は減っていきます。

だからこそ、社会人の多くは「自由になりたい」「もっと遊びたい」「好きなことがしたい」と思うのです。

ですが、自由な時間は意外と簡単に手にできます。

不必要な人間関係をスッパリ断捨離し、一人でいる時間を確保する。

これだけです。

学生の頃の一人は苦痛でも、大人になれば一人が快適へと変化する。

もちろんこれに個人差があるので一概には言えませんが、現代の人間関係のフリー化は不必要な人間関係ができやすくなっています。

ちょっと話が合えばすぐに友達となり、一回会っただけで「友達」や「友情」といった言葉を口にする。

こうした関係に本質的な価値は存在しません。

都合の悪いことが起きれば、すぐに自分の元からいなくなるでしょう。

そうした関係なら、思い切って断捨離してしまったほうが生活も心もすっきりします。

 

人と適度な距離間を保つ

人間関係のフリー化は、より多くの人と関係を持つことを可能にしました。

でもその一方で、人との絆のつながりはスーパーに売ってる安いヒラメぐらい薄いものになりました。

人は一人では生きていけない。

これは真理です。

ですが、人間関係をたくさん持つことが正しいわけではありません。

社会的に孤立している「独り」は避けるべきですが、人生を自由気ままに楽しむためには「一人」になることも大切です。

適度な距離感を保ちながら、普段は自分の人生に集中しながらも、必要なときに助け合い支えあう関係性。

それこそつながり過ぎる現代で、人間関係を良好に保つ秘訣だと思います。

何でもかんでも「より多く」を望むのは、豊かになりすぎた現代人の悪い癖です。

よく言われるように、大事なのは「量」ではなく「質」

社会の中で生きる以上、人間関係が大切なのは言うまでもないことですが、孤独耐性が低いままだと精神的に自立することは難しいです。

現代の自立については下記の記事でも詳しくまとめているので、興味がある人はぜひ読んでみてください。

【自立=一人暮らしは勘違い】自立とは他人に依存していない状態のこと。

2022年6月18日

常に誰かとつながることを強いられる社会では、あえて「一人の時間」を持つことは生きづらさを解決するとともに、人間的な成長にも欠かせないことだと思います。

 

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まとめ:「一人」と「独り」を間違えないこと

今回の記事では、「一人」と「独り」の違いについて詳しく解説してきました。

まとめは以下のとおり。

今回の記事のまとめ
  • 「一人」は状況的に一人でいる状態。
  • 「独り」は社会的に孤立している状態。
  • 現代は誰かとつながるのが当たり前の社会になっている。
  • 「つながるのが当たり前」が「つながらないと価値がない」と感じさせる。
  • 自分が孤独を感じていなければ、一人でいることに問題はない。
  • 一人でいることで人間関係がすっきりしてストレスが減る。
  • 社会的に「独り」になるのは危険、でも「一人」の時間は大事。

現代人は孤独耐性が低い人が多く、一人でいることに抵抗を感じる人も少なくありません。

誰かとつながるのが当たり前だからこそ、友達や恋人、気軽に遊べる人がいない自分には価値がないと思いがちです。

ですが、そもそも現代は不必要な人間関係を築きがちで、孤独感や寂しい気持ちを埋めるために誰かとつながっているケースがほとんど。

そうしたつながりには何の意味もありません。

「独り」になるのは避けるべきですが、「一人」でいることは自分の人生に多くのメリットをもたらします。

社会とのつながりを適度に保ち、一人で好きなことをやりつつ、本当に必要なときに助け合って支え合う。 

それが本当に意味のある人間関係なのではないかと思います。

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